学校の様子

土木の日の事業

 11月22日(水)、6年生が県土木事務所の協力の下、土木の日イベントを開催しました。朝早くから約40名もの土木関係者の皆様にお集まりいただきました。「土木」という字を分解すると、「土=十一」、「木=十八」となることから、11月18日を「土木の日」と設定し、道路・河川などの社会基盤の整備や災害時における対応の重要性を理解し、土木技術や土木事業に親しむことを目的として、毎年11月18日前後に「土木の日」イベントとして、県内11地区の小学生を対象とした出前講座及び建設機械や測量機器等の各種ふれあい体験を建設業協会等の関係団体と協働して実施しているそうです。今年度、西諸県地区では本校が選ばれ、実施の運びとなりました。

 今日は体育館での開会行事の後、土木の仕事(公共事業等)についての説明を聞き、その後、橋の模型づくり、ドローン操作、作業者体験、測量教室の4つのブースをグループごとに回り、それぞれ体験しました。橋の模型作りコーナーは発砲スチロールの型を組み合わせて橋を組み立てる作業をしました。立体パズルのような活動でみんなで知恵を出し合って完成させました。ドローン操作のブースでは実際にドローンを操縦し、ドローンから送られてきた画像をタブレットで確認しました。ぶれることなくクリアーな画像が送られてきて子どもたちはとてもびっくりしていました。作業車体験ではショベルカーに乗せてもらいました。レバーを巧みに操り、ショベルで土をつかんで下すまでの作業を、運転席に座りを間近で確認することができました。運転席が思ったより高く感じたようです。測量教室では指定された距離を歩測したり、実際に測量で使う機器を使って調べたりすることができました。測量技術の進歩に驚いたようでした。4つの活動は児童にとってどれも新鮮で、それぞれに興味深く、とても楽しかったようです。

 児童の体験活動以外に、校内の樹木の剪定をしていただいたり、渡り廊下や非常階段のコンクリート補修をしていただいたりするなど、環境整備もしていただきました。約1時間半の学習でしたが、あっという間に過ぎていきました。

 今回の土木の日イベントは、土木の魅力をたっぷり味わうとともに、土木の仕事内容や自分たちの生活との関わりについて知ることにつながり、職業に対する理解を深め、キャリア教育を推進する上で大変有意義な時間となりました。今回の事業に関わっていただいた県土木事務所、建設業協会、造園組合、測量設業協会の皆様、本当にありがとうございました。今日の体験をもとに、将来、子どもたちの中から、橋や道路をつくる人が出てくる日を楽しみに待ちたいと思います!