菓子野っ子ダイアリー

6月6日(金) めざせ!かんさつ名人 ~2年生、自分の野菜とじっくり向き合う国語の時間~

 生活科の時間に愛情を込めて育てている、自分だけの特別な野菜。2年生の子どもたちは今、国語の「かんさつ名人になろう」の学習で、その野菜たちの成長の様子を、より詳しく、いきいきと伝えるための観察日記づくりに挑戦しています。 まずは、教室で育てている野菜のそばへ行き、観察メモをとります。「花の色は?」「葉っぱの形は?」「実の大きさは、自分の指と比べてどれくらいかな?」と、五感を使いながら、小さな変化も見逃さないように記録しました。そして、ただ日記を書くだけで終わりじゃないのが「かんさつ名人」への道。名人になるための「5つの視点」を使って、自分の書いた文章を推敲していきます。

  

  

 まさに、かんさつ名人のたまごが、自分の文章と真剣に向き合っている瞬間です。赤鉛筆を手に、お手本やチェックポイントが書かれたプリントと自分の文章を何度も見比べ、「もっと良い言葉はないかな」「先生が教えてくれたポイントはクリアできているかな」と、聞こえてきそうなほどの集中力で推敲を進めていました。

【名人になるための5つの視点】①日づけ、曜日、天気は書いたかな? ②「なにを」かんさつしたか、はっきりわかるかな? ③「葉は」「実は」など、主語を書いて、分かりやすくなっているかな? ④「~みたいだ」「~のようだ」を使って、様子をくわしく表現できたかな? ⑤「~に気がつきました」「~を見つけました」で、発見したことを伝えているかな?

  

 より良い表現にしようと、一生懸命に言葉を探す意欲が教室にあふれていました。見直しが終わると、今度は友達と観察日記の読み合いです。「〇〇さんのミニトマト、もうこんなに赤くなってるんだ!」「この表現、おもしろいね!」と、互いの発見や工夫に感心しきり。友達の日記を読むことで、新しい視点や素敵な言葉を見つけ、自分の観察のヒントにもなったようです。

  

 よく見て、考えて、言葉で表現する。そして、伝え合う。この学習を通して、子どもたちは物事を深く観察する力と、豊かに表現する楽しさを体感しています。夏野菜の成長と共に、2年生の「かんさつ名人」たちの学びも、ぐんぐん伸びています。