菓子野っ子ダイアリー

7月14日(月) 庄内平野の米作り探究! 〜おいしいお米の秘密を探る社会科授業〜

 7月14日、5年生の社会科では「稲作の盛んな地域」をテーマに、庄内平野のお米作りについて深く掘り下げました。今回の学習課題は、「庄内平野で米づくりをしている人たちは、おいしい米をどのように生産し、消費者に届けているのだろう?」

  

 子どもたちはこの大きな問いを解決するため、グループごとに知恵を絞り、活発な議論を繰り広げました。教室の黒板には、庄内平野の米作りに関する様々な資料が掲示されています。冷害に関する説明や、米の品種改良の系譜を示す図、そして収穫された米を貯蔵・処理する施設の写真など、多岐にわたる情報が子どもたちの思考を刺激します。それぞれのグループは、これらの資料を読み解きながら、ホワイトボードいっぱいに自分たちの考えをまとめ上げていました。あるグループでは、資料に示された「はえぬき」や「つや姫」といった品種名に注目し、「ねばりが強くて、ごはんが白く、味がよい」といった特徴を書き出していました。別のグループでは、低温に強い品種を開発したり、適切な時期に水を管理したりするなど、冷害に打ち勝つための工夫について熱心に話し合っていました。

  

 ホワイトボードには、熱い議論の跡が伺えます。時に身を乗り出し、時に指をさしながら、自分たちの意見をホワイトボードに書き込んでいく子どもたちの姿は、まさに未来の探究者そのもの。「こうすれば、もっとおいしいお米になるんじゃないかな?」子どもたちの瞳は輝き、活発な意見交換が行われていました。自分たちで資料を読み解き、考えをまとめ、発表する。この一連の学習活動を通して、子どもたちは庄内平野の米作りについて深く理解するだけでなく、問題解決能力や協働する力も高めていました。この学習で得た知識と経験は、きっと子どもたちの今後の学びの大きな糧となることでしょう。庄内平野のおいしいお米が、たくさんの人々の努力と工夫によって届けられていることを知り、感謝の気持ちも育まれた素晴らしい時間となりました。