菓子野っ子ダイアリー

1月22日(木) 【活動報告】令和8年最初の読み聞かせ!~物語の世界に引き込まれた冬の朝のひととき~

令和8年、新しい一年がスタートしました。本校では1月21日、今年度最初となる「読み聞かせボランティア活動」が行われました。冬の澄んだ空気の中、ボランティアの皆様が選んでくださったのは、子どもたちの心にポッと火を灯すような、温かくも深い4冊の物語です。それぞれの教室で繰り広げられた、生き生きとした様子をレポートします。

【教室に広がる、食い入るような「視線」と「静寂」】
ボランティアの方が絵本を開くと、それまで賑やかだった教室が、一瞬にして物語の世界に包まれました。

「今日は、どんなお話が始まるんだろう?」
子どもたちの背筋がスッと伸び、目は絵本に釘付け。物語の続きを待つ、心地よい緊張感と静寂が教室を支配します。
【今回紹介された4冊の素敵な絵本】
ボランティアの皆様が、それぞれの学年に合わせて「今、伝えたい」と思いを込めて選んでくださった本をご紹介します。

低学年の部屋:『ふまんがあります』(作:ヨシタケシンスケ)
 子どもたちの絶大な支持を集めるヨシタケシンスケさんの人気作です。「どうしてお風呂はすぐ入らなきゃいけないの?」といった日常の不満に対し、大人が愉快な(?)言い訳で答えるお話。

 子どもたちの反応: 「あはは!あるある!」、「ぼくもそれ言いたい!」と、思わず笑い声が漏れていました。

  
中学年の部屋:『バナナのはなし』(文:伊沢尚子)
 身近な果物「バナナ」の不思議に迫る科学絵本。ボランティアさんがページをめくるたびに、バナナの意外な秘密が明かされます。

 子どもたちの反応: 「えっ、バナナの木って木じゃないの?」、「そうだったんだ!」と、驚きの表情で身を乗り出す姿が印象的でした。

  

中学年の部屋:『さくらいろのりゅう』(作:町田尚子)
 美しい色彩と幻想的な世界観が魅力の一冊。繊細な描写に、子どもたちは静かに見入っていました。

 子どもたちの反応: 「きれいでかっこいい…」と、うっとり。想像力の翼を広げ、色の世界を旅しているようでした。

  
高学年の部屋:『ぼくはなきました』(作:くすのきしげのり)
 今回の読み聞かせで、最も心に深く刻まれた一冊かもしれません。

  

【エピソード】「自分のいいところ」を見つけたい
『ぼくはなきました』は、学校で「自分のいいところ」を書くことになり、悩んで泣いてしまう男の子のお話です。物語の読み聞かせが進む中、ある教室では一人の児童が、主人公の気持ちに寄り添うように、一生懸命「自分のいいところ」を考え、そして、ポロリと涙をこぼしました。

「自分には、いいところなんてあるのかな……」
そんな不安が、小さな心にあふれたのかもしれません。しかし、その時そばにいた先生が、優しくこう声をかけました。

「一生懸命考えて、泣いちゃうくらい真面目に向き合えること。それこそが、あなたの素晴らしい『いいところ』なんだよ。」

その言葉に、見守っていた私たちも心がほっと温かくなりました。自分を見つめる強さと、それを包み込む優しさ。物語を通じて、大切な心の交流が生まれた瞬間でした。

  
【言葉の力、物語の力】
 令和8年最初の読み聞かせも、子どもたちの感性を揺さぶる素晴らしい時間となりました。ボランティアの皆様、お忙しい中、子どもたちのために本を選び、足を運んでくださり本当にありがとうございました。皆様が届けてくださる「言葉」は、子どもたちの心の栄養となり、これからの成長を支える糧となるはずです。次回はどんな物語に出会えるでしょうか。今から楽しみです!