菓子野っ子ダイアリー

9月30日(火) 心温まる朝の読み聞かせ 親子でつむぐ物語の時間 〜読み聞かせボランティア活動〜

 子どもたちがいつも心待ちにしている、2週間に一度の特別な時間。それは、地域の方々が温かい物語を届けてくださる読み聞かせボランティア活動の日です。この日は、低学年、中学年、高学年の3つの教室に分かれて、それぞれの学年に合わせた物語が読み聞かせられました。 

【親子で挑戦!特別な読み聞かせ】 特に中学年の教室では、いつもとは一味違った、心温まる特別な読み聞かせがありました。なんと、今回ボランティアとしてご協力くださったのは、この教室に通う児童のお母さんと、その親子ペアです。2人が選んでくれたのは、長谷川義史さんの楽しい絵本『たこやきのたこさぶろう』。ボランティアのお母さんが、たこさぶろうの気持ちになって語りかける優しい声と、時にユーモラスな登場人物の声を使い分ける表現力豊かな読み方に、子どもたちはすぐに引き込まれました。そして、娘さんもお母さんの隣に立ち、絵本をしっかり持って、時にページの絵を指さしながら、息の合った様子でサポートします。親子で読み聞かせをするという貴重な体験に、娘さんの表情も真剣そのもので、お母さんを支えようとする姿が印象的でした。

  

【笑顔あふれる物語の空間】 慣れ親しんだお母さんの声と、娘さんの協力のもとで聞く物語は、いつも以上に子どもたちの心に響いたようです。ユーモラスな物語に、教室からは笑い声が上がり、皆、身を乗り出して絵本の世界に集中していました。まるで絵本の中からたこさぶろうが飛び出してくるかのような、温かい空気に包まれた時間となりました。

  

  

 読み聞かせは、子どもたちの想像力を育み、本への興味を深める大切な活動です。今回のように、ご家庭の温かい協力のもと、親子で物語を届けていただくという経験は、子どもたちにとって忘れられない素敵な思い出となったことでしょう。ボランティアの皆様、いつも心温まる時間を本当にありがとうございます!