尾鈴祭の舞台裏

大成功に終わった尾鈴祭。

合唱コンクールや劇、展示物のそれぞれにはドラマがあり、涙と感動がありました。
作品を作りあげていく過程の中で生徒達が大きく成長したと、多くの保護者・職員が感じた尾鈴祭となりました。

前回のブログでは生徒全員が作りあげた尾鈴祭を紹介しましたが、今回はその尾鈴祭を企画・運営した本校の生徒会についてお話したいと思います。

現3年次生に所属する前生徒会長をはじめ、その他の旧生徒会役員にとっても最後の企画となった尾鈴祭。
彼らは準備期間中、遅くまで学校に残り準備をしていました。

私が部活動を終えて帰ろうとする時間帯にも、職員室に戻るとカメラやスケッチブックを抱えて先生方にメッセージ書きを依頼している姿などを見ることがよくありました。

尾鈴祭当日。
生徒達の休憩時間。本部席で机にうつぶせになって休む役員たち。
都農高校 尾鈴祭 生徒会の様子
スタートしたばかりの尾鈴祭にホッとしたからか、疲れがピークに達した為か、たった10分程の時間でしたが休憩していました。

合唱コンクールが始まった時。
それぞれのHRでは上手に歌えるか、間違わずに伴奏できるか、入賞できるかと心配だったと思います。
都農高校 合唱コンクール 見守る姿
その姿をステージ横で見守りながら生徒会役員は時間を計ったり、スケジュールの進行を確認したり、生徒・職員・保護者の思い出となる尾鈴祭にするために運営に努めていました。

3年生役員にとっても高校生活最後の学校行事。
きっとクラスの友人と一緒に鑑賞したり一緒に緊張したりと同じ時間を過ごしたいという思いもあったのではないでしょうか。

都農高校 尾鈴祭 生徒会の様子2
尾鈴祭の終わりが近づくにつれて、安心した表情を見せる生徒会役員達でしたが、その表情の中には「これで最後だ」という悲しい表情を見せる者もいました。

尾鈴祭が終わり、後日生徒会役員より「大変だった。」「忙しかった。」という言葉を聞きました。しかし、「楽しかった」という言葉を一番多く聞きました。

都農高校 尾鈴祭 生徒会の様子3
閉会行事の時に流れた映像を見ながら涙を流す生徒会役員たちの様子です。

これまでの活動を振り返り、「このメンバーで企画・運営をするのはこれで本当に最後だ」と涙を流していました。

都農高校 尾鈴祭 生徒会の様子4
最後に、生徒会担当の職員より裏方として頑張ってきた彼ら・彼女らに対して労いの言葉が送られました。
旧生徒会長は感極まってずっと涙を流していました。


今年の尾鈴祭では、私自身も職員バンドや軽音楽部のバンドの一員として参加しましたが、1つ1つの作品は全て、クラスの友人やバンドのメンバーと作りあげられました。
作品が上手に出来なければ落ち込むし、悔しい思いもします。
しかし、全員で作りあげた尾鈴祭をだからこそ、心から「楽しかった」「よい思い出ができた」という気持ちで終えることができたのだと思います。

個ではなく、全員で作りあげるから楽しいと思える。それが都農高校の文化祭です。

尾鈴祭を作りあげる過程で、それぞれの学級、それぞれのグループの中にドラマがあり、成長がありました。今後の学校生活にこの学びを活かしつつ、来年は更に素晴らしい尾鈴祭を作りあげていきましょう。

生徒会のみなさん。
感動をありがとうございました。