菓子野っ子ダイアリー

6月5日(木) いのちをつなぐ、花のお手入れ ~4年生、ペチュニアの切り戻しに挑戦~

 少しずつ花数が少なくなってきたペチュニア。しかし、これは終わりではなく、次へとつながる大切な時期です。今日は4年生の子どもたちが、再び美しい花で満開になることを願って、一人一鉢、大切に育ててきたペチュニアの「切り戻し」を行いました。「切り戻し」とは、伸びすぎた茎や咲き終わった花を切り取り、株を若返らせることで、新しい芽の成長を促すお手入れのことです。子どもたちは、再びたくさんの花を咲かせるための大切な作業であることを理解し、真剣な眼差しで自分の鉢に向き合っていました。 

  

 写真のように、友だちと顔を寄せ合い、「どこを切ったらいいかな?」「こうすると、また元気に咲くんだって」と教え合ったり、相談したりする姿は、まさに「いのち」と向き合う尊い時間です。どうすれば花が喜んでくれるのかを考え、一つ一つの茎を大切に扱う様子から、子どもたちの優しい気持ちが伝わってきます。 

  

 本校では「花いっぱい活動」を通して、生命の尊さや成長の喜び、そして仲間と協力することの大切さを学んでいます。今回の活動も、ただお世話をするだけでなく、植物の生命力を信じ、未来へと「いのち」をつなぐための大切な働きかけです。この経験は、自分や周りの人の「いのち」を大切に思う心や、多様性を認め合い、一人ひとりが輝くための土台となる力にも繋がっていくと信じています。切り戻しを終えたペチュニアの鉢は、少し寂しくなったように見えるかもしれません。しかし、子どもたちの愛情をたっぷり受けたペチュニアは、きっとこの期待に応え、以前にも増して美しい花を咲かせてくれることでしょう。子どもたち一人ひとりの心が輝くように、これからも花と共に成長を見守っていきます。