1.なぜタッチタイピングをするのか?
現在の児童生徒はスマートフォンやタブレットなどの情報機器をいとも簡単に扱っています。小学生のうちからスマートフォンを使っている状況です。これから先、さらに情報機器を使わなければならない場面が出てきます。人工知能(AI)が広く浸透することで、より一層使うことになるでしょう。
そのような将来に向かっている中、文部科学省は2020年に学習指導要領を改訂します。「総則」の解説に「慣れ親しませることから始め」とあるように,低学年の段階からコンピュータなどの情報手段を身近な道具の一つとして,操作を体験したり,楽しさを味わわせたりすることにより,親しみを持ち,抵抗感なく使うことができるようにすると書かれてあります。
さらに,発達の段階に応じて「キーボードなどによる文字の入力,電子ファイルの保存・整理,インターネットの閲覧や電子メールの送受信などの基本的な操作」の習得に取り組み、小学校段階で「確実に身に付けさせる」ことが必要と書いています。
2.タッチタイピングのメリットは?
(1)入力スピードが速くなる!
キーボードを見ながら入力する10の仕事が、タッチタイピング入力だと20できるとすれば、かかる時間は半分になります。当然仕事の効率も良くなりますので、次の仕事に取り掛かれたり、早く帰宅できるようになります。
(2)ミスに気づきやすくなる!
キーボードを見ずに、画面を見て仕事をしていくので、文字の入力ミスに気づきやすくなります。お金に関する数字の入力ミスは、会社にとって取り返しのつかない大きな問題にもなりかねません。そのようなミスを発見しやすくなるのです。
(3)パソコンで疲れない!
キーボードを見る→画面を見る→キーボードを見る→、のような作業手順はとても疲れてしまいます。パソコンが嫌になる原因とも言って良いでしょう。タッチタイピングで入力すると、画面を見るだけなので、疲労度は全く違います。画面を見ながら入力できるので、考えながら作業することができます。
3.効果的な学習方法
しかも、3~5分メニューと1分メニューに分かれていますので、児童生徒に合わせて使用してください。
使用方法としては、まず、「3~5メニューにあるホームポジション練習から始める」ことが大事です。ここで基礎基本を学び、ひらがな入力に進みましょう。ひらがな入力では、個々の能力に左右されてきますので、基本は3~5分メニューを順序よくこなしていきます。つまづく児童生徒がいたら、「1分メニューを順序よく進める」ことをお勧めします。
児童生徒で飽きてくる子が出てきたら、文章段落にある「童謡」を打つことをお勧めします。童謡は、児童生徒がよく知っている歌詞を用意しているので、歌いながら打つこともできます。リズム良く打つことは、入力スピードを上げることにもつながるので、「みんなで歌いながら一緒にタイピング」するのも学習効果が高まります。
4.動作環境について
Javascriptが動作する環境でプレイしてください。
ご家庭でもプレイすることができます。
小学校からはランキング登録やランキングを見ることができますが、中学校や
高校、一般家庭からは登録も見ることも出来ません。