日誌

卒業式の歌 練習だけど悲しい!

 朝の歌の時間や合同音楽の時間に卒業式に向けた歌の練習をしています。
 今日の5時間目は、合同音楽でした。澄み切ったきれいな声が聞こえてきます。その声につられて音楽室へ上がって行くと、6年生(卒業生)と5年生以下の子どもに分かれて練習しているところでした。
 最後に、それぞれに練習した歌を聴いてもらうことになりました。まずは、6年生3名からです。下級生の方を向いて3名で精一杯の声で歌っています。でも、すでに目は潤んでいます。所々声が詰まりかけてしまいます。その後、5年生以下の子どもたちが6年生の方を向いて歌います。でも、6年生の歌の歌詞をきき、歌う表情を見ていた下級生の歌声にも・・・・。
 歌い終わった後、お互いに聴き合った感想を聞かれると、以前の音楽の時間の同じような場面では、「高い声がきれいに出ていました。」とか「みんなの声がよくそろっていました。」など、歌声の感想が聞かれていたのですが、今日は、感傷的になってしまったようです。
「歌いながら卒業なんだなと寂しい気持ちになりました。」
「卒業生の歌を聴いていたら急に悲しい気持ちになりました。」
と子どもたちの口から出てきます。
 12名の少人数でこの一年間を過ごしてきた子どもたち。それだけに仲がよくつながり・絆が深い子どもたち。そうだよね、別れが近づいていると思うと寂しいし悲しいよね。
 卒業式の中でちゃんと歌えるのかな?
 ピアノの音だけが響いたりしないかな?
と不安が高まります。でも、素直な純粋な気持ち感情は抑えられません。なるようにしかならないのかなと思います。
 でも、でも、でも、今は心のこもった歌を届けるつもりで練習頑張ろうね。