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2022年10月の記事一覧

10月8日(土) 日之影中学校 文化祭

10月8日 令和4年度日之影中学校文化祭

金木犀の花の香りと、だんだんと冷たくなる空気に秋を感じ始めてきました。
ついに今日は文化祭の本番です。
実行委員長の谷川亜沙美さんの開会の言葉を皮切りに、令和4年度日之影中学校の文化祭が開催されました。

今年の文化祭のテーマは「光~心の中から笑顔で~」です。
主題の「光」には、日之影町伝統の大人歌舞伎や深角団七踊り、ひのかげ近未来会議へ向けての発表などを通して、日之影町の将来に光を照らしたい、日之影の明るい未来を目指していきたいという気持ちを込めています。
副題は、マスク生活の中、表情が伝わりづらい面もあるけれど、そんな時期だからこそマスクの下の表情や表に出にくい心の中では笑っていることが大事だと考え設定しました。
文化祭で楽しんでいただき、たくさんの方々に元気を届けられたらという思いが込められています。

 
開会式では、生徒会長からのあいさつで、3年生の寺尾拓海君が
「大人歌舞伎や深角団七踊りを教えてくださった地域の方々に感謝し、今日の発表を成功させましょう。合唱コンクールに向けて、昼休みにはいつもきれいな歌声が校内で響き、合唱練習をがんばっていた姿も見てきました。緊張するだろうけど全力を出し切ってください。3年生は最後の文化祭となります。大切な青春の一ページとなるように楽しんでください。」と全校生徒にエールを送りました。

文化祭最初の演目は大人歌舞伎です。
地域の方々のご指導のおかげもあり、優美で凛とした舞い姿を披露してくれました。

 

終わったあと、本人たちはとても緊張したと話してくれましたが、太鼓、三味線、拍子木の音と動きを合わせて見得を切る姿は様になっており、圧巻の舞台発表でした。
 
 

1年生の郷土学習発表では、1学期の歴史探訪で日之影町内のことを調べ、見学し発見したこと、またこれから探究していきたいことをまとめ、発表しました。

 
英語暗唱弁論では亀井先生、ロバート先生のご協力のもと、昼休みなども練習してきました。難しい内容を英語にまとめ、流暢な発音で暗唱をしていきます。
 

 

いつも見ているクラスメイトとは違う一面を見ることが出来るのは貴重な時間です。

弁論の内容もさることながら、堂々と語りかける姿に心奪われていました。
深角団七踊りでは、迫力のある大人数で体育館内を大きく使い踊りました。

 

力強い太鼓の音と、歌の調子に合わせてそれぞれの役柄に合わせた踊りをしていきます。

 
今年は着付けから自分たちで覚えて行いました。鎌や、鎖刀などの道具を使い、足の運び方や目線、指先まで細かく指導していただきました。大人数ながらもしっかりとまとまって踊り切りました。

3年生の発表では総合での探究活動や、これまでの学校生活を振り返りながら、ひのかげ近未来会議に向けての取り組みを劇仕立てにし、見事な演技力と圧倒的なパフォーマンス力を披露してくれました。

 

体育館内にもたくさんの笑い声が響き、最後にはほろりとさせられるところも。
聴く人を惹きつけるプレゼン力、人前に立っても恥じらうことなくやり切る堂々たる姿はさすが3年生です。

 

午前の部、最後は合唱コンクールです。
どの学年も、昼休みや放課後などの時間を使って集まり練習を重ねてきました。
 

 

 

曲に込められた思いや、歌詞の意味も考えて、力いっぱい歌いきりました。
それぞれの学年にしか出せないハーモニーを聴く人の心に届けてくれました。

個人発表では今年は3組の応募がありました。2年生の飯干琴葉さん、橋本雫花さんによるピアノ二重奏、日之影ストリートダンスクラブによるダンス、3年生の黒田蓮人さんのピアノ独奏です。
 

 

大勢の観客がいる中での発表は緊張したと思いますが、臆することなく日ごろの練習の成果を十分に発揮できたのではないでしょうか。これからもチャレンジする気持ちを大切にしてほしいですね。

吹奏楽部による見事な演奏は文化祭を一段と盛り上げてくれました。
吹奏楽部の皆さんの真剣な顔つき、一丸となって作り出す音楽はすばらしいです。
いつも放課後、音楽室から部活で一生懸命練習している音が聴こえてきますが、実際にこうして間近で演奏する姿を見て聴くことが出来るのも文化祭ならではの良いところですね。
 
 

委員会や係りでの活動もある中、昼休みや、少しの時間を見つけては学年での発表、クラス合唱の練習に時間をつぎ込み、前日の準備でもてきぱきと動き今日の文化祭を作りあげてくれました。
まだまだコロナ禍ということもあり、今年も感染拡大防止に向けて配慮した文化祭ではありましたが、その中でも自分たちの今できる事に全力で力を注ぎ、大成功の文化祭となりました。

文化祭のテーマ通り、マスクをしていても笑顔が読み取れるほどの達成感あふれる文化祭になったのではないでしょうか。
今年は多くの来場者の方にお越しいただけたことも、とてもうれしく思います。
展示作品を含め、普段見ることが出来ない教育の成果などを保護者の方や地域の方にも見てもらうことが出来るのは、生徒たちとしてもうれしいはずです。
この文化祭を一つのステップアップとし、これからの学校生活にも目標を見つけ日々成長していってほしいと思います。