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ボラ一粒から都城への思い…

 6年生の理科では地層の学習があります。

 しかし、実際には、近くに地層が見える場所がある学校はとても少ないです。

 そんな中、志和池小の6年生は科長神社の近くに地層を観察に行きました。科長神社と言えば、「からくり花火」で有名な近くの神社です。

 地層の土を種類別に学校に持って帰って、土を洗って顕微鏡で観察しました。

 子どもたちは、ボラ土の多いことに気付きました。

 そして、ボラを顕微鏡で見ると、キラキラ光っていることに驚いていました。ガラス質でできているのです。

 ボラ土は火山灰からできたものですから、都城盆地特有です。

 2万5千年前、都城盆地は湖だったと言われています。その頃、鹿児島錦江湾奥のカルデラの大爆発によって、火山灰(シラス)に南九州一帯が埋め尽くされ、都城の湖も埋まってしまったことで、都城盆地が誕生したと言われています。

 そんなことまで、思いを巡らせられるといいな…。これからか…。

 子どもたちに聞いてみました。

 ・実際に見たものを持ち帰って調べられたのでわかりやすかったです。

 ・地面の下に何があるのか実際に確認できました。

 ・地面の下は黒い土しかないと思っていたけど、火山灰があることがわかりました。

 ・ボラが地面の下に広がっていることに驚きました。

 ボラ一粒から、子どもたちが都城への関心が高まるといいな。