校長あいさつ

「REBORN! HONJO」

校 長   宮竹 恵理 

 

 

 本庄高校は、宮崎県中央部に位置する国富町及び綾町からなる東諸県郡内唯一の高校です。 県内でも有数の歴史と伝統を誇る総合学科の学校です。本校の学び舎がある国富町本庄地区は、4世紀から6世紀にかけて造られた60基ほどの古墳が点在し、江戸時代には本校の眼下に流れる本庄川を利用した物流の拠点として幕府直轄領(天領)が置かれていました。現在は、農業はもちろんのことソーラパネルなどの「先端技術産業の町」として活気を呈しています。また、隣町の綾町は、日本最大級の照葉樹林を有し、ユネスコエコパークにも指定されるなど、「照葉樹林都市」「有機農業の町」として、毎年多くの観光客が訪れる県内でも屈指の観光地です。

 このような地域の素晴らしい教育資源に恵まれている本校は、

 

「築け 地域との新しいつながり  拓け 学校の可能性  照らせ 生徒の未来」

 

をスローガンに掲げ、コミュニティ・スクールとして地域資源を学びに取り入れ、総合学科の特色を活かした教育を実践し、これからの社会や地域貢献できる人材の育成を目指しています。

 本校は、令和に入り大きく生まれ変わりました。まず、令和元年度に県教育委員会から学校運営協議会制度(コミュニティ・スクール)の指定を受け、学校運営に地域の声を積極的に生かし、地域と一体となって特色ある学校づくりを進めています。また、令和2年度からは「スクール・アイデンティティ」と言われる学校の基本コンセプトを一から作り直して新しい教育をスタートさせました。具体的には、時代にマッチした魅力ある4つの新しい系列(アカデミックフロンティア・フードビジネス・ビジネスイノベーション・ライフデザイン)をつくり、多種多様な教科・科目の中から生徒一人ひとりが学習内容を選択してオーダーメイドの時間割を作れるようにしました。
 2年次の「デュアルシステム実習」、3年次の課題研究を通じ、各自が学びを深め、最終的には自己の進路実現ができています。
 今年度からは、さらに選択科目にeスポーツやダンスも取り入れました。公立の学校でこれらの選択授業がある学校は極めて珍しいと思います。また、新たな学びの形「Honjo学」も導入しました。
 生徒の考えや生き方をもとに選択できる県立高校初の「選べる制服」、国富町からの支援を受けた生徒寮「くにとみ寮」なども、時代を先取りした取組と言えます。。
 100年を超える伝統の中に、変化の大きなこの時代に合った変革を組み込み、「Re Borrn」新しい学びの歴史をつくっている学校です。 
 このような様々な新しい教育が体験できる本校での学びをとおして、叶えたい夢や理想の実現に向けて、それぞれの一歩を踏み出してみませんか。