学校の様子

12月15日 平和交流報告会

 本日の6校時は、平和交流事業に関する報告会がありました。報告会の冒頭には生徒会長から挨拶があり、身近な話題として「クリスマスケーキの値段の高騰」に触れながら、世界情勢とのつながりについて語ってくれました。物価の変動は私たちの日常に直結しており、その背景には国際的な緊張や戦争の影響があることを改めて考えさせられます。生徒会長の言葉は、単なる季節の話題にとどまらず、平和の大切さを私たち一人ひとりに問いかけるものでした。

 そして、夏休みに長崎と沖縄で行われた平和交流に参加した本校代表生徒2名による発表がありました。
生徒たちはパワーポイントを用いて、自らの目で見て感じたことを堂々と発表し、参加者に深い学びを届けてくれました。発表の中では「ピースメッセンジャー」という言葉も紹介されました。ピースメッセンジャーの役割としては、「次世代を担う若者が平和学習を体験し、その経験を地域で共有・伝承する」ことが挙げられます。戦争を経験していない世代の私たちにも、できることはたくさんあるのだと改めて気づかされました。

 戦後80年が経過し、戦争を直接知らない世代が増えています。しかし、「知らない」「分からない」で終わらせるのではなく、少しでも学ぼうとする姿勢を持つことが大切です。今回の発表は、その意義を改めて私たちに示してくれる貴重な機会となりました。