菓子野っ子ダイアリー

6月4日(水) 梅雨本番を前に、風水害避難訓練を実施 ~真剣な態度で集団下校~

 これから本格的な梅雨の時期を迎え、局地的な大雨など、急な天候悪化が予想されます。本校では、こうした風水害の発生に備え、子どもの安全確保を最優先に考えた避難体制を確認するため、昨日5時間目に全校児童による風水害避難訓練(集団下校訓練)を実施いたしました。 訓練に先立ち、教職員間では、集団下校を判断する状況や、児童を安全に下校させるための手順、注意点について綿密な打ち合わせを行いました。 各学級では、担任から子どもたちへ訓練の目的を伝え、大雨や洪水発生時の危険性について映像資料を交えながら具体的に指導しました。「川や用水路には絶対に近づかない」「傘をさすときは、前が見えるように注意する」といった命を守るための大切な約束を確認し、子どもたちは真剣な表情で聞き入っていました。

  

 避難指示が出されると、登校班長が1年生の教室へ迎えに行き、各地区の班ごとに整列。子どもたちは、先生の指示に従い、落ち着いて体育館へ移動しました。 体育館では、全校児童の人数確認後、担当教員から集団下校時の心構えや注意点について全体指導を行いました。さらに、各地区の担当教員が児童と共に、それぞれの通学路に潜む危険箇所(増水しやすい場所、冠水しやすい道路など)を確認し、安全意識を高めました。その後、教職員引率のもと、地区ごとに集団下校を開始しました。実際に下校しながら、特に注意が必要な場所や、大雨の際に水が溢れやすい箇所などを具体的に確認することができ、実践的な訓練となりました。

  

 今回の訓練を通して、子ども一人一人が風水害発生時の適切な行動を理解し、真剣な態度で訓練に参加することで、安全な集団下校を体験することができました。ご家庭におかれましても、これを機に、大雨時の行動や避難場所などについてお子様と話し合っていただき、地域の危険箇所等も共有いただければ幸いです。今後も、様々な状況を想定した訓練を重ね、子どもの防災意識と危機回避能力の向上に努めてまいります。