菓子野っ子ダイアリー

10月2日(木) 【学校の宝物】校歌に込められた願いを知るオンライン全校朝会

 10月の全校朝会は、Google Meetを使ったオンライン形式で行われました。教室と校長室を繋ぎ、全校児童が画面越しに顔を合わせました。 

【校歌こそが「学校の宝物」】 今回の朝会で、校長先生は「学校の宝物」というお話をしてくださいました。「みなさんにとって学校の宝物は何でしょう?」という問いかけから始まり、校長先生は、ご自身がこれまでに勤めたすべての学校の校歌が好きになったというエピソードを紹介されました。そして、卒業生であるお父さんやお母さん、地域の方が今でも校歌を大切にしている姿に触れながら、校歌こそが「その学校にしかない大切な宝物」だと話されました。

  

【菓子野小学校の歴史をたどって】 菓子野小学校は、明治11年(1878年)に三原叢吾先生が創設されました。三原先生の墓地は、校区内にあります。毎年4年生が庄内地区まちづくり協議会の方々の協力のもと、お墓参りをしています。かつて庄内小学校の分校となった時期もありましたが、昭和26年に庄内町立として、昭和40年に都城市立として再び歩みを進めてきました。校長先生は、当時の空撮写真などを見せながら、長い歴史を重ねてきた学校への愛情を伝えました。

   

【校歌に込められた3つの願い】校長先生のお話の中心は、校歌の歌詞に込められた作詞者 田中為雄さん(元分校長)の熱い思いです。歌詞には、菓子野の美しい自然をモチーフに、子どもたちへの大きな期待が込められています。

1番:霧島山(きりしまやま)を主題に「強く正しく天まで伸びるよう」に育ってほしい。
2番:菓子野の原(かしのはら)を主題に「清く優しくよい子に」育ってほしい。
3番:関之尾滝(せきのおのたき)を主題に関之尾滝が硬い岩を壊すように、「毎日努力を続けるたくましい子」に育ってほしい。校長先生は「校歌には、卒業生みんなの『学校を愛する思い』も込められています。この校歌をいつまでも大切に、心を込めて歌っていきましょう」と締めくくりました。

【サイエンスコンクール表彰】 朝会の最後には、サイエンスコンクールに出品し、優秀な成績を収めた児童の表彰が行われました。校長先生から直接、賞状が手渡され、全校児童の拍手で努力が称えられました。日頃の探求の成果が実を結び、大きな喜びとなりました。