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避難訓練を行いました

 本校では、防災意識を高めるために、毎学期避難訓練を実施しています。2学期は26日(火)、始業式の後に行いました。災害はいつ、どこで起こるか分かりません。自分の命を守るためには、避難の原則や避難経路をしっかり理解しておくことが大切です。


 訓練に先立ち、まず地震について学習しました。「70%〜80%」という数字は、南海トラフ地震が今後30年以内に発生する確率を示しています。動画視聴を通して、地震発生時の身の守り方や避難の仕方、そして地震と津波の恐ろしさについても考えました。過去の災害の教訓をもとに、次に備えることが命を守ることにつながるということを、子どもたちも教職員も改めて学ぶ機会となりました。


 その後、実際の災害発生を想定して避難訓練を行いました。まずは机の下にもぐり、頭を守りながら机を押さえ、揺れが収まってから非常口へ向かって避難しました。子どもたちは真剣に取り組み、暑い中でも安全に素早く校舎外へ避難する姿が印象的でした。

 災害は、私たちの予想を超えて突然やってきます。だからこそ「自分の命は自分で守る」という意識を、日頃から心に持っておくことが大切です。今回の訓練は、ただの練習ではなく、未来の命を守るための準備です。子どもたち一人一人が真剣に取り組む姿から、その思いの強さと避難訓練の意義を感じました。

 

 災害が起きないことに越したことはありません。しかし、もしその時が訪れたとしても、今回の学びを思い出し、自分の命、そして家族や周りの命を守る行動につなげてほしいと願っています。これからも学校全体で防災意識を高め、地域と共に安全・安心な環境づくりに努めてまいります。