菓子野っ子ダイアリー

5月22日(木) 6年算数「文字と式」:ひもとく!考えを伝え合う面白さ

 6年生の算数では、「文字と式」の学習に取り組んでいました。特に焦点が当てられていたのは、問題の場面や図と式を結びつけ、その式の意味を深く考えること。そして、ある数量を文字(xやy)で表した式から、具体的な状況を読み解く力です。

 今日の課題は、「クッキー1枚の値段をx円としたとき、次の式がどのような買い物の代金を表しているかを説明しましょう」というもの。提示された式は以下の3つです。①x×16(エックスかける16)、②x+600、③x×20+180(エックスかける20+180)

  

【「分からなくなる…」から「なるほど!」へ】  「式だけ見ていると、xが何で、yが何だったのか分からなくなる…」と感じていた児童もいたようです。まさに、文字と式の学習でつまずきやすいポイントですよね。しかし、子どもたちはこの問題に対して、自分の考えをペアの友達に一生懸命伝え合っていました。

「x×16は、クッキー16枚分の代金だよ!」「x+600は、クッキー1枚と、他に600円の何かを買った時の代金じゃないかな?」といった声が聞こえてきます。自分の考えを友達に聞いてもらい、「なるほど、分かった!」と納得してもらえることで、子どもたちは自分の考えに自信を持つことができます。

  

 また、2人で話し合うことは、考えの修正点を見つけたり、新たな気づきを生み出したりする絶好の機会です。「そうか! その考え方もできるね!」と、互いの理解を深め合う姿は素晴らしいものでした。
【図・式・言葉で「なるほど!」を深める学び合い】  授業では、図・式・言葉を関連付けながら、式の意味を一つひとつ丁寧に確認していました。教室の後ろには、文字(x、y)の書き方や、これまでに学習した内容が分かりやすくまとめられており、子どもたちの学びをサポートしています。

 学級全体で「学び合う意識」を大切にしながら学習が進められており、一人ひとりが主体的に、そして安心して算数に取り組める環境が整っていました。文字と式は、中学校の数学にも繋がる大切な単元です。今日の学び合いを通して、子どもたちはさらに算数の面白さを実感できたことでしょう。