学校の様子

12月1日 ”師走”第1号

「師走」・・・『先生が忙しくなる時期』???ではなく、改めて調べてみると、「師」とは①お坊さん ②御師(寺社にお参りに来る人たちをお世話する人) ③そもそも人を表すものではない など、諸説あるそうですね。いずれにしても、世の中が年末に向けて慌ただしく(気ぜわしく)なる時期には間違いありません。日没も早くなりました。地域や保護者の皆様、心の余裕をもって、無事に年末年始を迎えていただけると嬉しいです。

さて、その師走第1号の記事は、初期研修(1年目)道徳の研究授業です。本校には採用されたばかりの初任者がおります。日々、教科指導や生徒指導、さらに部活動指導とてんてこ舞いの毎日ですが、大変熱心に物事に取り組む”人財”です。今日はその初任者の研究授業が4時間目に行われました。

中学校1年道徳

主題:自分の弱さを乗り越えて(よりよく生きる喜び)「銀色のシャープペンシル(光村図書)」

落ちていたシャープペンシルを、つい自分の物としてしまった主人公が、罪悪感を感じ、自分の行動をどのように改めるのが良いのか、葛藤する教材です。自分も周囲もよりよく生きるために必要な考え方や言動について、生徒たちは自分の考えをまとめ、友だちの考えを受容し、そして自分自身の日常生活に生かすようなきっかけにしていたようです。

授業の中では、つい自分を誤魔化したり正当化したりする場面もあると思いますが、心にモヤモヤを抱えたまま過ごすのは、何となく嫌だなあ・・・という実際の経験にも触れられていました。

頭では分かっていても、つい・・・ということもある!では、その後どうする?ということについて、改めて考えることができていたのではないかと思います。週に1時間しかない道徳の授業ですが、日々の生活の中でも考えたり感じたりしていることは『道徳的な価値』が上がることにもなり、それを学びとすることで『道徳的実践力』につながっていきます。

失敗や間違いから学び、自分の成長に繋げていけるといいですね。

授業を見せてくれた1年2組の皆さん、ありがとうございました。