日誌

2月の全校朝会

立春の今日、2月の全校朝会が行われました。昨日までの暖かさが嘘のように寒い朝でしたが、子ども達はみんな元気です。はじめ校長先生が次のように話されました。
 私たちの住む地球には、たくさんの動物が住んでいます。では、これらの動物たちは、人間と同じように挨拶をするのでしょうか。
 例えば、犬と犬が出会って、吠え合うことはあっても、頭を下げて挨拶をする姿なんて見たことありませんよね。ところが、人間と同じように、きちんと挨拶をする動物がいるんです。それは、チンパンジーです。
 ある動物園の人のお話です。
 チンパンジーは、朝起きると一斉に広場に出ます。広場に出ると、お互いが顔を向け合って「ホウ、ホウ、ホウ」と言い合うのだそうです。人間でいうと、おそらく「おはようございます」という言葉なのかと思います。
 その次に、お互いの指と指をくっつけ合うそうです。これを「タッチング」といいます。人間でいうと何になるでしょうか。きっと「握手」ですね。
 でも、これでも終わりではありません。一番仲の良い同士がお互い肩を寄せ合い、相手の肩をトントンとたたき合うのです。
「ホウ、ホウ、ホウ」の挨拶、「手の指と指をくっつけ合う」タッチング、「肩のたたき合い」…。これらの3つのことは、必ず毎朝行われます。特に、「ホウ、ホウ、ホウ」の挨拶は重要です。年下のチンパンジーがこれを忘れたり、怠けたりすると、仲間に入れてもらえないことがあるそうです。
 チンパンジーの世界では、これらの朝の挨拶は、仲良しになるための「しるし」であると同時に、みんなで生活をするための「約束事」なのです。
 皆さんは、チンパンジーとは比べものにならないくらい頭がいい「人間」ですね。ですから、仲良く、気持ちよく生活を送るための「しるし」であり「約束事」でもある挨拶です。「おはようございます」ほかにもおりますよね。「こんにちは」「いただきます」「さようなら」の挨拶です。この前、武田先生と校内での会釈の勉強をしましたね。上手になってきています。では、学校以外ではどうしたらよいでしょう。先生は、帰る途中で、地域の方ばあったときは元気な声で自分から進んでしてほしいなと思います。