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【2年生】2学期の性に関する教育

12月17日(水)に2年生の2学期の性に関する教育を行いました。

題材「多様な性について学ぼう」

めあて「多様な性について正しく知り、誰もが安心安全に暮らせるようにするために必要なことを考えよう」

 

 

 

性を決定する4要素「SOGIE」、性的マイノリティ「LGPTQ」などについても正しく知りました。

現代のニーズ、正しい知識・情報を確認した上で、私たちの日常生活の身近な所での困りごとを考えていきます。

 

 

  

現状を知り、必要性を認識して、自分たちの身近な問題としてとらえて活動します。

 

 

大事なのは「誰もが安心して使える」という視点。その視点で学校のトイレをチェック!

 

「トイレ」に関する問題は、身近で切実な問題です。

 

 

 

どのようなことに気づいたり、考えたりしたでしょうか。

 

活動したグループでまとめたら、全体で共有【シェアリング】をします。

 

 

 

【各グループから出された気づき】

・足で流せるように、押しやすいところにボタンがあると良い(手のけがや病気で不自由な人も使いやすい)

・トイレが狭い(車いすの人が利用しにくい)

・ポーチなどの物を置くところが狭い

・仕切りを高くする(プライバシーを守る)

・窓の位置(中に人が入っているのがわかる)

・ブラシを置く場所を変える

・トイレットペーパーの位置

・男子トイレの個室が少ない

・個室のスペースが狭い

・個室のドアが横スライドのドアの方が車いすの人も使いやすい  など、たくさんの気づきがありました。

 

公共の場所(コンビニ、スパー、病院、役所など)では、「誰もが安心安全に使えるトイレ」が増えてきています。

 

このような視点で、改めて日常生活の様々な場面を見てみると、いろいろなことに気づいたり、もっとこうすれば使いやすくなるかも?というような具体的なアイデアが出てきたりするかもしれません。

そういう気づきや考え方が広がっていって、「多様な誰も」が「安心安全に」生活できる社会に変わっていくことにつながっていきます。

 

【学習後の感想から】

にっこり「僕は、今回の話を聞いてとても学んだなと思いました。それは、多様な性や人権についてです。否定したり、からかったりして良くないことが実際に起きていることもわかったので、この学習の機会を大切にして過ごしていけると良いと思いました。」

笑う「今日の授業で、人間にはいろんな性があって、それを認め合って生きていかないといけないということを学べました。今まで、LGPTQの人に出会ったことがなかったので実感がわかなかなかったけど、統計によると左利きの人と同じぐらいの割合でいるということが分かって驚きました。批判せずにちゃんと受け止めて、話を最後まで聞きたいです。」

興奮・ヤッター!「私は『LGBTQ』のことは知っていましたが、今日の学習で、それが何を指すのか、何が問題なのかを知ることができました。また、芸能人で公表する人がいるけど、その人たちは、本当はとても怖いし、勇気をもって公表しているのだなと思いました。身近にも左利きやAB型のような割合でいることなので、もしそういうことを聞いたり、相談されたりしたら、きちんと聞いて、他の人が言っていたら注意してあげたいと思います。」