菓子野っ子ダイアリー

9月5日(金) 6年生、税金の重みを知る!~1億円アタッシュケース体験~

 今日は、都城市の県税事務所から講師の先生をお招きし、6年生を対象とした租税教室を開催しました。税金の使われ方やその大切さについて、子どもたちが深く考える貴重な時間となりました。

 授業の初め、「税金を払いたいですか?」という質問に、子どもたちは全員が「払いたくない!」と元気いっぱいに手を挙げました。消費税のように普段から払っているはずなのに、あまり実感が湧いていなかったようです。次に、税金がない世界を描いたアニメーション『マリンとヤマト 不思議な日曜日』を視聴しました。そこには、ゴミが散乱し、道には信号がなく事故が多発するなど、不便で危険な暮らしが広がっていました。これを見た子どもたちからは、「税金ってすごく大事なんだ」という声が聞かれ、税金の必要性を少しずつ感じ始めたようでした。

  

 授業はさらに進み、子ども一人あたりに12年間で使われる教育費が約1100万円だと知らされました。この数字に子どもたちは少しピンとこない様子でしたが、10人分だと約1億円になるという話を聞いて、ざわつき始めました。そしていよいよ、1億円のレプリカが登場! ずっしりとした重さに「お、重い!」と驚きの声が上がり、その大きさと迫力に子どもたちは興味津々でした。実際に持ち上げてみると、税金がどれだけの額で、たくさんの人のために使われているのかを肌で感じることができたようです。

  

  

 授業の最後に、もう一度「税金を払いたいですか?」と質問すると、今度はほとんどの子どもたちが「払いたい!」と自信を持って手を挙げました。アニメーションや1億円のレプリカを通して、税金が私たちの暮らしを支えていることを実感した子どもたち。将来、社会の一員として税金を納めることの意義を考える良いきっかけになったようです。