2017年3月の記事一覧

修了式

 3月24日(金)の3校時に修了式を行いました。今年度最後の日、子どもたちはどのような思いでいるのでしょうか。
 はじめに、校長先生からお話をいただきました。「166」という数字を出して、この数字が何の数字かを子どもたちに問いかけられました。子どもたちの多くがこの数字の意味を理解していたようで、自信をもって手を挙げる子どもがたくさんいました。この数字は、この1年間、全員が学校に登校した日の合計です。学校に登校する日は202日ありました。そのうち166日が全員登校した日なので、かなりの日数を11名全員で過ごしたことになります。校長先生は「なぜ、こんなに学校に来られたんだろう?」と子どもたちに考えさせました。すると「みんなに会いたいから」「みんなと遊びたいから」等と子どもたちが答えました。学校に来ることが楽しい、学校に行きたい!と思える子どもたちが育っていることがとても嬉しく思いました。

  【この日も欠席無しの元気な子どもたちでした】
 
 その後、「修了証」の意味についてお話しくださいました。「修了証」の「修」は身に付けるという意味があるそうです。子どもたちは、国語や算数、音楽や体育など、学習すべきものをしっかりと身に付けることができたので、修了証を貰うことができました。1年間、一生懸命学習してきた証です。大切にして欲しいと思います。

 それから、一言発表を行いました。毎回、学期のはじめと終わりに一言発表を行いますが、今日は1年の締めくくりです。子どもたちが自分なりの言葉で1年間をふりかえりました。

【1年生】
◯ 学習発表会の「なばたろう」が楽しかったです。その理由は見てくれている人が笑ったからです。これからは、家でお手伝いをしたり、人にやさしくしたいです。

【2年生】
◯ あいさつを大きな声ですることを意識しました。意識をすると大きな声がでてきました。これからは、漢字の書き順を正しくしていきたいです。また、一輪車でアイドリングが10回できるように練習したいです。
◯ かけ算をがんばりました。あがり、さがりを10秒で言えるようになりました。また、弟と遊んだりお風呂にいれたりしてお世話もできました。これからは二重跳びができるように練習したいです。


【自分の意見をきちんと整理して発表できました】

【3年生】
◯ 今年1年の漢字は「教」でした。寿会の方々や先生方、1・2年生に色々と教える場面がありました。また、誰かに何かを教えると笑顔になってくれて嬉しかったです。4年生になったら、みんなを引っ張るために5・6年生をお手本にしたいです。それがリーダーシップにつながると思います。
◯ 今年1年の漢字は「努」でした。運動会ではリレーの練習をしてミス無く走ることができました。長距離走では、最高記録を出すことができました。わくわく学習では、設計図が思いつかなかったけど、諦めずにしたら乗り越えることができました。4年生になったら、引っ張る力を身に付けたいです。また、優しい言葉を使いたいです。

【4年生】
◯ 今年1年の漢字は「引」です。その理由の1つ目はふりかえりで、意見をまとめたり、呼びかけることができたからです。2つ目は、体育のベースボールで声を掛け合い守備をすることができたからです。3つ目は、掃除で役割を決めたり、みんなを手伝うことができたからです。5年生になったら、色々なところに目を配れるリーダーになりたいです。

【次の学年への意欲が強く感じられました】

【5年生】
◯ 運動会では副団長として、高学年の地力をつけることができました。また、立腰や時間を意識することで集中力が高まり宿題もしっかりできました。そして、やる気もアップしました。

【いよいよ今度は6年生、期待しています】
 
 その後、1年生の作文発表です。1年生はこの1年で、字がすらすら読めるようになったり、しいたけのことをたくさん知ったりしました。しかし、「は」と「へ」の使い方が難しかったり、小さい「っ」の使い方が難しかったりしたそうです。そこで、これからはたくさん本を読んでしっかりと使えるようにしたいと発表していました。また、友達に対しては相手の気持ちをよく考えて、友達の心を大切にしたいと発表していました。そして新しい1年生のお手本になりたいと頼もしい言葉で締めくくりました。


【作文もとっても上手になりました】

 それぞれの子どもたちが、できるようになったことや次の学年での目標を掲げていました。特に3~5年生は、いよいよ自分たちの出番だという意気込みが感じられました。子どもたちの姿を見ていると、次年度もきっと活気溢れる荒谷小にしてくれると感じました。無事に修了式を終え、今感じることは、子どもたちや学校を支えてくださった保護者の皆様、地域の皆様への感謝です。皆様の支えがあるからこそ、荒谷小の子どもたちはのびのびと成長し、充実した学校生活を送ることができていると思います。1年間本当にありがとうございました。そして、次年度もどうぞよろしくお願いいたします。

卒業式

 本日、平成28年度第70回の卒業式を行いました。朝から雨が降り肌寒い日でしたが、朝早くからご来賓の方々、保護者の方々がたくさんお越しくださいました。
 卒業式が始まると3名の卒業生が担任の先生と堂々と入場してきました。

【しっかりと前を向いて立派な入場でした】

 卒業証書授与の時には、3人とも真っ直ぐに校長先生を見つめ、緊張と喜びの気持ちが入り交じったような表情で卒業証書をいただいていました。また、授与の前には担任の先生からの言葉をいただき、授与後は自分の夢を発表します。一人一人のよさを見つけ、子どもたちに自信をもたせてくれた担任の先生の言葉や、将来どのように生きていきたいかを子ども自身の言葉で聞いたことで、卒業生の今までのがんばりがみえてきました。


【話をしていると花に囲まれているようだった卒業生】


【楽しい時間を作ってくれていた卒業生】


【やる気いっぱい、元気いっぱい、食事もりもり、何でも全力に取り組んだ卒業生】

 その後、校長先生からお話がありました。校長先生は、子どもたちの夢と未来のお話や、日々の学習は夢につながっていること、目標をもつこと、そして自分らしさを忘れないことを話されました。卒業生のことを近くで見てこられた校長先生から、「3人の卒業生は立派な大人になる」とおっしゃっていただいた時には、本当に嬉しかったことでしょう。


【校長先生の言葉から自信をもらったと思います】

 来賓の方々からも心温まるお祝いの言葉をいただきました。卒業生に「人間力がついた。」とおっしゃってくださる方もいらっしゃいました。子どもたちの成長を見届けてくださる来賓の方々へも感謝の気持ちでいっぱいだったと思います。


  【教育委員会からお祝いの言葉】


 【PTA会長さんからお祝いの言葉】


  【教育長をはじめ来賓の皆様】

【いつも見守っていただきありがとうございます】

【地域からもたくさん応援していただいています】

 【これからもよろしくお願いします】

 別れのことばでは、これまでの思いが溢れだしたようでした。卒業生も在校生も言葉に気持ちを込めて、感謝の気持ちを伝え合っていました。また、卒業生から保護者の方への言葉では、日頃感じている思いを素直に表していて保護者の方々の支えを感じました。保護者の方から卒業生への言葉では、愛情いっぱいの言葉がたくさんあり、またその表情から卒業生のことを大切に思っていることが伝わってきました。


    【大きく成長しました】

 【にこやかな表情が印象的でした】

   【堂々とした佇まいでした】

【1年生:いっぱい遊んでもらいましたね】

【1年生:お姉ちゃんにもたくさんお世話をしてもらいました】

【2年生:卒業生のいいところをいっぱい発見しました】

【2年生:ずいぶんと頼もしくなりました】

【3年生:これからは自分たちがリードする番だという意識がみられます】

【3年生:たくさん遊んで、たくさん思い出を作りました】

【4年生:気持ちのこもった言葉、しっかり伝わったと思います】

【5年生:これからは荒谷小を背負っていくリーダーです】

【夕飯のリクエストに応えてくれた保護者の方】

【地域の素材を生かした料理で諸塚のよさを伝えてくれた保護者の方】

【いつでも一番の味方でいてくださる保護者の方】


【親として教師として、全力で応援してくださった保護者の方】


【「自慢の娘」、一生懸命支えてくださる保護者の方】

 卒業生、在校生、保護者の方々の気持ちが体育館中に満ちた素晴らしい時間となりました。感動的な、そして清々しい卒業式になったと思います。退場の際には、来賓の方々も花道を作ってくださり、みんなに祝福されながら涙をこぼしながらも笑顔で退場をしていました。


   【ステキな卒業式でした】


  【今までありがとうございました】

 来賓の皆様、保護者の皆様、本日はご多用の中お越しくださりありがとうございました。お陰様で、最高の時間を卒業生と過ごすことができました。これからも末永く、卒業生の成長を見守っていただけると幸いです。

表彰・卒業式練習

 今日、1校時に卒業式の練習を行いました。はじめに「子どもの詩(薔薇)」の表彰を行いました。これは、1年間を通して諸塚村に投稿した詩の中から、優秀賞と優良賞の子どもたちを表彰するものです。


     【4年生と6年生が表彰されました】

 その後、最後の卒業式の練習をしました。卒業式の予行練習の時に比べると、相手の目を見て、大きな声で発表できるようになっていました。1・2年生の先生からは「目線や姿勢もよくなってきました。さらによくなるために意識してほしいことは、セリフに気持ちを込めることです。」と話されました。気持ちを込めることで、表情も変わり、声も変わり、卒業生と在校生の気持ちが一つになると思います。今まで、一緒に過ごした学校生活を思い出して、一人一人が堂々とそして感謝をこめて思いを伝えて欲しいと思います。


【後ろから見てくださる保護者の方々にも、子どもたちの思いが伝わることでしょう】

みんデー

 先週の金曜日は、昼休みに「みんデー」を行いました。「みんデー」とは「みんなで遊ぶ日(day)」の略です。今回は6年生のリクエストでとび縄を使った遊びとおにごっこをしました。おにごっこでは「何おににする?」と子どもたちで相談し、お別れ遠足では「王様おにごっこ」をしましたが今回は「増えおに」というおにごっこをしました。「増えおに」は、はじめにおにが2人います。おににタッチされた人はおにになり、おにがどんどん増えていくおにごっこです。おにが少ないうちは、運動場を広く使ってゆったりと逃げられるのですが、おにが増えてくるとはさみうちをしてきたり、じりじりと包囲網を作られたりして逃げ場がなくなります。おにに追いかけられる時の恐怖感、逃げ切れなかった時の悔しさ、おにになって誰かを当てる喜びなど、遊びの中で色々な気持ちを体験できる「増えおに」でした。卒業式まであと2日となりました。今日はどのような昼休みを過ごすのでしょうか。


  【おには誰にする?】【おにになったら帽子は後ろ向きです】


【運動場に「ねこエモン」が描かれていました】

お誕生日給食

 昨日は校長先生のお誕生日でした。いつもは検食をしてくださる校長先生ですが、この日は子どもたちとランチルームで給食を食べてくださいました。子どもたちは校長先生と給食が食べられることに興奮しているようで、いつもよりも張り切って給食時間を迎えていました。校長先生と話したくて仕方ない子どもたちは、「校長先生は何歳になったんですか?」と話しかけていたり、剣道の話をしたりしていました。

 【牛乳でかんぱーい!!】【校長先生に聞きたいことがいっぱい】

 特別感のあるお誕生日給食を、賑やかに過ごした子どもたちでした。

卒業式予行練習

 今日の2~3校時に卒業式の予行練習を行いました。今日の予行練習のめあては「安心・感動・感謝の気持ちをもって行う」ことです。

     【一人ひとりめあてをもって臨みました】


【「別れのことば」、自信をもって言えるようになっています】

 予行練習を終えて、さらに伸ばすことができるところや課題を確認しました。その後、課題である目線や拍手の仕方について校長先生からお話がありました。「目線を合わせることで、気持ちを伝えられたり、気持ちを読み取ったりすることができます。」、「伝えようと思って伝えないと気持ちは伝わりません。」等、卒業生を思う気持ちについてのお話でした。一人一人が感謝の気持ちをもって、卒業式に臨んで欲しいと思います。


  【卒業式は6年生の素敵な笑顔がみたいです】


   【自慢の6年生を気持ちよく送り出しましょう】

卒業式練習

 今日の1校時は、体育館で卒業式の練習を行いました。今日は、「安心」をテーマに練習を行いました。「安心」とは、卒業生も在校生も、そして卒業式にお越しくださった方々も「安心」して卒業式に参加できるようにするために、立腰、所作などをていねいに行おうというものです。ピーンと張り詰めた雰囲気の中、卒業式の流れを確認しました。子どもたちの姿を見て教頭先生が、「卒業式のような雰囲気で素晴らしい。」と話してくださいました。

【とっても寒い体育館でしたが、集中力を切らすことなく練習に臨みました】

 2校時は、6年生が卒業証書授与の練習をしました。練習の後、校長先生が子どもたちに「何を考えて卒業証書をもらってる?」と尋ねると「練習を始めた頃は緊張したけど、今は自信をもってできます。」「みんなが私のことを見てると思ってドキドキします。」「どちらの足を動かしたらいいか意識しながらしています。」と三者三様の答えが返ってきました。それらの思いを聞いた校長先生は「当日は、何かを間違えても気にすることはありません。今までみんながしてきたことを普通に見せればいいのです。卒業式まであと9日です。1日1日を大切に過ごしてください。」と声をかけられていました。それを聞いた6年生は、安心した表情を見せていました。
 
 6年生の門出の日を、感謝の気持ちをもってお祝いできるようにこれからも練習が続きます。

すこやか授業(1・2年生)

 昨日の2校時、1・2年生のすこやか授業が行われました。すこやか授業とは、いじめ未然防止の取組の一つで、「授業の中で児童に居場所をつくる。」「わかる授業を行い、主体的な学習態度を養う。」「共に学び合うことの意義と大切さを実感させる。」「言語活動を充実させ、言語力を育てる。」「学ぶことの意義を理解させ、家庭での学習習慣を確立させる。」「学習規律を徹底させる。」という授業づくりの視点をもって授業公開を行うものです。
 昨日は生活科の学習でした。はじめに、しいたけの原木に袋をかけに行きました。しいたけ博士がおっしゃっていた通り、3月になるとしいたけがたくさん出てきました。袋かけがなかなか追いつかないようです。また、今日は「どんこ」のしいたけを3つ収穫しました。


【強風でも袋が飛ばない秘密は、しいたけにひっかけて袋をかけることだそうです】

 その後、教室で「しいたけについてふりかえり、学んだことからクイズをつくろう」というめあてで授業が始まりました。まず、1・2年生が今まで書いてきた「しいたけ日記」をもとに、しいたけのお世話をふりかえりました。原木をたてたり、ふせこみをしたり、水をあげたりして、たくさんのお世話をしてきた1・2年生、実際に自分たちが経験したことなので、はっきりとその時のことを覚えていました。


【絵と文章で分かりやすく記録を残していました】

 そして、2グループに分かれて学んだことを生かしてクイズを作ります。テーマは「ふせこみ」と「ふくろかけ」です。まずはクイズを考え、そして答えを考えます。できる人は三択にも挑戦します。あるグループでは、このようなクイズができていました。「しいたけにふくろをかけるのはなぜでしょう。①おいしくなるため②かんそうしないため③きれいな色にするため。」正解は「②かんそうしないため」です。スムーズにクイズができるグループもあれば、クイズの問題を考えたものの答えが分からないグループもありました。それでも、しいたけについてはずいぶんと詳しくなっている1・2年生、キンモクセイの花が咲いてからは毎日水やりをして、観察をしています。そして、しいたけ博士をはじめとしてたくさんの方々にも関わっていただきました。そのおかげで、しいたけについて自信をもって発表できたり、新たな課題を見つけることができたりしたようです。意欲的な1・2年生の姿は、きっと他の学年の子どもたちにも輝いて見えていることでしょう。


    【このクイズ作りは、今後も行うそうです】

感謝のお別れ遠足

 

 3人の6年生と過ごす日も残りわずかです。「感謝の気持ちを伝え合うことを通して、互いを尊重し合う態度を育む」「集団活動を通して、バスマナーや施設の使い方など社会性を育む」という目的で3月3日(金)にお別れ遠足を行いました。絶好の遠足日和で、暖かい日差しの中、学校を出発しました。学校から荒谷バス停までは美化活動をしながら歩いて行きました。「前、ここで帽子を落として拾ってもらいました」「ここには、ハチの巣箱がいっぱいあるんですよ」「ここのお地蔵さんの前を通るときは手を合わせます」等、荒谷方面に下校する子どもたちは、通学路のエピソードをたくさん話してくれました。今は中ノ又方面に下校するため、「ここ、こんなにきれいになってる!」と山の法面を見て驚いていました。

【1年生の足取りも軽く、会話も弾んでいました】

 また5・6年生担任の先生が、途中にブナの木やクヌギの木などを見つけると、それらの木を紹介したり、枝打ちがされている木を見たり、地拵えを行った跡を見つけて観察したりしました。その他にも、砂防ダムを見てその役割を考えたり、バス停近くの土砂災害に関する看板を用いて危険箇所を確認したりしました。美化活動に加え、林業のことや自然のことについても学びながら歩きました。
 そして、いよいよバスに乗ります。毎週、習字のためにバスに乗る子どもたちが多いので、バスの乗り方をよく知っていました。また、バスに乗ってくる方たちにも「こんにちは!」と元気よくあいさつをしていました。


【約30分、バスに揺られました】

 石峠レイクランドに到着すると、はじめにお別れ会をしました。まずは1・2年生の発表です。まずは「ありのうた」という歌を歌いました。初めて聞く「ありのうた」、この歌を選んだ理由は何だろう?と思っていると、次に「ありのうた」の替え歌を歌い始めました。歌詞の中には「◯◯ちゃんはピアノが上手」「◯◯ちゃんは運動が得意」「◯◯ちゃんは笑顔でにこにこ」等、6年生のいいところを歌に表していました。その後、「6年生クイズ」をしました。学習発表会での「なばたろう」に出てくるようなクイズで、6年生のことをよく調べたクイズでした。

【「ありのうた」、上手に替え歌を作っていました】


 【6年生クイズ、正答率ナンバー1は5・6年生の担任の先生でした】

 次に、1~5年生の発表です。1~5年生は南川の祭りで披露した「Iam natural ◯◯◯」を踊りました。途中からは6年生も参加して全校児童でリズムよく踊っていました。


     【秋祭りの賑やかさが戻ってきたようなダンスでした】


【6年生も振り付けがバッチリでした】

 その後3~5年生から、6年生に賞状を贈りました。


【4月からはこの4人が上学年になります】

 発表の最後には、1~5年生から今までお世話をしてくれた6年生に対してエールを送り、6年生からもエールを返してもらいました。1~5年生の発表は、6年生のことをよく考えて作られたものでした。6年生も、一緒に笑ったり、喜んだりしてくれて、1~5年生も嬉しかったことでしょう。


              【エール交換】

 次に6年生の発表です。6年生は①コント②ダンス③歌④メッセージ(歌)を発表しました。①コントでは、3人で考えた手作りのコントがとても面白くて、1~5年生は声を出して笑っていました。


          【テンポのいいコントでした】


【昨年流行したダンスも完璧に踊っていました】

 6年生の発表を見ている1~5年生は笑ったり、一緒に踊ったりして、一体感のある発表になりました。最後に6年生から1~5年生へ、そして職員へもメッセージのプレゼントをしてくれました。


【一人一人にメッセージを書いてくれていました】



    【メッセージ(歌)では「栄光の架け橋」を歌いました】


【6年生の思いがしっかり伝わりました】

 お別れ会が終わった後は、宝探しをしました。今回は、教頭先生が3つのルートに分けてくじを隠してくださいました。さあ、くじを見つけることができたでしょうか?


 【当たった!鼻付きめがね】

 これらの景品は、保護者の方や地域の方のおかげで準備することができました。そこで、全員で諸塚に向かって大きな声で「ありがとうございます!!」とお礼を言いました。諸塚にいらっしゃった皆様に子どもたちの声が聞こえたでしょうか?


【とっても素直な子どもたちです】

 お昼になると、全員でお弁当の時間です。今日は「弁当の日」でもあり、子どもたちは、朝早くから起きておかずを作ったり、つめたりしてお弁当を作ってきていました。「おねえちゃんがオムライスを作ってくれました。僕はウインナーを焼きました」「しょうがやきを作りました」「全部作りました」等、それぞれお弁当作りに関わってきた様子を話してくれて、嬉しそうに食べていました。


【くるくるサンドイッチ、おいしそう】【みんなでおいしく「いただきまーす」】

 昼食後は、世界農業遺産専門家会議委員の方や会社を経営されている方とのふれあいを行いました。子どもたちは学習発表会で発表した内容を中心に、堂々と自分の学習内容を話していました。「山と畑のつながりって諸塚にもあるの?」と質問があったり、「都会にはないものがここにはある。ここで育つことはすごいことです。」と言葉をかけていだいたりして、また更に自信を深めた子どもたちでした。


 【新たな出会いがありました】

 その後、全校児童で陣取りをしたり、王様おにごっこをしたりしました。遊具がなくても、広場があるだけで十分に楽しめる子どもたち、何事にも一生懸命取り組む子どもたちは、遊びも全力でした。

 友達、家族、地域の方々、新たな出会い、たくさんの感謝の気持ちをもって過ごすことができた充実したお別れ遠足でした。

全校朝会

 昨日、朝の時間に全校朝会を行いました。今年度最後の全校朝会、毎回校長先生から子どもたちにお話をしていただきますが、今日は今まで話されたことをふりかえりました。


   【心に残るお話がたくさんありました】

 まず、4月の始業式の日には「夢」についてのお話がありました。「夢」を実現するためには、目標を立ててそれに向かって努力することが大切であるとお話しされました。また、5月には「夢」に加え、感謝の気持ちをもつことの大切さもお話しくださいました。この時に、校長先生直筆の「夢」が配られ、各教室に掲示をしています。
 
【掲示し続けることで、「夢」と「感謝」を意識し続けることができました】

 6月の全校朝会では「朝のさいころ」のお話をされ、8月の2学期始業式の日には「心」についてのお話をされました。また、運動会が終わった10月は「頑張った先にあるもの」、12月は「未来」についてお話しくださいました。そして、1月には「自分らしさ」についてのお話がありました。常に、子どもたちのがんばりをほめてくださり、今頑張っていることが未来に、夢につながっていることを教えてくださいました。
 子どもたちも職員も、今月はどんなお話かなぁと楽しみにしていたと思います。校長先生のお話を聞くことにより、自分たちの今を再確認し、未来を見つめることができました。

 次に生徒指導主事の先生からお話がありました。あいさつや返事、時間の使い方、ろうか歩行など、当たり前にできるよう確認をしました。


【一つ一つのことをていねいにすることが大切です】

 あっという間に過ぎる3学期ですが、1日1日を大切にして残りの時間を過ごして欲しいと思います。

学習発表会2

 学習発表会の終盤は「わくわく学習」の発表です。
 まず、1・2年生は、劇「なばたろう」を発表しました。「ももたろう」のストーリーを参考にした「なばたろう」、伝説のしいたけ博士が住んでいる南川国を目指して旅に出ます。「なばたろう」は、旅の途中で「玉切りの◯◯」や「こまうちの◯◯」「ふせこみの◯◯」など、しいたけ作りに詳しい仲間に出会います。その時に歌う歌が「なーばたろさんなばたろさん、お腰ににつけた乾燥しいたけ、一つ私にくださいな。」という歌です。3~6年生や保育所生も、劇の途中で出てくる歌に合わせて一緒に歌いました。また、伝説のしいたけ博士の役は、本当のしいたけ博士に演じていただきました。しいたけ博士は、春にはしいたけについての学習でお世話になり、夏、秋と定期的にしいたけの原木の様子を見に来てくださり、冬にはこま打ちの指導もしてくださいます。1年を通じてお世話になっているしいたけ博士ですので、1・2年生も一緒に劇に出てもらえて嬉しそうでした。


【しいたけについて意欲的に学ぶ姿を見てもらうことが、しいたけ博士に感謝の気持ちを表すことにつながると思います】

 その後、3~6年生のポスターセッションです。それぞれの子どもたちが自分で決めたテーマに沿って1年間学習してきたことを発表しました。質疑応答を含めて1人10分の持ち時間です。学習をしてきた過程や学習を通して学んだこと、将来の夢との関わりなどを元気よく発表していました。


【1人で10分間のポスターセッションは初めての経験でした】


  【自分が経験して学んだことだから、自信をもって発表できます】

【発表を支える友達との息もピッタリ】

【わくわく学習を通して夢が明確になりました】

【女性にスポットを当てて諸塚村を応援】

 質疑応答では、「校区外の方へ取材をする時に大変だったことは?」という質問に、「質問に対する答えをもらった時に『つまり』を使ってその方が言いたいことを確認しました。」と答えていたり、「将来諸塚村に帰ってきたいと思いますか?」という質問には「将来帰ってきて諸塚で介護士になりたいです。また、青年や婦人会にも入りたいです。」と答えていたりする子どももいました。どの子どもも、質問に対してじっくりと考えて答えを出す姿がみられました。今まで一つ一つ学習を積み重ねているため、予想していなかった質問でもそれまでの経験と重ね合わせて答えることができていたと思います。

 最後に閉会式を行い、校長先生から講評をいただきました。まず、子どもたちの学びに対する姿勢についてお話がありました。「子どもたちは、学習してきたこと、考えたことを伝えたい・見せたいという気持ちがあります。この学習発表会で、1年のまとめの発表ができたと思います。そして、地域の方々への感謝の気持ちが伝わったと思います。」それから「在児家庭ではない地域の方々が学習発表会を応援にきてくださるのが荒谷のよさだと思います。また、箕舞の指導や応援隊からのつながりが広がり、学びが深まりました。」と地域の方々へのお礼の言葉がありました。講評の結びには、「この学校は理想の教育ができる学校です。」と話され、本当にその通りだと思いました。


【保護者の方・地域の方々への感謝の気持ちで溢れた講評だと感じました】


【荒谷小を応援してくださるたくさんの方々がいてとても心強いです】

 学習発表会が終わると、体育館後方からいい香りがしてきました。1・2年生の乾燥しいたけが入っている豚汁の香りです。お父さん方が朝早くから作ってくださった豚汁や、各家庭から持ってきてくださったおにぎりをお昼ごはんに昼食会の始まりです。


【あつあつの豚汁、しょうがの風味が食欲をそそりました】

 昼食会では、学習発表会にお越しくださった方々の中から感想をいただきました。

   【林業関係の方や青年の方】


    【婦人会や林業女子の方】

   【前校長先生や宮崎大学の先生】

【不在児家庭の方や村外出身者の方】

 様々な立場から子どもたちの発表についてお話しくださいました。
◯ 「荒谷小を世界遺産にしたい。」
◯ 「林業のことをほめてくださるので、家族がしている林業の仕事をかっこよく思えたり誇りに思えたりするようになった。」
◯ 「地域の循環が学校の循環とマッチしている。子どもたちは肌で感じて学んでいると思う。」
◯ 「青年はみんなの期待に添えるよう、先輩と話したり後輩に伝えたりするという中間の役割を担っている。これからもがんばりたい。」
◯ 「林業小町やひなたもりことコラボレーションしたい。」
◯ 「林業から広がりを見せている。社会を支えているのは『人』だと学習を通して学んでいる。この地域にこの学校があることが大切だと感じている。」
◯ 「地域が子どもを守っている。自分の子どものように思っている。このことが子どもたちの誇りになる。」

 など、嬉しいお言葉をたくさんくださいました。それらの感想を聞いて、最後に子どもたちがふりかえりました。

◯ 間違えないで楽しくできた。
◯ 目標の感謝の気持ちをもって発表することができた。じいじ、ばあばが聞いてくれて自信がもてた。
◯ 大勢の人の前で発表ができた。将来は青年団に入団したり、林業女子になりたいという夢が強いものになった。絶対に夢を叶える。
◯ 荒谷小は世界遺産になる学校だと思った。

【それぞれ達成感を味わったようです】

 子どもたちは、一生懸命学習してきたことを、きちんと聞いてくださる保護者の方や地域の方々にとても感謝していると思います。子どもたちの成長を見届けてくださる温かさ、荒谷・南川の方々の元気も感じられた学習発表会でした。
 お忙しい中お越しくださって、本当にありがとうございました。

学習発表会1

 2月26日(日)に学習発表会を行いました。インフルエンザの流行により、2週間延期した学習発表会ですが、多くの方々にお越しいただきました。

 毎年恒例の、お父さん方による豚汁作りは7時30分頃から始まりました。各家庭で前もって材料を切ってきてくださっていたため、スムーズに調理が進んでいました。

    【家庭科室からいい香りが漂ってきました】

 そして、いよいよ学習発表会のスタートです。まずは保育所生の踊り・ダンスです。

【年少・年少々さんは魔法使いに変身】


【年中・年長の女の子はあでやかな着物姿】【「えい!やあ!」と元気のいい年長さん】

 にこにこ笑顔や真剣な表情で、堂々とした発表を見せてくれました。

 その後、各学級の発表です。
 1・2年生は一輪車に英語、そして算数の発表をしました。算数の学習で、かさを調べる方法として「水を飲んでみたらどちらが多いか分かるんじゃない?」と言って1年生が水を飲んで調べるという発表をしました。まさかそんな調べ方で分かるはずがないと大人は思うのですが、実際に子どもたちは真剣にそのように担任の先生に提案したそうです。面白い発想があるなぁと子どもたちのひらめきには感心します。


  【自然体で発表ができました】


           【1年生は初めての学習発表会】

         【大きな声を出せるようになった2年生】

 3・4年生の発表はリコーダーや詩、社会の学習の発表でした。学習発表会前は、体育館に加えて図書室でも練習を重ねてきた3・4年生、とても元気のよい発表でした。詩の発表では、家族を題材にした詩を発表した児童が詩を読む際に、会場にいる家族に呼びかける演出がありました。ほほえましい光景で、きっと家族の方は喜んでくださったのではないでしょうか。


 【元気をもらえる発表でした】

     【3年生、リコーダーもとっても上手でした】

【4年生、発表をリードするような大きな声でした】

 その後は、5・6年生の発表です。まず、6年生が弓の唱経を歌いました。会場からは、「初めて最初から最後まで聞いた」と話す声も聞こえてきました。そして5年生は読書感想文の発表をしました。その後のわくわく学習の発表につながるような発表でした。


 【美しい4人のハーモニー】


【5年生、難しい本にも挑戦しました】 【6年生、堂々とした発表です】


     【日頃の学習の成果を立派に発表しました】

 前半が終わり、次は保育所生の「おむすびころりんすっとんとん」です。場面が変わる時には、自分たちで背景を変えたり、並ぶ時は隣の人との間を考えて立ったりするなど、子どもたちが考えて動いている姿が印象的でした。


【おじいさんとおむすび、そしてねずみたちのユーモア溢れる劇でした】

 劇の次は「箕舞」です。この日のために、2回も来校され、ご指導くださった地域の方たちに感謝の気持ちを表すため、そして伝統文化を受け継いでいく気持ちを伝えるという思いが子どもたちにはあります。舞い手はお互いに動きを確認しながら舞い、囃子も大きな声で舞い手を支えて「箕舞」を作り上げました。


      【先輩から後輩へと脈々と受け継がれています】


【ご指導くださった方も近くで応援してくださっていました】

 それから、保育所生の合奏やミラクルパワーズによる演奏も行われました。子どもたちも大人も、学習発表会に向けて一生懸命練習をしてきました。保育所生は鍵盤ハーモニカにカスタネット、タンバリンにトライアングル、大太鼓とそれぞれ役割分担をして演奏しました。ミラクルパワーズでは、在児家庭でない地域の方々も多く参加してくださっています。その方々が音頭をとって進めてくださるからこそ、今年も演奏ができたと思います。ありがとうございます。


【大きな音を出すために元気よく楽器を演奏しました】



        【地域の一体感が表れた演奏でした】

 この学習発表会には「懐かしの先生紹介」というプログラムがあります。毎年、異動された先生方が学習発表会にきてくださり、感想をお話しくださいます。今年度も2名の先生がお越しくださいました。


       【昨年度までいらっしゃった先生方です】

 お2人の先生は、子どもたちの発表に対してエールを送ってくださいました。久しぶりの再会に子どもたちも保護者の方・地域の方々も元気が出たことでしょう。荒谷小を離れても、つながってくださっていることをありがたく思います。
 学習発表会の中盤の最後のプログラムは合同合唱・合奏「ふるさと」です。地域の方々に対する感謝の気持ち、憧れの気持ち、荒谷・南川に対する自分たちの思いをこの発表に表現しました。

【20人の子どもたちの気持ちが一つになりました】