学校ニュース

東日本大震災から13年

 8日金曜日の給食時間、全校放送で子ども達に次のような話をしました。

「今日は全校のみなさんに大切なお話をしたいと思って、放送室に来ました。

 来週月曜日は3月11日、今から13年前の3月11日は、『東日本大震災』が発生した日です。東日本大震災では、私たちがこれまでに経験したことのない大きな地震と、それに続く大津波が、各地を襲いました。東北地方から遠く離れているこの宮崎県でも海沿いの町には、地震で発生した津波から避難するようサイレンが鳴り響きました。そのくらいとても大きな地震だったのです。

 福島県や岩手県、宮城県など東北地方を中心に、亡くなられた方は約1万6千人、今でも行方がわからないなど、多くの方々が犠牲になり、たくさんの家や建物が流され、大きな被害が出ました。

 あれから13年たちました。今もなお、多くの方々が、避難先から自分の故郷に戻ることができなかったり、不自由な生活をされたりしています。私たちは、地震や津波で亡くなった方々のご冥福をお祈りするとともに、災害から立ち直ろうと今も懸命に頑張っていらっしゃる方々のことを思い、応援する気持ちをもつことが大切です。

 来週月曜日は、地震が起きた午後2時46分に、ぜひ、黙とうをして、亡くなられた方のご冥福をお祈りしてください。

 地震やそれによって起こる津波は、いつ起きるか、分かりません。南海トラフ地震という大きな地震の発生も心配されています。私たちができることは、いつ地震や津波が起きても慌てないで済むように、まずは『命を守るため』の行動が、落ち着いてとれるように訓練をしておくこと、心構えを作っておくことです。

 明日とあさってのお休みには、おうちでも、もしもの時に、どう行動するのか、どこへ逃げるのか、話し合ってみてください。

 これで、校長先生のお話を終わります。」

 子ども達の記憶、経験にはない東日本大震災。2011.3.11.2.46を知る大人の一人として、子ども達へしっかりとつないでいきたいと思います。