学校ニュース

教育実習生の研究授業でした

先日、本校に養護教諭を目指している教育実習生が来られましたとの記事を掲載しました。早いもので、実習期間は本日も含めあと2日、つまり明日で全日程を終える時期になってきました。

養護教諭の先生方は、保健室での様々な業務だけではなく、教室で担任の先生と協力しながら、子ども達への指導を直接行うことも大切な役割です。そこで、今日は2年生の教室で、学級活動「メディアと健康」という内容で、学級担任の先生とのティームティーチングによる研究授業を行いました。「子どもの前での授業は、今回が初めてです」と実習生から伺っていましたが、実際の授業の様子は・・・。

導入は、実習生によるアンケート結果の提示。「えーっ?」という子どもの声。意外性が子どもの関心をぐっと高めた瞬間でした。その後、担任の先生が、今日の学習のめあてを子ども達に問いかけました。すっきりととてもよい導入。2人の先生の呼吸が見事に合った流れです。

子ども達の日常は、メディアと切っても切れない関係にありますね。黒板に示した具体的な名前(スマホはもちろん、YouTube、TIKTOKなど)もほとんどの子ども達が知っており、反応も素早く、とても活発な様子。

そういった実情のもと、「ついついメディアを利用し過ぎてしまうのはなぜか?」を子ども達に問う実習生。子ども達の思考の流れを大切にし、とても落ち着いています。

「私たちがメディアを利用すると、このように、脳にドーパミンが充満します。このドーパミンによって、なかなか止められなくなるのです。」と、黒板にカードを示しながら、丁寧に指導。2年生の子ども達にもとてもよく伝わっている様子です。

子ども達の前での授業が今回初めてとは思えないほど、とても落ち着いて、分かりやすい授業をしていただきました。実習生の見えないところでの努力や準備が想像されましたし、また、指導された本校の保健室の先生や授業学級の担任の先生などのご尽力にも感謝です。

福小の卒業生でもある実習生ですが、ぜひ、またこの串間に、福島小に戻ってきてくださいね!