学校の様子

学校の様子(R4年度)

4人が翼を広げて、南浦中を巣立ちました~第9回卒業式~

3月16日(木)、3年ぶりに来賓のご臨席を賜り、会場が厳かな雰囲気に包まれた中、第9回卒業式が行われました。

証書を授与したあとは,先生方、保護者、来賓、後輩の前を、感謝の気持ちをもってゆっくり歩きます。その姿を見つめる先生方ー3年生との思い出が走馬燈のように駆け巡ります。

校長先生の式辞では、「予測が難しいこれからの社会を生きていくには、自分で判断し、周りの人と支え合うことが今まで以上に大切になります。仲間とともに自分を磨き輝かせてください。そして、この南浦中で学んだ、保護者、地域の方々、そして先生方からの愛情、学年を超えた生徒同士の友情などを忘れずに。」との言葉をいただきました。PTA会長の祝辞では、「コロナ禍で縮小された行事やできなかったこともありました。しかし、それをプラスにとらえ、何だったらできるか、どんな方法があるかを考えることにより、視野が広がり成長につながったと考えられないでしょうか。見方考え方の転換から前進することのできる人であって欲しい。」との言葉をいただきました。

そして、送辞。在校生代表が1年から書きためた短歌で先輩との思い出を振り返りました。「もう一度やってみたいな「わははは」と 過ごした時間絵描き対決」(歓迎行事)「観覧車見える景色はきらきらとイルミネーション 友との思い出」(修学旅行)「目を閉じて練習思い走り出す 大きな声でソーランソーラン」(運動会)ー先輩方のおかげで安心して学校生活を送れたと感謝の言葉を述べました。そして最後に「私もね 大きな背中になるために 未来に向かって足を動かす」ーこれからは、尊敬する先輩方のようになるよう、頑張っていきますと南浦中の伝統を受け継ぐことを約束しました。

答辞「友へーとても人見知りだった4人。でも、自分とは違う魅力をもった友だと知って、密な関係になりました。楽しい学校生活が続く一方で、新たな悩みがでてきました。「自分だけができなかったらどうしよう。」しかし、そんな不安も3人が拭ってくれました。弱音を吐いても親身になって話を聞いてくれ、同じラインに立てるようになるまで手をさしのべてくれました。父母へー迷惑をかけたり、心配をさせたりもしたけれど、私たちを励まし、信じて背中を押してくれました。心を込めてありがとうと言わせてください。」心の中の言葉を声に出しました。

卒業式の歌。3年生のうしろから1、2年生が大きな声で歌っています。その姿が聞いている皆を感動させました。13人の歌声とは思えません。

保護者代表あいさつで、4人が愛に包まれてここまで育てられたこと、これからの未来を応援されていることがしみじみわかりました。

こうして時は過ぎ、3年生を心から祝いたい人たちでいっぱいだった卒業式が終わりました。

ありがとう、3年生。翼を広げて大きな空へ!!もし、翼が折れそうになったら、いつでも南浦中に戻って羽を休めてね。そして、再び飛ぶのです、いつまでも、いつまでも。

 

式終了後のエピソード。

入場から退場まで、ずっとピアノ演奏をしてくださった音楽の先生のところに駆けていった4人。感謝の気持ちを伝えていました。

音楽の先生も「こんなに心温かい式に参加できて、うれしく思います。」と・・・。

4人の人柄が体育館を温かく優しい空間へと演出した式後の出来事でした。