学校の様子

黒木清次文学碑祭入選作品

11月29日(水)の給食放送で、今年度の黒木清次文学碑祭作品展で入賞した5学年児童の2名の詩を朗読してもらいました。黒木清次さんとは郷土が生んだ文学者で、毎年、その偉業を偲んで小林市文化連盟主催で文学碑祭が開かれ、それにあわせて小・中学校から詩を募集して作品展が開かれます。入選した2名の作品はどれも大変すばらしいものでしたので、お昼に全校児童にきいてもらうことにしました。

 

夕立

 

太陽がしずむその時に

雨たちが

この町を つつみこむ

水たまりが かがみのように光って

そらに にじがでる夕立

たまにずっと 雨がふる時もある

パラパラふる時もある

ザーザーふる時もある

わたしは ザーザーの方が好きだ

夕立の学校のかえり

かさをさして かさからきこえてくる音が好き

音楽みたいに メロディがきこえてくる

パッチャン ポッチャン ピッチャン

とてもすてきな音だな

 

平和な世界へ

 

戦争は、大きなけんか

けんかは、小さな戦争

世の中には、戦争している所がある

戦争は、人の命や家をうばうおそろしいもの

平和をいのるだけでは、終わらない

ずっと苦しんでいる人はいる

私は、大人になったら 困っている人を助けたい

その場に行って けが人を手当てしたい

だけどできない

戦争が終わるには、している人たちの気持ちが

変わらなければならない

たくさん苦しんでいる人がいる

だから戦争は 世の中にはそんざいしたらいけないものなのだ

 

(校長講評)

感受性豊かな2人の詩に感動しました。身の回りで起きていることや世の中の出来事をとらえて、そこから受けるイメージをテンポよいリズムで詩に表すことができました。これからも感性を磨き、自分が思い描く自由な詩の世界に入り込んでほしいと思います。すてきな詩を読んでくれてありがとう!