菓子野っ子ダイアリー

11月26日(火)福祉学習『みんなが幸せな世の中に』①

 4年生総合的な学習の時間『みんなが幸せな世の中に』2回目の学習では、聴覚障がいのある方やそのヘルパーさんに実際に来ていただいて、直接お話を伺う学習でした。子どもたちには一切何も説明せず手話によるあいさつが始まりました。4年生は、困惑した様子であいさつを見ているだけでした。2回目のあいさつでは、言葉によるあいさつも加わるとほっとした様子で返事をしていました。

  

 次に、聴覚障害者のコミュニケーションについてみんなで考え、特に『口話、ジェスチャー、手話、指文字』この4つについて体験したことがないので学習を深めることになりました。

  

 『口話』とは、話し手の唇の動きをもとに言葉を読み取る方法です。口の動きだけ、3つの班に分かれて伝言ゲームを行いました。結果は、どの班も正確に伝わることはできませんでした。原因は、「たばこ」「たまご」「なまこ」といった口の形が同じ単語の区別は難しいからです。

  

 『ジェスチャー』では、聴覚障がいの方に4年生がジェスチャーで表した動物を当ててもらう活動です。子どもたちは動物の特徴を考え、全身を使いながら意欲的に伝えていました。難しいときには、手助けをもらいながら一生懸命ゲストティーチャーの先生に伝えていました。この活動から相手を思いながら一生懸命伝えると、伝えたい内容と気持ちまで伝わりうれしくなります。「障がいがある人もない人も みんな同じように生きている。」ということに気付けた学習でした。(※『手話、指文字』については、明日の記事でお伝えします。)