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働く姿にふれる~職場体験学習をしました(7月23日・24日)~

 7月23日(火)・24日(水)の2日間、本校の生徒たちが地域の3つの事業所に分かれて職場体験を行いました。受け入れてくださったのは、牛谷自動車、都城警察署、都城市立図書館の皆さまです。それぞれの現場でしか味わえない体験の数々は、生徒たちにとってかけがえのない学びとなりました。

◆牛谷自動車

1日目は、自動車整備工場での作業に取り組みました。オイル交換や部品の点検、修理など、整備士の方の補佐を通して、技術の高さと安全への意識の深さを学ぶことができました。
 2日目は、なんとレッカー作業にも同行させていただく機会がありました。車の修理だけでなく、道路上で困っている人を支える姿に、生徒は深く感動したようです。技術だけでなく、人の役に立つ仕事であるという実感を得ることができました。

◆都城警察署

 1日目は、鑑識体験や護身術の指導をしていただきました。滅多にできない鑑識の体験で、生徒は道具や作業に興味津々の様子でした。緊張感のある空気の中でしたが、職員の方が優しく教えてくださいました。警察の専門性の高さに圧倒されながらも、生徒は真剣に取り組んでいました。
 2日目には、装備品についての学習やパトカーや白バイなどの警察車両を見学し、さらに警邏(けいら)体験もさせていただきました。憧れのパトカーに実際に乗り込んだことで、生徒は興奮しながらも、その重みと責任の大きさに気づいた様子でした。

◆ 都城市立図書館

 1日目は、図書の配架や書庫整理、さらにお勧めの書籍を選定する活動を行いました。普段利用するだけではわからない図書館の裏側を知り、運営の工夫や多様な業務に驚きの声を上げていました。
 2日目は、レファレンス(利用者の要望を聞く)体験やおはなし会の準備・実施に携わりました。本の魅力を伝える工夫や、市民の知的好奇心に応える図書館の役割にふれ、公共施設としての意義を肌で感じたようです。

 

 今回の職場体験では、どの事業所でも生徒たちが真剣に、そして前向きに取り組む姿が見られました。「知らなかった世界を知ることができた」「働くことの大変さとやりがいを感じた」「自分の将来の選択肢が広がった」など、生徒たちからは多くの気付きと学びの声があがっています。

 改めまして、2日間にわたって生徒たちを温かく迎え、丁寧にご指導いただいた牛谷自動車の皆さま、都城警察署の皆さま、都城市立図書館の皆さまに心より感謝申し上げます。生徒たちにとってこの体験は、ただの「仕事体験」ではなく、「社会と自分をつなぐ第一歩」となりました。これからの進路や生き方を考える上で、きっと大きな糧となることでしょう。

 今後も白雲小中学校では、今回のような「体験を通して学ぶ機会」を大切にしながら、生徒一人一人の「働くこと」や「生きること」、「社会とつながること」への関心を深めていけるようなキャリア教育を充実させていきます。また、地域と連携した学習の機会を広げることで、「ふるさとで学び、ふるさとに還元する」意識を育て、将来、自分の力で社会に貢献できる力を育んでいきたいと考えています。