学校ニュース

算数の時間

問題を解決する方法は多様です。算数の時間は、まさに「考え方」の学習。人類が長い長い歴史の中で獲得してきた様々な考え方にふれる学習です。

たんぽぽ学級では、たくさんの種をどのようにしたら正確に、速く数えられるかを話し合っていました。「1つずつ数える」、「1つずつだと正確。だけど時間がかかるなぁ。」、「だったら10とびで数えたら?」「その考え、いいね!」「でも、10とび自分にできるか心配・・・。5とびならできそうだけど・・・」。「〇〇さんの考え、なるほどねぇ。」など、先生は子どもの考えを一つ一つ大切に取り上げながら、解決には多様な方法があることを整理していました。

2年生では、「まとめて考える」方法を使った学習をしていました。はじめの数からいくつか減り、さらにまた減ったという場面を取り上げて学習。順番にひき算をして答えを出す方法も分かりやすくて正確。でも、減った数をまとめて引く方法もこんなよさがある。このことを、2年生の子ども達は学びました。

子ども達は「手で思考する」と聞いたことがあります。動画やバーチャル機能が日々発展している現代でも、やはり、自らの手で具体的な物を操作して考えることは、とても重要。下の写真のように、ブロックで思考したり、確かめたりしている子どもも見られました。

3年生では、ノートを使って、黙々と思考する子どもの姿が見られました。ノートは、「思考の場・試行の場」。自分の考えを思うような方法で見える化し、深めていく最高のツールです。

4年生ではわり算の性質を使って、大きな数の計算をより合理的に処理していく方法を考えていました。

「わられる数とわる数に、同じ数をかけても同じ数でわっても商は変わらない」という性質を使って、複雑な計算式も暗算で計算できる。ノートには、自分の考えた過程がしっかりと残されているので、確かめの際に順にたどっていくこともできますね。

というように、今日は、柔らかい子ども達の思考を存分に使って考える算数の時間の様子を取り上げた内容でした。