2014年12月の記事一覧

午後はもちつき

 午前中の長距離走大会が終わると、午後からはもちつきです。もちつきで使うお米は、5・6年生が地域の方にお借りした田んぼで収穫したもち米です。このもちつきのために、前日からもち米を洗いに保護者の方々が来てくださいました。また、子どもたちは前日の5時間目にもちつきで使う道具を出したり洗ったりして、準備をしてきました。待ちに待ったもちつきの時間がやってきました。
 
【教頭先生はささくれ立った杵を削ってくださいました】
 
 お昼頃から火を起こし、お父さん方が火の番をしてくださいました。そして、もちつきの時間にはしっかりともち米が蒸しあがっていました。この段取りのよさには脱帽です。もちをつく前に、家庭教育学級の学級長である保護者の方からお話がありました。それはおもちをつくことの意味についてです。今まで深く考えることがなかったもちつきの意味、とてもありがたいものだったんだと気付かされました。
 
【意味を考えながらもちをつけば、気持ちの入り方も違ってきます】
 
 かまどに乗せていたはがまから白い湯気がたち、その中にあるもち米を臼に入れて、いよいよもちつきのスタートです。まずは、しっかり杵でもち米を潰します。その後、掛け声をかけながらぺったんぺったんともちつきが始まりました。
 
              【もち米を つぶして つぶして】
 
      【息を合わせて】           【先生と一緒にぺったん】
 
     【3人でリズムよく】         【剣道の技が発揮できるかな】
 
 【保育所生は校長先生と一緒に】   【お父さんたちにも負けない6年生】
 
 剣道を習っている子どもが多いからか、もちつきの時にどこからともなく「面!面!!」と声がして、その声とともに杵が振り落とされていました。そのおかげか、時間がかかるかもしれないと思っていたもちつきはスムーズに流れていきました。
 
【ふかしたお芋をいれていももちを作ります】   【これはよもぎもち】
 
  【粒あんをまぜたあんこもち】       【桃色にそまったピンクもち】
 
 
 色とりどりのもちが出来ると、次はおもちを丸めます。始めは、ついたもちを臼から出すのにも一苦労でした。
 
【どこまでも伸びるもち。なかなかとれませんでした。】【臼に残ったもちをいただきまーす】
 
 もちを丸めるのは、体育館の中で行いました。お母さん方がもちを丸める方法を子どもたちに教えてくださり、その教えを忠実に守り一生懸命もちを丸めていました。
 【もちの丸め方】
 ① もちを左右に伸ばしてきれいな面を外側にする。
 ② 端のほうのもちは下のほうに集める。
 ③ 表面がきれいになったら丸める。
 ④ 丸め方は片方の手にもちを置き、もう片方の手で丸める。その時、親指とその他の指
  でCを作るような形にして、もちを回しながら丸める。
 
 このような丸め方を教わり、早速やってみるとなかなか難しいものでした。まず、もちを左右に伸ばす時に、こんなに伸ばしていいのだろうかとためらってしまいました。でもそこで、しっかりのばさないと、しわしわのままのもちになってしまします。子どもたちはコツを押さえ、次から次にもちを丸めていきました。
 
 
【このあんこは家庭教育学級長さん手作りのあんこです】 【よもぎの香りがいいね】
 
   【保護者の方が子どもたちに手取り足取り教えてくださいました】
 
              【たくさんのおもちができました】
 
 もちを丸め終わると、楽しみにしていたおもちを食べる時間です。自分の好きなおもちを選び、みんなで輪になって「いただきます」をしました。5・6年生が田植えや稲刈りをしてできたおもち、その間、地域の方が丁寧に管理をしてくださったからできたおもち、前日から保護者の方々が協力してできたおもち、このたくさんの方々の愛情のおかげでできた、温かいおもちの味は格別だったと思います。
 
        【みんなで食べるおもち、おいしいね】
 
                 【笑顔が広がります】
 
             【保育所生も1日がんばりました】
 
               【どのおもちが好みだったかな】
 
                【いくらでも入りそうだね】
 
 保護者の方が用意してくださった手作りのきゅうりの漬物も、子どもたちが「おいしいおいしい」と言ってあっという間に無くなってしまいました。
 
    【きゅうりの漬物の方だけなくなりました。大人気でした。】
 
 お腹も満たされて、おいしい漬物までいただいて大満足の子どもたちでした。
 最後に閉会行事がありました。そこでは6年生の代表児童が「今日のもちつきで446個のおもちと3個の鏡もちができました。こんなにたくさんできるとは思いもしませんでした。これらができたのも保護者の方々のおかげです」とあいさつをしていました。
 
【たくさんの方々のおかげでできました】
 
 この日は、朝から長距離走大会、午後からもちつき大会と充実した日となりました。これらの行事がスムーズに進められたのも、保護者の皆さまがそれぞれにこの日のために準備をしてくださったおかげです。本当にありがとうございました。今日のことは子どもたちの胸に刻まれ、楽しかった思い出として残っていくのではないかと思います。
 本当にありがとうございました。