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2022年10月の記事一覧

暗やみの中、声だけで知り合った~人形劇「あらしのよるに」劇団クラルテ~

10月25日(火)、文化芸術による子供育成推進事業(巡回公演)から、人形劇団クラルテの公演がありました。熊野江小、浦城小の児童も一緒に鑑賞しました。

人形劇「あらしのよるに」

暗やみの中で知り合ったのは、ヤギとオオカミ。二人は友情を誓い合います。

劇の始まりは、南浦中生徒と職員もキャストととして登場しました。ワークショップで作ったヤギとオオカミになりきって・・・。(ちなみに職員は風の役です)

真っ青な空の下、再び出会った2匹。

「お、お、オオカミ!!」「・・・ヤギ。」このセリフの言い方と人形使いがマッチしていて、笑いが出ます。

お互いの正体を知った2匹は悲鳴を上げることも、ぺろりと食べてしまうこともありませんでした。

「おいら、こう見えても何より友情を大切にしてるんす。」「おや、わたしもですよ。」

「おいら、なんて奴だ、一瞬でも友達のことをうまそうだなんて。」

「私はなんて奴だ、友達が私を食べるつもりかも、だなんて。」

知らない怖さを乗り越えて、まず信じてみよう。疑うことよりも信じることを選んだ二人。一人では乗り越えられない困難も信じる友達がそこにいれば乗り越えられる。

劇が終わると大きな拍手が沸き起こりました。隣に座る友達と顔を見合わせて、笑顔になった生徒達です。

舞台裏見学や人形を触らせていただいて、プロの作品作りを目の当たりにしました。たくさんのことを学んだ人形劇でした。