学校の様子

10月29日(金)ひのかげ近未来会議

1029日(金) ひのかげ近未来会議

1029日(金)に日之影中学校体育館で「ひのかげ近未来会議」を開催しました。

 

日之影中学校では昨年度より、「ふるさと日之影への誇りと愛着を持ち、自分の未来に向けて行動できる人材の育成」を目指し、地域との協働によるキャリア教育を推進しています。

その一環として、3年生が、ふるさと日之影の課題と向き合い、解決テーマを探究する学習「ひのかげ近未来会議」に取り組んでまいりました。

 

「児童福祉の充実」「林業の振興」「農業の振興」「観光業の活性化」という4つのテーマについて、町役場や地域の方々にもご協力いただき、対話や協議を重ねる中で、生徒たちが当事者意識を持って主体的に学びを深めてきました。

 

本日は、今までご協力いただいた町民の方々をはじめ、役場や議会などの来賓の方々などにご観覧いただき、グループごとにプレゼンを行っていきました。

  

「児童福祉の充実」グループでは、「公費支援型塾の定期開催」「ヘッドセットの整備」の提案がありました。

なぜ公費支援型塾やヘッドセットが必要なのか、アンケート調査結果やこれまでの体験などの具体的根拠から提案を行いました。

生徒の学習に対する意欲の高さが見えました。


「林業の振興」グループでは、「循環型林業体験」の提案がありました。

林業班では会場に、生徒が実際に作った木でできた積木の展示コーナーも作られていました。


林業の抱える課題についてユーモアを交えながら観覧者にわかりやすく説明し、林業に対するイメージアップするための解決策の提示へとつなげていました。


「農業の振興」グループでは、「夏休みの民泊農業体験」の提案がありました。

農家さんたちにインタビューを行い、農業に対するイメージが実際とは異なることや、体験を通して農業の楽しさに気づいたことから、実際に体験することの良さについて発表しました。


「観光業の活性化」グループでは、「旧役場跡や小学校跡地でカフェやイベントを行う」という提案がありました。

「どうすれば観光客が増えるのか」をテーマに、実際に公式ラインや動画を作成し、発表ではYouTubeに上げている動画を実際に見せてくれました。

日之影町の魅力を多くの人に伝えたいという、生徒のふるさとへの愛情を感じました。


どのグループもしっかりとした探究内容や日之影町の抱える課題に対する解決策の提示をすることができ、なによりもたくさんの大人の前で堂々とした発表をやり遂げた生徒たちの成長ぶりに感心させられるばかりでした。

 

プレゼン後、大人の方々にも生徒の中に混じってもらい、フリートークをしながら「みんなが笑顔で生き生きと暮らす日之影町にするために自分にできること」を語っていきました。


自分の町の未来について大人とも堂々と意見を交わす姿や、自分の意見に根拠を持ってしっかりと発言する姿からは、未来の日之影町を背負っていくという決意が見えたように感じます。



3月から約半年間、ふるさとである日之影町の課題と向き合い、地域の方々と協働しながら、その解決に向けて主体的に探究するという貴重な体験を行うことができました。

今回の活動を通じて、それぞれが今後の自分の生き方や、ふるさとに対する誇りや愛着などを一層深めることができたと感じております。

 

ご支援、ご協力いただきました皆様に改めてお礼申し上げます。