菓子野っ子ダイアリー

7月7日(月) 2年生国語:「こんなもの、見つけたよ」〜友達と伝え合う楽しさで、言葉の力を育む〜

 2年生の国語の時間は、「こんなもの、見つけたよ」を使って、子どもたちが日常の中で発見した「すてきなもの」を文章で表現する学習に取り組みました。この学習では、子どもたちが「犬」「運動場の木」「りす」「アイスクリーム屋さん」など、それぞれが見つけた「いいな」「すてきだな」と感じたことを、文章の「はじめ・中・おわり」という構成で分かりやすく伝えることを目指しました。

  

 まず、子どもたちは、自分が伝えたいことを整理するために「構成メモ」を作成しました。何について書くのか、どこが「いいな」「すてきだな」と感じたのか、どんな気持ちを伝えたいのか、熱心に鉛筆を走らせていました。そして、この日の学習のハイライトは、子どもたちがお互いの構成メモを読み合い、感想やアドバイスを伝え合う「交流の時間」でした。写真のように、グループで向き合い、友達のメモに真剣に耳を傾けたり、「ここはもっとこうしたら伝わりやすいよ」「私もそう思った!」と活発に意見を交換したりする姿が見られました。

   

 友達からの温かい励ましや具体的なアドバイスは、子どもたちにとって大きな刺激となったようです。交流の後には、もう一度自分のメモを見直し、伝えたいことをより分かりやすく、より魅力的に表現するために、意欲的に修正を加える姿が見られました。互いに読み合い、話し合うことで、自分の考えを整理し、表現を深める貴重な機会となりました。

   

 この活動を通して、子どもたちは「伝える楽しさ」と「伝わる喜び」を実感し、文章を書くことへの意欲を一層高めることができました。完成した作品は、それぞれの「こんなもの、見つけたよ」という感動が、読み手にしっかりと伝わる素晴らしいものばかりです。子どもたちの言葉の力が、また一歩大きく育ったことを感じた国語の時間でした。