菓子野っ子ダイアリー

会議・研修 12月1日(月) テクノロジーで地域を救え!5年生が富士通のプロとキャリア教育授業でアイデア発表!

 5年生は『一般社団法人 プロフェッショナルをすべての学校に』によるキャリア教育の一環として、企業のプロフェッショナルである富士通の皆さんと遠隔授業「プロ学」に参加しました。

 この授業は、「さまざまなプロフェッショナルから学ぶことができる社会の実現」という理念のもとで行われ、特に今回は、生活を支えるテクノロジーを学びながら、問題解決能力や職業観を養うことを目的としています。 

【富士通からのミッション:地域の困りごとを解決せよ!】 

 5年生に課せられた課題は、「テクノロジーを使って地域の困りごとを解決しよう」。

子どもたちは、①見える化(データを視覚的に)、②自動化(単純作業を自動化へ)、③つながる化(ネットでつながる) の3つのテックカード(テクノロジーの機能)を活用し、地域の課題を発見し、解決策を考える取り組みに挑戦しました。

  
 6つの班に分かれた子どもたちは、話し合いを重ねてアイデアを練り上げ、いよいよ富士通のプロフェッショナルの方々に向けて発表です。 

【活気あふれるアイデア発表会!】 

 緊張しつつも、練習した通りに自分たちのアイデアをプロに提案する子どもたち。画像を見ると、紙にまとめたオリジナルのアイデアシートや、タブレットPCを使って熱心に発表している様子がわかります。

  

 5年生の未来のエンジニアたちによる発表の一例

 「地下水の水質をよくする!」

 ◆地下水に溶け出した有害物質を、「自動化」や「つながる化」で監視・除去するアイデアを発表。
 ◆富士通さんからは、具体的な仕組みについての質問があり、まるで商品開発の会議のような白熱したやり取りが交わされました。

  
 「通学路のポイ捨てをなくそう!」

 ◆「見える化」や「つながる化」を使い、ポイ捨ての多い場所をみんなに知らせたり、きれいな場所にすることで歩きやすい通学路を目指すアイデア。
 ◆発表後、プロの方から「すごい!イラストで問題と解決がすごく分かりやすいね」と称賛の声が上がり、子どもたちは誇らしげな表情を見せました。

  
 「食べる物を育てやすく、安全にする!」

 ◆ドローンやロボットを活用して農作業を「自動化」し、少ない人数で効率よく、安全に食べ物を作れるようにするアイデア。
 ◆プロの方々からの質問や、さらに良い解決策に向けたアドバイスに、子どもたちは真剣に耳を傾けていました。
   

【働く意味に触れる質問コーナー】 

 発表を終えた子どもたちは、質問コーナーで富士通の皆さんとの交流を深めました。特に質問が集中したのはロボット開発についてです。

 「どんなロボットを開発しているのですか?」という質問に対し、富士通の方からは、「近年は、形のあるロボットよりも、AIの開発が進んでいるため、形のないソフトウェア型のロボットの開発が多いんですよ」という、最先端の話が飛び出しました。

 そして、「どんな時にやりがいを感じますか?」という問いには、

 「私たちが作った技術や商品で、使う人が喜んでくれることが何より嬉しいです。」
と、働くことの喜びと意味について熱く語っていただきました。この一言は、子どもたちの心に深く響いたようです。

 今回の授業を通して、5年生はテクノロジーが地域社会を支えていること、そして社会をより良くするために働くことの意義を肌で感じることができました。富士通のプロフェッショナルの方々、貴重な機会をありがとうございました。