学校の様子

研究授業1年

10月19日(木)に1学年で国語科の研究授業を行いました。1年は先日も研究授業を行いましたが、本日は小林市教育研究所員として、「個別最適な学び」の実現を目指して行われる授業でした。「かたかなをつかって文をかこう」という学習のめあての下、子どもたちは、ヒントカードをつかって2文以上考えてつくる(りすさんコース)やヒントなしで3文以上つくるパンダさんコース、かたかなの入った文をたくさんつないでお話をつくる(くまさんコース)の中から自分の好きなコースを選び、事前に集めていたかたかなをつかって文をつくることができました。書いた文はペアや少人数で読み合い、よさや間違いを指摘し合っていました。本時学習はどの子どもも自分にあった学習を選んだり、自分にあった方法で表現したりすることができているなど学習の個別化が成立していました。また、自力解決の時間(問題と向き合う時間)をたっぷり与えて、時間をかけて本時の目標を達成できるようにしたり、早く終わった児童に追加課題(もっとかいてみよう)を用意したりするなど、どの児童も自分のペースで学習を行うことができるようにしていました。さらに、「ヒントカード」を用意したことも、指導の個別化につながっていました。授業者が課題を解くヒントを事前に用意しておき、ヒントなしで達成したい子どもは自分の力で、ヒントをもらって達成したい子どもはヒントをみたり、グループワークを通して、友だちのシートをのぞいてかたかなを選んだりするなど、児童が選択できる指導の環境をつくることができていました。指導の個別化と学習の個別化を意識したすばらしい授業でした。小林市では教育研究所員が集まり、授業研究を中心とした研究を行い、その成果をすべての教職員が集まる1月の研修会において発表し、各学校での実践につなげています。1学年担任はその役割を十分果たし、市の研究推進にも貢献しています。 

入学してからまだ半年しかたたない1年生がタブレットを使いながら、ワークシートにどの子どもも立派にかたかなを使って文を書くことができ、書いた文を堂々と伝え合う姿に感動しました!