修了式

(H28年度 修了式)


『感謝の心』と『優しい心』をいつまでも持ち続けて


■ おはようございます。

■ 今日はこれまでと違って6年生がいません。何だかとても寂しいですね。

■ きのうは6年生の『卒業式』でした。これまで優しく皆さんのお世話をしてくれていた49名の6年生が立派に卒業していきました。

  『卒業式』には、4年生・5年生がみんなを代表して参加しました。卒業生へ贈る言葉や合唱をしっかりとがんばってくれたおかげで、とても素晴らしい卒業式になりました。「4年生・5年生の皆さんありがとうございました」

  6年生もきっと、「ありがとう。都農小学校のこと、あとはみんなに任せたよ。」と安心して卒業してくれたと思います。

■ さて、今日は、平成28年度の最後の日、『修了式』です。

  今の学年のすべてが終わる日ですから、1年生から5年生のみなさんにとって、今日は今の学年の『卒業式』になります。1年間をまとめる式です。

■ 先ほど、各学級の代表の人に【修了証】を渡しました。とても立派に受け取ってくれました。【修了証】は、一つ上の次の学年に進むために、絶対に必要で大切な【切符】ですから、この後、教室に戻ったら、担任の先生から代表の人と同じように、一人一人しっかりと修了証を受け取ってください。

■ 校長先生がするのと同じように、両手を握りしめてください。

  この1年間の思い出やがんばり、成長をしっかりと強く握りしめましょう。

  それを胸の奥に大切にしまって、4月からの新しい学年の扉を開く準備をしましょう。

■ そして、手がチョークだらけになりながら、一生懸命に勉強を教えてくださった先生方の後ろ姿や、自学やテストの丸付けで、赤ペンのインクがついていた先生方の手を思い出しながら、感謝の気持ちで1年を締めくくりましょう。

■ 事務室の先生、給食センターの先生、おうちの人、地域の方々、そしてお友だち、たくさんの人のおかげで今日の日を迎えることができました。

  お世話になったすべての人に、心から感謝の「ありがとう」の気持ちを込めて、みんなで大きな拍手をしましょう。

  「ありがとうございました」 (拍手)

■ この1年間、校長先生は全校朝会等でいろいろな絵本を紹介しました。

  今日がみなさんへの最後のお話になりますから、校長先生らしく絵本で締めくくりたいと思います。

  校長先生の大好きな絵本の一つです。『モモンガくんとおともだち』を紹介します。

■ 『モモンガくんとおともだち』 こんなお話しです。

                            (体育館でスライドを使って、読み聞かせをする。)

★出典:「モモンガくんとおともだち」(くすのきしげのり・作 狩野富貴子・絵)

■ お友だちがいなかったモモンガくん。

  でも勇気を出して「一緒に遊ぼう」って言えましたね。たくさんのお友だちができて、一緒に遊ぶことができたモモンガくん、本当によかったですね。

  森の動物さんたちも、新しいお友だちができて、とってもうれしかったと思います。

■ 校長先生はいつも、そしてこれからもずっと、『おすずっ子のみんなが、お友だちに優しく、仲良く遊んだり、勉強を頑張ったりしてくれること』を一番に願っています。

■ これで、校長先生の話を終わります。

                  平成29年3月24日(金) 都農町立都農小学校 校長
(HP用) H28 修了式.pdf

 

H28年度 卒業式 校長式辞

(H28年度 卒業式 校長式辞)

■ ひと雨ごとに、春の足音が聞こえてくる、今日のこのよき日に、河野正和町長様をはじめ、多数のご来賓の皆様のご列席を賜り、第70回卒業証書授与式が挙行できますことを、心より厚く御礼申しあげます。

  「ありがとうございます。」

■ 保護者の皆様、御家族の皆様、本日は皆様方のこれまでの『あらゆる努力』と『すべての愛情』がここに実を結び、義務教育の第一段階を終えられましたことを、心よりお祝い申し上げます。

  「おめでとうございます。」

■ 卒業生49名の皆さん、「ご卒業おめでとうございます。」

■ 皆さんは6年間、本当によくがんばりました。特に、本年度は、最高学年として、都農小学校のよき伝統を確実に引き継ぎ、力強く引っ張ってくれました。皆さんを卒業生として送り出すことができることは、都農小学校の【誇り】であり、大きな【喜び】です。

■ これまで私は、全校朝会などの機会を通して、いろいろな絵本を紹介してきました。今日、都農小学校を巣立ちゆく皆さんへの最後の『はなむけの言葉』も、私らしく、絵本で送りたいと思います。

■ スクリーンを見てください。

★「ひび割れ壺と少年」 出典(文:松本純 絵:大村竜夫)

                              (スライドを使って、読み聞かせをする。)

■ みなさん、どうでしたか

■ 人は誰でもひび割れ(欠点)を持っています。でも、壺にひびがあったことで花の種が育ち美しい花が咲きました。ひびがこぼしてくれた水のお陰です。

■ 【ひび】や【欠点】というと、とかく悪いイメージがつきまといます。しかし、裏返してみると、【長所】になることもあります。例えば、気が短く飽きやすいというひびは、次々と新しい物事に取り組むという長所になります。また、何かに取り組むのに時間がかかるというひびも、一つ一つのことにじっくり取り組んで着実に行うという長所になります。

■ 私たちは、自分の【ひび】や【欠点】をつい責めてしまいがちです。しかしそれをうまく生かす道を考え、自分のよい個性として磨いていくことが成長することだと思います。

■ また、人は一人では生きていけません。多くの人に支えられながら生きています。

  お互いの欠点を責め合うのではなく、絵本に出てきた水をくむ少年のように種をまき、花を咲かせる手助けをしてくれる人がいつもそばにいてくれたら、人はどんなに幸せでしょうか。

  そして、あなた自身が誰かを助けることができたなら、周りのみんながとても幸せになり、それぞれの心の中にきっと素敵な美しい花が咲くことでしょう。

■ 皆さんのこれからの素晴らしい成長は私たちの未来であり、私たち大人の希望です。

■ 私は皆さんとの出会いに感謝しています。

  学校生活の様々な場面で、先頭に立って下級生をリードしてくれる優しく頼もしい6年生でした。最上級生としての在り方を【後ろ姿】で示してくれた皆さんは、下級生にとって『あこがれの存在』だったに違いありません。そして私たち教師にとっても自慢の6年生でした。

  都農小学校の最上級生としての在り方は、今、皆さんの背中を見つめている5年生と4年生がしっかりと引き継いでくれるはずです。

■ さあ、卒業生の皆さん。

  いよいよ、羽ばたきの時です。

  みなさんの目の前は晴れ渡っています。胸を張って、笑顔で飛び立ってください。

  先生たちは、これからもずっと皆さんの未来を精一杯応援します。

■ ご卒業、本当におめでとう。

  そして、ありがとう。

  さようなら。

■ 以上、式辞といたします。

                     平成29年3月23日
都農町立都農小学校校長
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3月 全校朝会 校長の話

【3月 全校朝会】 校長の話

『おおきなおおきな木』

4月、子どもたち一人一人に大きな花が咲きますように

■ おはようございます。

  3月になってもう一週間が経ちました。3月は、今の学年最後の1ヶ月です。6年生にとっては、小学校生活最後の月になります。

 

■ まだまだ寒い日もありますが、日差しや通り抜ける風の暖かさを感じる日も次第に増えてきました。

  都農小学校の校庭にある『梅』の木には赤い花が次々と咲き始めています。一方、『桜』の木に目を向けてみますと、まだ花は咲いていませんが、つぼみが大きく膨らみ、春の訪れを今か今かと待っているようです。春は、もうすぐそこまで近づいて来ています。

■ 寒い寒い冬の間、植物は何をしているのでしょうか。

  何もしていないのではありません。やがてやってくる春に向けて、誰にも見えない土の中にしっかりと根を伸ばし、栄養を蓄えながら、美しい花を咲かせるための準備をしているのです。


■ 今日は、『おおきなおおきな木』というお話をします。


■ 『おおきなおおきな木』 こんなお話です。

    (体育館でスライドを使いながら、読み聞かせを実施する。)

  ★出典:「おおきなおおきな木」(よこたきよし・作 いもとようこ・絵)


■ みなさん、どうでしたか。


■ 「はやく大きな木になりたい」そう思って、焦っていた小さな木。

  でも、大きくなるのは大変でした。簡単にはなれませんでした。


■ 大きな木になるためには、まず、しっかりとした根っこをはらなければなりません。

  根っこがしっかりしていれば、枝を大きく広げて、美しい花も、おいしい実もたくさんつけることができます。

■ おすずっ子のみなさんも、しっかりした根っこをはってください。そのために、この3月、担任の先生やお友だちと一緒に、学年のまとめをしっかり頑張ってほしいと思います。

  そうして、新しい学年になる4月には、たくましくなって大きな活躍をしてくれることを、校長先生は心から楽しみにしています。


■ これで、校長先生の話を終わります。

      平成29年3月7日(火) 都農町立都農小学校 校長
PDFはこちら→(HP用) 3月 全校朝会.pdf

3月 校長あいさつ

(3月HP校長あいさつ)

「何も咲かない寒い日は、下へ下へと根を伸ばせ。やがて大きな花が咲く。」 

    今、地道な努力を積み重ねることが、やがて実を結ぶことを信じて

■ 早いもので今日から3月です。

  1年間の【まとめの月】となりました。6年生にとっては、いよいよ小学校卒業の月となりました。2月後半からは卒業に向けた準備や練習も始まり卒業への気持ちが高まってきていることと思います。明るく元気で心優しい6年生の子どもたちと、もうすぐお別れになることを考えるとさびしい思いでいっぱいになります。

■ 先日、都農小学校の校庭で日差しを受けて茶色に広がる芝生の中に、地面を這うように葉っぱを広げているタンポポを見つけました。

  どんなに寒くても人に踏みつけられても決して負けることなく、春の訪れをじっと待ち力強く生きているタンポポ。春にはやわらかい黄色い花を咲かせます。

■ 植物は寒い冬の時期に、やがて来る春に向けて、見えないけれど地中にしっかりと根を伸ばして栄養を蓄え、春になったら芽吹き、花を咲かせるための準備をしています。

  子どもたちにとって、小学校時代は一人の自立した社会人になるために必要な『根』を下へ下へと【広く】・【深く】伸ばし、【大きく】・【美しい】その子ならではの『花』を咲かせるために“必要な力”を蓄える時期だと思います。

■ 「何も咲かない寒い日は、下へ下へと根を伸ばせ。やがて大きな花が咲く。」

  この言葉は、2000年に開催されたシドニーオリンピック女子マラソンで金メダルの高橋尚子さんが無名の頃、よい結果が出ずに苦しんでいた時、高校時代の監督から贈られた言葉だそうです。高橋さんはこの言葉を励みに、いつか晴れ舞台で結果を出せることを信じて、日々の地道な努力を積み重ねたそうです。

■ 身の回りにある物事は、子どもたちにとって必ずしも楽しいことばかりではありません。しかし、子どもたちが成長していく過程でやらなければならないことは数多くあります。ますます物が溢れ便利になり予測が難しくなる未来を生きる子どもたちのために、私たち大人は子どもたち自身が自力で困難を乗り越える経験をさせたり、子どもたちに我慢することや努力の尊さを学ばせたりすることが、これから大事なことではないかと思います。

  苦しいことやつらいことは、自分を強くし心を広くしてくれるはずです。子どもたちが苦しいことやつらいことにも果敢に立ち向かい、チャレンジする様々な経験を通して、自分自身で『丈夫な根を下へ下へと伸ばしていく力』『たくましく生きる力』を身に付けながら一歩一歩成長していくように、これからも学校・家庭・地域が一体となって、子どもたちの地道な努力を応援し続けていきたいと思います。

■ まずは、本年度の残り1ヶ月。子どもたち一人一人に色とりどりの美しい大きな花が咲く4月を楽しみに、学年の仕上げに向けた努力を積み重ね、『しっかり根を張る教育活動』を職員23名で【全力一心】展開していきます。

        

平成29年3月1日(水) 都農町立都農小学校 校長
PDFはこちら→3月 あいさつ.pdf
なわとび集会 校長の話

(なわとび集会 校長の話)

H28 『なわとび集会』 講評

■ 1月に入ってから、校長先生は、みんなが、授業中にクラスのお友達と一緒に長縄跳びに挑戦している姿、昼休み時間に二重跳びなどに挑戦している姿、自分やクラスの目標に向かってがんばっている、みんなの姿を、ずっと見てきました。

  今日まで、どの学年もよくがんばってきました。そして、みんなとっても上手になってきました。

■ 今日は、その成果を発表する縄跳び集会でした。

  クラスのみんなで心を一つにして、担任の先生も一緒に記録に挑戦する姿がとっても立派でした。

  そして、お友達を大きな声で一生懸命に応援している姿に感動しました。

■ 校長先生は『肌』と『目』と『耳』で感じたことを順にお話しします。

■ まず、『肌』で感じた感想です。

  みんなの「がんばるぞ」という強くて熱い気持ちが、校長先生の体に、ビンビン伝わってきました。

■ 次に、『目』で見た感想です。

  みんなの跳んでいる姿がとっても美しかったです。きれいでした。

 そして跳んでいる時の真剣な目がとってもかっこよかったです。

  夢中でどの学年も飛び続けていました。

■ 最後に、『耳』で感じた感想です。

  校長先生は目を閉じてみました。

  耳をすませると、特に高学年は、足音が聞こえないくらい静かで軽やかで、まるで踊っているようでした。

■ 縄跳びは、練習すればするほど、努力の結果があらわれます。

  目標を持って挑戦(チャレンジ)することはとても大切なことです。

  今日の縄跳び集会では、みんながこれまで目標を持って、がんばる努力をしてきたからこそ、きっとよい結果が出たのだと思います。

■ 3学期も、今日を入れて、ちょうど30日(6年生は29日)になりました。

  なわとびと同じように、自分のがんばる目標をしっかりと決めて、それに向かって、お友だちや担任の先生と一緒にがんばって努力してください。きっと、自分の成長・伸びを実感できると思います。

  これからのみなさんのがんばりを期待しています。そして応援しています。

■ 寒さはいよいよこれからが本番です。

  しっかり食べて、しっかり眠って、そしてしっかり運動をして、寒さに負けない強い体づくりをしてください。

  そして、お友達や先生たちと一緒に、たくさんのいい思い出をつくってください。

■ これで、校長先生の話を終わります。

PDFはこちら→H28  『なわとび大会』 講評.pdf
2月 全校朝会 校長の話

【2月 全校朝会】 校長の話

         『誰もが輝く自分になるために』                             

■ おはようございます。

  昨日から2月です。これからますます寒い日が続きます。風邪やインフルエンザに十分気をつけて、元気に登校して、運動や勉強に頑張ってほしいと思います。

■ 今日は、『Zero(ゼロ)』というお話しをします。

■ 主人公は数字の『0(ゼロ)』です。

  ゼロは大きくて丸い数字。

  からだの真ん中に大きな穴が空いています。

  自分は中身が空っぽ。何にもないと思うと自信が持てません。

■ 【1+0=1】【2+0=2】……。

  「自分なんてあってもなくても答えにはまったく関係ない。何の役にも立っていない。必要ないんだ。」

  「何にもいいところがない自分なんて、嫌いだ。」

■ そんな空っぽの数字『0』が、自分の“いいところさがし”を始めます。

■ 『Zero(ゼロ)』 こんなお話しです。

    (体育館でスライドを使いながら、読み聞かせを実施する。)

■ みなさん、どうでしたか。

  ゼロは、お友だちと一緒に、自分には“大きな数字になるときに役立つ力がある”ことに気づくことができました。良かったですね。

■ 誰にでも欠点はあります。でも長所だってたくさんありますが、自分ではなかなか気づかないだけなんです。

  “自分にしかできない”“自分だからできる”自分のいいところをお友だちや先生と一緒に見つけてみましょう。

  ピカピカに輝く、素敵な自分がきっと見つかりますよ。

■ これで、校長先生の話を終わります     

平成29年2月1日(水)

                   都農町立都農小学校 校長
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2月 校長あいさつ

(2月HP校長あいさつ)

『今』を変えない限り、『未来』は変わらない

          今という、この一瞬一瞬を大事に生きること

■ 新年のさわやかな挨拶で始まった1月も終わり、あっという間に、1か月が過ぎ、2月を迎えました。

  「1月は行く、2月は逃げる、3月は去る」と言われますように、3学期は時間の流れがとても早く感じられます。

  2月の別称【如月】が『衣更着』(衣服を更に着重ねるほど)とも言われるように、寒さが一段と厳しくなる時期でもあります。

■ そんな中、2月3日は節分、暦のうえではもう春を迎えます。吹く風にはまだまだ厳しい寒さを感じますが、爽やかな青空から顔をのぞかせる太陽の光は日増しに暖かくなってきています。

  一歩一歩近づいてくる春の足音を感じながら、健康に留意し、充実した日々を過ごしていきたいものです。

■ 2015年9月、イングランドで開催されたラグビーワールドカップで、過去2度の優勝を誇る南アフリカから大金星を挙げる等、日本中を沸き立たせた日本代表の五郎丸歩選手がこんな力強いメッセージを発信しています。

  「未来を変えられると人は簡単に言う。でも違う。今を変えない限り未来は変わらない。今、この瞬間だけを考え、全力か、一歩でも前へ出るのか。その積み重ねでしか自分の未来はつくれない。今を変えろ!」

■ 五郎丸選手は、2011年のワールドカップで日本代表に選ばれませんでした。それを自分の能力のせいにして納得し日々緊張感のない生活を送っていた時、ヘッドコーチであるジョン・カーワン氏は、「選ばれなかったのはテクニックの問題ではなく、ラグビーに対する打ち込み方、考え方の 問題である」「唯一確かな『現在』に集中することがすべてだ」ということを本人に気づいてほしく、冒頭の言葉“変えなければいけないのは、今だ。今を変えなければ、未来は変わらない“を伝えたそうです。

■ どんな未来を思い描いたとしても、結局は『今』を積み上げていくしかありません。そして今は『過去』の自分が積み上げてきた『未来』です。

■ そのことに気づいた彼は、「目の前のことを100%やりきるだけが未来を変える方法だ」と考えて、世界一きついと言われた練習にも耐え抜き、それまで勝ち星のないワールドカップで世界3位の南アフリカを逆転で下すという“史上最大の番狂わせ”を成し遂げたのです。

■ 強い意志とともに、「いつかやる」「そのうちやる」ではなく、今現在を努力することの大切さを改めて教えてくれているように思います。

■ すべては『今』にあります。子どもたちにとって、『今』という時間は二度と戻ってくることはありません。

  本年度も残り2か月。一日一日、一瞬一瞬を大切にしっかりと積み重ねながら、4月からの新年度を見据えた教育活動を職員23名で【全力一心】展開していきます。これまで同様の御支援と御協力をお願いいたします。

        

平成29年2月1日(水) 都農町立都農小学校 校長
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避難訓練【火災】校長の話

(避難訓練【火災】 校長の話)

   命を守るために毎日練習し、【本物の力】を身に付ける   

 

■ 今日は、火災の避難訓練をしました。

  どの学級も担任の先生の指示に従って、黙って慌てずに、とても上手に避難することができました。

 

■ 今回は、前回に比べて、3秒“も”早く避難することができました。

  1秒は一瞬です。でも、そのほんのわずかな『1秒』の違い、『1秒』早いだけで命が助かることがあります。1秒“しか”ではなく、1秒“も” です。

 

■ 冬は空気が乾燥して寒い日が続きます。火を使う機会が多くなり火災が起こる危険も増えてくることから、この時期に火災の避難訓練をしました。

 

■ これまでの訓練の時にも、みなさんに繰り返しお話ししてきた大切なことを今日もお話しします。

 

■ それは、一つしかない大切な自分の命を守るためには、訓練の時だけではなくて、日頃から練習しておかなければならない大切な【2つの練習】です。

 

■ まず、1つ目は、『先生の話をしっかりと聞く』ことです。

  先生の話は、目と耳と心で、しっかり聞く習慣を身につけておかないと、いざという時に慌ててしまい、大切な話や指示を聞きもらしてしまいます。

  都農小学校には、「放送のチャイムが鳴ったら、その場に止まって、口を閉じて聞きましょう。」という約束があります。とても大切なことなのですね。

 

■ 2つ目は、『落ち着いて行動する』ことです。

  避難する時、慌てていると、階段でつまづいたり、友だちにぶつかったりして大けがをしてしまいます。

  都農小学校には、「右側を一列で静かに歩く」という約束があります。命を守る上で、『右一静歩』はとても大切なことなのです。

 

■ この2つはどちらも、避難訓練の時にしかできない練習ではありません。毎日、授業中や休み時間にも、何度も繰り返し練習することができます。

 

■ 火災は、いつ、どこで起こるか分かりません。

  たとえ、担任の先生がいない時であっても、自分たちの力で安全に避難して、『自分の命』はもちろん、『友だちの命』もしっかりと守ることができる【本物の力】を身に付けることがとても大事なことです。

  これからも、先生やお友だちと一緒に、毎日しっかりと繰り返し練習していきましょう。

 

■ これで、校長先生の話を終わります。

PDFはこちら→『避難訓練(火災)』 校長の話.pdf

1月 校長あいさつ

(ホームページ 1月 校長あいさつ)

『3つの【C】で、素敵な今日と出会える都農小学校に』

■ 新しい年を迎えました。

  皆様におかれましては、健やかに新年をお迎えのことと思います。本年もますますの御健康と御多幸を心よりお祈り申し上げます。

■ お正月の門松と言えば、欠かすことができないのが「竹」です。

  竹には、厳しい風雪にあってもけっして折れることなく自分を支えるために「節」があります。

■ 人生においても、人は「節目」ごとに気持ちを新たにし、「頑張ろう」という目標をもち、そして竹のごとく真っ直ぐに伸びていくのだと思います。

  一年の節目はお正月です。「一年の計は元旦にあり」というように、子どもたちにはこの節目を大切にして、意欲に燃えた新しい気持ちで自分なりの目標をしっかり立てて頑張ってほしいと思います。

  学校も、その時々の節目・節目を大切に、子どもたちの頑張りを支え、応援していく場所でありたいと考えます。

■ 都農小学校の子どもたちは、未来の都農町の希望であり、太陽のような存在です。

  学校・家庭・地域が一体となり、子どもたちに多くのチャンス(Chance)を用意し、何事にも積極的にチャレンジ(Challenge)する子どもを育て、子どもたち一人一人がよりよい自分に成長し変わる、チェンジ(Change)していってほしいと心から願っています。

■ 『チャンス(Chance)』『チャレンジ(Challenge)』『チェンジ(Change)』

 これら3つの【C】を大切にし頑張る子どもたちが、素敵な今日と出会える都農小学校となるべく、創立142周年目を迎え、新たな第一歩を皆様と共に歩み出したいと思います。

■ 3学期は【まとめ】の時期です。子どもたち一人一人の1年間の努力の跡が確実に残るよう、一生懸命取り組ませたいと考えています。そのことが次の学年へと繋がる土台となり新しい学習の支えになってきます。

  私たち教職員23名も、新学年を見据えながら、子どもたちが進級・進学への心構えをしっかりともてるよう、【全力一心】、よりきめ細かな教育活動に取り組んでいく所存です。

  本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

       平成29年1月10日(火) 都農町立都農小学校 校長
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3学期 始業式 校長の話

(3学期始業式 校長の話)
『心を整える~【心のスイッチ】を上手に入れよう~』

■ 新しい1年、平成29年(2017年)が始まりました。

  新年のあいさつをしましょう。「あけましておめでとうございます」

■ みなさんは、新しい年を迎えて、『楽しいことがたくさんあったらいいな』『3学期はがんばるぞ』という気持ちが大きく膨らんでいると思います。

  3学期は、1年間の『仕上げ』をするとても大切な学期です。特に6年生は小学校6年間の総仕上げをする最後の学期です。

  一日一日、1時間1時間、1分1秒を大切に、学年で身につけなければならないことの最後の仕上げをしっかり頑張ってほしいと思います。

■ そのために、3学期、みんなで仕上げていくことを一つお話しします。

  それは、【心のスイッチ】です。

  【心のスイッチ】は、何かを始めようとする時、それまでザワザワしていた心を静かに落ち着かせて、心の準備をする『心を整える』ためのものです。

■ 校長先生は、おすずっ子のみんなが【心のスイッチ】を入れている場面を毎日見ています。その中から二つお話しします。

  その一つは、放送の始まりの時です。チャイムが鳴ると同時に、全校が動きを止めて、話をやめて放送に耳を傾けます。【心のスイッチ】が入った瞬間です。おすずっ子みんなの「話を聴こう」とする『心の準備ができた』、『心が整った』と、校長先生はその時に感じます。

  もう一つは、掃除が始まる時です。チャイムが鳴ると同時に、その場に止まり黙想をします。昼休み時間で元気な声の聞こえていた学校が、一瞬にして誰もいない学校のように静まりかえります。おすずっ子みんなの「掃除を頑張るぞ」という【やる気のスイッチ】が入り、『心が整った』瞬間です。

■ 【心のスイッチ】は、入れ方が上手にできればできるほど、心の準備も上手にできるようになります。

  特に、お辞儀(礼)が上手にできるようになると、【心のスイッチ】がとてもうまく入るようになります。

  皆さんは、毎日、朝の会や帰りの会のあいさつでお辞儀をします。授業の始まりと終わりには礼をします。

  まず大事なことは、あいさつの時には先生やお友だちと、授業の時には先生としっかりと目を合わせることです。目を合わせることで自分と相手の心が一つになります。

  次に大事なことは、美しい姿勢です。かかとは揃っていますか。ひざは曲がっていませんか。指先は伸びていますか。胸と背筋はピンとなっていますか。美しい姿勢は美しい心の表れです。

  最後に大事なことは、丁寧に頭を下げることです。ゆっくり腰から曲げる(首を曲げるのではなく、おしりを後ろに押し出す感覚で、「1・2・3」)と、お辞儀(礼)に心を込めることができます。

■ お友だちや先生と一緒にがんばって、お辞儀(礼)を丁寧に仕上げて、【心のスイッチ】を上手に入れることができるようになりましょう。

  これからやってくる寒い冬は春に大きく成長するための準備期間です。

  みなさんも、この寒い3学期の間に十分力を蓄えて、やがてやってくる春に大きな花を咲かせることができるように、元気にがんばっていきましょう。

  これで、校長先生の話を終わります。

平成29年1月6日(金)都農町立都農小学校 校長
PDFはこちら→(HP用) 3学期 始業式.pdf

 

2学期 終業式 校長の話

【2学期 終業式】 校長の話

(2学期 終業式)『3つのがんばり』と 『校長先生からの宿題』

■ おはようございます。今日は、78日間あった2学期の終わりの日です。

■ 今から、みなさん一人一人に、校長先生が2つの質問をします。

  声は出さず、心の中で自分に答えてください。静かに目を閉じましょう。

■ まず、1つ目の質問です。

  2学期、【こんなことをがんばったよ】という事を一つ、何ですか。

■ 次に、2つ目の質問です。

  【こんなことをもう少しがんばりたかったな】という事を一つ、何ですか。

■ 静かに目を開けましょう。どうでしたか。『どんな2学期でしたか』

  こういう区切り(節目)の時に、今までのことを振り返ることはとても大切なことです。なぜなら、今までのことを振り返ると、次に(これから)がんばることがわかってきますからね。

■ さて、これからは、みんなで過ごした2学期はどうだったかを校長先生と一緒にみんなで振り返ってみましょう。

■ 2学期は、1年で一番長い学期で、運動会や遠足・修学旅行、持久走記録会等、いろいろな行事がたくさんありました。

  おすずっ子のみんなが、すべてのことに、とても真剣に一生懸命にがんばる姿をたくさん見ることができました。校長先生は、みんなのがんばる姿を見るのがとても楽しみで、大好きです。

  2学期、特にみんなが見せてくれた【3つのがんばり】をお話しします。

■ 一つ目は、やはり『あいさつ』です。

  地域やおうちの方々からたくさんのお褒めの言葉をいただきました。

  都農小学校の一日の始まりは、雨の日も寒い風の日も、遠い正門下の道路やプールの所から、そして正門に近づいてから、さらに【あいさつリレー】をした後も、元気なあいさつが校庭いっぱいに溢れ響き渡っています。

  さすが、「【あいさつ日本一の学校】を目指しているだけあるな」と、毎朝とてもうれしくなります。

  3学期には、友だち同士のあいさつの輪が、もっともっと広がるといいなと思います。さらに、学校から帰る下校の時にも、地域の方々に「こんにちは」とあいさつできるようになるといいですね。【あいさつ日本一の都農小】を目指して、これからもみんなでもっともっとがんばっていきましょう。

■ 二つ目は、『おそうじ』です。

  元気な声が響き渡っていた昼休みが終わり、掃除の始まりのチャイムが鳴ると、おすずっ子のみんなが先生方と一緒に黙想し、都農小学校全体が一瞬にして静かになります。掃除に向かう心を整える大切な時間です。

  無言で隅々まで全校のみんなで心を合わせて取り組みました。学校を美しく磨くこと、それは同時に、みなさんの心を美しく磨いていた姿でした。お掃除名人もたくさん増えてきました。

  また、朝のクリーン活動の輪が1学期よりもさらに大きく広がってきました。特に最近は4年生の姿も見ることができるようになってきました。6年生や5年生の後ろ姿を見ながら、4月からは自分たちも学校のリーダーになるんだという気持ちが育ちはじめてきていることをとてもうれしく思います。

■ 三つ目は、『ふわふわことば』です。

  校長先生は新しい学年が始まった4月の始業式で、「おすずっ子みんなで、今年1年間、人間みんなが持っている『心の鏡』を磨いて、ピカピカに輝かせましょう。そのために一番大切なことは【優しい言葉づかい】をすることです。」というお話をしました。

 「ありがとう」「大丈夫?」「一緒に遊ぼう」「いいよ」「かしてあげるよ」等、

都農小学校の“ふわふわ言葉の木”がどんどん大きく育ってきています。

  校長先生にとって、おすずっ子みんなの心があたたかく優しくなってくれること、それが何よりも幸せでうれしいことです。

  これからは、もしも、心ない言葉や態度でお友だちを悲しませたり、嫌な気持ちにさせたりした時には、「ごめんね」「ごめんなさい」と素直に言えるようになると“ふわふわ言葉の木”がもっともっと大きく大きく育っていくと思います。心の鏡をピカピカに磨いていきましょう。

■ 明日からは、いよいよ14日間の冬休みです。

  12月31日まで残りあと9日、2016年(平成28年)が終わり、1月1日から新しい2017年(平成29年)が始まります。

  いろんなことがあった1年間でしたが、232名のおすずっ子のみんながこうして元気に1年を終わろうとしていることはとても素晴らしいことです。校長先生は、そのことが一番うれしいです。

  「おすずっ子のみんな、本当にありがとう。」

■ 最後に、校長先生から、みんなに『2つの宿題』を出します。

■ 一つ目は、【家族の一人として家の仕事をしっかりすること】です。

  冬休みの時期は、大掃除やおせち料理作り等、昔から続いている習慣や行事があって、お正月を迎える準備で何かと慌ただしくなります。家族の一員として、ぜひ、自分から進んで家の仕事をしっかりしてください。

■ 二つ目は、【命を大切にすること】です。

  校長先生は、232名全員が交通事故に気をつけて、大きなけがや病気をしないで、元気に冬休みを過ごしてくれることを心から願っています。

■ 3学期の始業式(始まりの日)は、1月6日(金)です。

  その日には、みんなの笑顔をこの場で合わせ、元気に3学期を出発できるようにしましょう。また会えるのを楽しみにしています。

■ これで、校長先生の話を終わります。

      


 平成28年12月22日(木) 都農町立都農小学校 校長
PDFはこちら→(HP用) 2学期 終業式.pdf
持久走記録会 校長の話

【持久走記録会】 校長の話

 

『一歩一歩の小さな積み重ねが大きな力に』

 

■ おすずっ子の皆さん。

  今日は、全員がきつくてもあきらめずに歯を食いしばって、自分の持てる力、すべてを出し切って最後まで走り抜きました。

  素晴らしかったと思います。大きな拍手を送ります。

 

■ 都農町藤見の素晴らしい陸上競技場で走ることができました。

  とても良い天気にも恵まれました。

  そして何よりも、お友だちや先生方やたくさんのおうちの方々の声援があったからこそ、「きつい」「もうだめだ」と走り続けるのをやめようと思った時でも、皆さんはけっしてあきらめることなく、最後まで頑張ってゴールできたのだと思います。

  グランドに、天気に、そして応援をしてくださった多くの方々に、たくさんの【力】と【勇気】をもらいました。感謝の気持ちを伝えましょう。「ありがとうございました。」

 

■ 1・2年生は600m。3・4年生は800m。5・6年生は1000mを走りました。

  普段、こんなに長い距離を走り続けることはありません。

  今日は、おすずっ子みんなで長い距離を走り続けることに『挑戦』をしました。

  途中であきらめずに最後まで走り抜くことを目標にしていた人、順位を前の学年の時よりも一つでも上げることを目標にしていた人、自己記録を1秒でも0.1秒でも縮めることを目標にしていた人、一人一人それぞれが目標をもって走っていたことと思います。

 

■ みなさんが走る【一歩】はとても短い距離です。小さな一歩です。

  でも、その小さな一歩を一つ一つ積み重ねたことで何百歩、何千歩となり、いつの間にか、何百メートル、何千メートルもの長い距離を走り続けることができたのです。

 

■ みなさんには、これからもいろいろなことにどんどん挑戦してほしいと思います。

  その時に一番大事なことは、まず目標をもつこと。次にその目標に向かって、小さながんばりを一つ一つこつこつと積み重ねていくことです。やがて、その努力は必ず大きな力になります。

 

■ 2学期も残りあとわずかになりました。

  目の前にある毎日の授業を一時間一時間大切に、2学期の学習のまとめにしっかりと取り組んでください。

 

■ これで、校長先生の話を終わります。

 

 平成28年12月9日(金)都農町立都農小学校 校長

PDFはこちら→(HP用) 持久走記録会.pdf

12月 校長あいさつ

ホームページ (12月 校長あいさつ)

          『12月人権についてより深く考える』

 子どもたちの心にやさしさの花がいっぱい咲きますように

■ 今から68年前の1948年(昭和23年)12月10日、国際連合の総会で『世界人権宣言』が採択され、この日が【世界人権デー】と定められました。日本も、毎年12月4日から10日までの1週間を【人権週間】としています。

■ 都農小学校においても、12月の月目標を人権教育の観点から「友だちに対して思いやりのある言葉かけをしよう」とし、毎年、第1週に各学級で行う人権に関する学級活動(ワークショップ型)の時間をはじめ、人権週間を中心に人権について特に集中的に学習に取り組むこととしています。

  1日(木)の全校朝会では、絵本『おおきなあな』の読み聞かせを通して、子どもにとって最も身近な【いじめ】について全校で考えました。

  それを受け、5日(月)のおすずっ子タイムでは各学級で担任と一緒に、 《いじめにあうことのつらさ》や《いじめることのこわさ》などを考え、“いじめのない、みんなが仲良しのクラスにするにはどうしたらよいか”についての話し合いを行います。

  また、8日(木)には全校で人権集会を計画しています。

■ さらに本年度は新たな取り組みとして、16日(金)の朝の時間に低学年 は人権カルタ、中・高学年は【全国人権擁護委員連合会】編集、【公益財団法人人権擁護協力会】発行の小冊子『種をまこう』を使い学習を行います。

■ 子どもたちにとって、学校は『人として大切にされ、安心して通える場所』

  言い換えると、『自分の存在、そして周りの人の存在を大切なものとして 互いに認め合うことのできる場所』でなければなりません。

■ 「自分はやればできる」「人の役に立っている」「必要とされている」…と 自分を肯定的に見ることができる(【自尊感情】【自己肯定感】が高い)と、友だちの不完全さや失敗も寛大に受け入れ、友だちの存在も大切なものとして認め、豊かな人間関係をつくることができます。

■ “自分はかけがえのない存在である”と同時に、“他者もかけがえのない存在である”ことを理解し、日常生活の中で実践していくことができ、心にやさしさの花がいっぱい咲く、そんな【おすずっ子】に成長してくれることを 心から願ってやみません。

■ 最後に、小冊子の巻頭メッセージにある詩『種をまこう』を紹介します。
       種をまこう

 種をまこう 種をまこう こころの中に種をまこう

わたしのこころ あなたのこころ みんなのこころに 種をまこう

 生まれたばかりのやわらかいこころに 「人権」という名の種をまこう

 そして

 「思いやり」という名の水と 「愛」という名の栄養を

 たっぷりたっぷり そそいであげよう

 みんなの「笑顔」という名の陽をあびて きっと 芽が出る 花が咲く

 やがて

 大きな幸せの実が みのる

       

平成28年12月2日(金) 都農町立都農小学校 校長
PDFはこちら→(HP用) 12月 あいさつ.pdf

12月 全校朝会 校長の話

【12月 全校朝会】 校長の話

『おおきなあな』~いじめをみんなで考える~

■ おはようございます。

  今日から12月です。2学期最後のまとめの1ヶ月です。

  一日一日を大切に、しっかりと過ごしてください。

■ 12月4日から10日までの1週間は、『人権週間』です。

  【周りの人の心や体をけっして傷つけることなく大切にしよう】ということを、みんなで考え、確かめ合う、とても大切な週間です。

■ 今、クラスの中で、あなたの周りで、いじめにあってつらい思いをしているお友だちはいませんか。

■ 今日は、『おおきなあな』というお話をします。

■ このお話の中には、いじめの【穴】が出てきます。

  【穴に落ちる】いじめられているお友だちや、【穴】に落ちているお友だちを見て知らんぷりしている人や、【穴】を掘ってお友だちを【穴】に落とそうとする人がいます。

  それぞれが、どんなことを考えているのか、どんな気持ちでいるのかを考えながら聞いてください。

■ 『おおきなあな』 こんなお話です。

    (体育館でスライドを使いながら、読み聞かせを実施する。)

★出典:「おおきなあな」

(ぶん:あかみね ちょうじ え:たなか しんすけ)

■ みなさん、どうでしたか。

■ 来週の8日(木曜日)には、都農小学校の人権集会があります。

  その集会に向けて、学級のみんなで担任の先生と一緒に《いじめにあうことのつらさ》や《いじめることのこわさ》を考え、“いじめのない、みんなが仲良しのクラスにするにはどうしたらよいか”を話し合ってください。

■ 校長先生は、おすずっ子のみんなが、「明日も都農小学校に行ってお友だちに会いたい」と思う、安心で、楽しい学校になってほしいと願っています。

■ これで、校長先生の話を終わります。

   

 平成28年12月1日(木) 都農町立都農小学校 校長

研究公開 開会行事【校長あいさつ】

研究公開 開会行事【校長あいさつ】

 

     

   基礎学力定着指導実践推進地域 研究公開

■ おはようございます。

  開会にあたり、一言ご挨拶申し上げます。

  スクリーンをご覧ください。


   特別ではない、                                                     

      どこにでもある、ごく普通の学校が                                 

      どこにでもいる、ごく普通の子どもたちが                           

      どこにでもいる、ごく普通の先生たちが                             

      どこでもやっている、ごく普通の当たり前のことを実践すれば        

     必ず、学力向上を図ることができる。                                 

   

■ 都農町では、『みやざき「学びのすすめ」“ひむか3か条”』を研究推進の指針としながら、平成26年度からの3年間、子どもたちの学力向上に取り組んできました。

■ 私たち都農小学校では、これから説明をします【二つのこと】に、特に意を注ぎながら、日々の教育指導・教育実践を積み重ねてきました。

■ まず、その一つ目は、

  「穴の空いたバケツには、水は決して溜まらない」ということです。

■ 学習は積み重ねです。

  学習につまずき(穴)があると、新たな学習を確かなものとして積み上げていくことはできません。

  授業中、教師一人一人が『指導の穴』を決して「つくらない」「見落とさない」、もし空いてしまった穴があったら「ふさぐ」、さらに塞ぐことができたかどうかを確実に「見届ける」。そのために、私たちは「黒板の前ではなく、一秒でも長く子どもの間に」を合言葉に【机間指導】の充実を図るとともに、【終末10分間】の時間確保に努め、学習の振り返りと補充的な指導を大切にしてきました。

■ また、職員の『指導体制の穴』をつくらないことも大変重要なことです。

  学校が組織として、チームとして機能するためには、『課題の共有化』とともに『実践の共通化』が必要だと考えます。

  そこで、私たちは「できない理由ではなく、できる方法を」を合言葉に全教職員による【共通指導・共通実践】の徹底を図ってきました。

■ 次に、二つ目は、

  「コップの口を上向きにする」ということです。

■ 教師がどれだけ熱心に指導をしようとしても、子ども自身にその指導を受け入れる心身の構えができていなければ、指導は子どもの中には入っていきません。コップの口が下向きのままでは水は決して溜まりません。

  素直な子どもは、指導をすればするほど、新しいことをどんどん吸収し伸びていきます。無限の可能性を持った子どもたちです。

  私たちは、素直な心を育むために、都農小「5つのできる子」(挨拶・返事・清掃・履き物並べ・廊下歩行)を掲げ、【生徒指導】の充実にも、日々粘り強く取り組んできました。

■ また、子どもの学びに向かう気力や構えが充実していることも学力向上を図る上では欠かせない重要なことです。

  そこで、いつでも都農小学校の応援団でいてくれる『頼りになる保護者』との連携を深め、【健康教育】とりわけ「早ね・早おき・朝ごはん」への取組や【家庭学習】の充実に向けた取組を家庭と一体となって進めてきました。

■ 私たちは、この3年間にわたる研究を通して、子どもたちの学力が少しずつではありますが、着実に向上してきているという確かな手応えを実感できるようになってきました。

  『みやざき「学びのすすめ」“ひむか3か条”』に基づき、“都農小学校ならでは”の創意工夫を加え、組織的に取り組んできた教育指導の徹底の成果だと考えています。その具体につきましては、後ほど研究紀要の34ページからの都農小学校の研究実践をご覧ください。

  しかしながら、まだまだ課題もあります。

■ 「教育は人なり」と言われます。

  都農小学校の教職員は、学校の『宝』であり、私の『誇り』です。

  教職員の一人一人が、「今、都農小学校の子どもたちの教育を託されているのは自分たちなんだ」という『誇り』と『使命感』を強く自覚し、志を高くもち、更なる高みを目指して、思いを一つに明日からの教育実践を一歩一歩着実に、誠実に積み重ねていきたいと思います。

■ 都農小学校の子どもたちは、これまで全教職員で手塩にかけて、大切に育ててきた『自慢のおすずっ子』です。

■ 本日は、233名のおすずっ子たちと教職員23名の“学びの姿”から都農小学校の“佇まい”を感じ取っていただきたいと思います。

■ 本日は、よろしくお願いいたします。

                  平成28年11月17日  都農町立都農小学校 校長
PDFはこちら→(HP用) 校長あいさつ.pdf 

11月 校長あいさつ

(ホームページ 11月 校長あいさつ)

『子どもたちの成長を願う』


■ 2学期も折り返しの11月になりました。
  めっきり日が短くなり、朝晩の冷え込みも増し、校庭や山々の木々からも秋の深まりを感じるようになってきました。


■ 今月の17日(木)には、平成26年度から3ヶ年にわたり、学校と家庭が一体となり、地域ぐるみで『基礎学力の定着・  
 向上』を目指してきた取組を町内全ての小・中学校で授業公開します。
  都農小学校においても、これまで全教職員で手塩にかけ大切に育ててきた、233名の自慢のおすずっ子たちと教職 
 員23名の“学びの姿”から、学校の“佇まい”を感じ取っていただきたいと、日々、子どもとともに一時間一時間、充実し
 た授業の積み重ねに、【全力一心】取り組んでいます。

■ 子どもたちは、学級という“集団”の中で生活をしています。
  学級生活・学校生活が楽しく充実したものになるためには、授業の充実とともに、様々な行事や活動を通して集団の質
 を高め、その集団が子どもたち一人一人にとって生き生きと活動できる場となるよう努めることを大切にしていきたいと
 考えています。

■ 「行事で子どもが育つ」「行事で子どもを育てる」と言われます。
  行事には、集団の質を高める大切な【3つの力】があると思います。


■ その一つ目は、『仲間意識を育てる力』です。
  何かを成し遂げるには、友だちと助け合い、協力し合う気持ちがなくては前に進むことはできません。そのような気持ち
 を子どもの心に自然に生み出します。


■ 二つ目は、集団や友だちのために、『気を配る心を育てる力』です。
  共通の目標をもって、一緒に何かを創りあげる過程で育っていきます。“学校は小さな社会”です。望ましい集団として
 育っていく過程で、集団の一人一人を大切にしようという気配りの心(ルールを守ろうとする心)が広がっていきます。


■ 三つ目は、役割をしっかりと分担し、『責任を持って成し遂げる力』です。自分の役割が集団にとって「欠かすことのでき 
 ない存在」、友だちにとって「なくてはならない支え」であることを、一つの取組が協力して成し遂げられる過程で自覚され 
 身に付く力です。


■ このように、行事には教科学習では得られない貴重な学びがあり、成長があります。一つの同じ目標に向かって子ども
 たちが本気になり、時間をかけ、友だちと心を合わせ全力で取り組むからこそ、かけがえのない体験になります。


■ 都農小学校は、11月19日に創立141年目の創立記念日を迎えます。おすずっ子の健全な成長と、永遠に伸びゆく
 都農小学校の発展を願い子どもたち一人一人が日々の様々な学習や諸活動に専念し、心身ともに実りの多い秋になる 
 よう、学校と家庭と地域が一体となって取り組む充実した教育活動を教職員23名で『全力一心』推進していきたいと思
 います。

                                         平成28年11月1日(火) 都農町立都農小学校 校長
                                                   PDFはこちら→11月校長あいさつ.pdf

11月 全校朝会 校長の話


【11月 全校朝会】 校長の話


ふわふわ言葉の木”
『やさしさのたね』


■ おはようございます。

  
  今日で10月も終わりです。2学期もあっという間に半分が過ぎました。明日からは11月です。


 

■ 今月(10月)は、都農小学校の【ふわふわ月間】でした。

  
  児童玄関にある【ふわふわ言葉の木】も、おすずっ子のみんなのふわふわ言葉で、一日一日、どん

 どん大きく育ってきました。

  
  給食時間になると、放送委員会のお友だちが【ふわふわ言葉の木】の紹介をしてくれました。

  
  校長先生は、「今日はおすずっ子のどんな【ふわふわ言葉】を聞くことができるかな」と、毎日と

 ても楽しみにしていました。



■ 今日は、『やさしさのたね』というお話をします。


■ 花のタネに、優しい言葉、ふわふわ言葉をかけてあげたら…

  
花のタネはどうなるのでしょうか。

■ こんなお話です。

    

(体育館でスライドを使いながら、読み聞かせを実施する。)


★ 出典:「やさしさのたね」(文・はまぐちとみこ 絵・小酒井久子)


■ みなさん、どうでしたか。

■ 優しい言葉、ふわふわ言葉は、花のタネにも通じるんですね。

  優しい言葉をいっぱいかけてあげたら、花のタネはきれいな花を咲かせようと頑張って大きくなる

んですね。


■ あなたが誰かに優しい言葉をかけてあげると、たくさんの美しい『優しさの花』が咲いて、やがて

今度は、自分が誰かから何倍もの『優しさの種』をもらえるようになるんですね。


■ 今日で10月は終わりますが、これからも【ふわふわ言葉の木】を、おすずっ子みんなでますます

大きく育てて、思いやりと優しさいっぱいの笑顔が溢れる都農小学校にしていきましょうね。



★ 最後に、みなさんにお知らせが一つあります。

  
  それは、11月17日(木)のことです。

  
 その日は、宮崎県内の学校の先生方が、都農町にたくさん来られます。みなさんと先生方が一生懸

命に勉強しているということで、都農小学校の授業の様子を参観に来られます。とてもうれしいこと 

です。美しい都農小学校に来ていただいて、いつもと同じように、おすずっ子のみんなが挨拶や会

釈、勉強で頑張っている姿を見せてくださいね。


■ これで、校長先生の話を終わります。

    

 

平成28年10月31日(月) 都農町立都農小学校 校長

 

                               PDFはこちら→11月全校朝会.pdf


 
10月 全校朝会 校長の話

【10月 全校朝会 校長の話】

 

運動会の講評~『充実感を味わい、感動を与える』~

 

■ おはようございます。10月になりました。

 

■ 運動会、みんな、とってもよくがんばりましたね。

  2学期が始まってからの1ヶ月間。晴れの日も雨の日も、昼休みも、練習や準備、応援で、一生懸命努力する姿をたくさん見せてくれました。

  校長先生は、大きな拍手で、おすずっ子のみんなに一等賞を贈りたいと思います。

 

■ 今から呼ばれる学年のみなさんは、「はい。」と大きな返事をして立ってください。

 

■(1年生)のみなさん。

  小学生になって初めての運動会でしたね。

  玉入れは、練習を一生懸命がんばりましたね。やるたびに上手になってたくさんのおじゃみが入るようになりました。

  校長先生は、「1年生、すごいな。」と思いました。

  初めてのかけっこも真っすぐ上手に走ることができていましたよ。

  全校のみんなで大きな拍手をしてあげましょう。

 

■(2年生)のみなさん。

  ダンスでは、1年生と一緒にオリンピックのテーマ曲に乗って、とてもかっこよく踊れていました。「将来、みんなの中からオリンピック選手が出てくるかもしれないな」と想像するととても楽しみになりました。

  大玉転がしでは、自分の身長よりも、大きな大きな大玉をとても上手に転がすことができていました。

  1年生の頃と比べて、ずいぶんお兄ちゃん・お姉ちゃんになったみなさんの姿を見ながら、校長先生はとてもうれしかったです。

 

■(3年生)のみなさん。

  徒競走は、プログラムの1番目でしたね。緊張しましたか?

  2年生までは真っすぐでしたが、初めて曲がった所を走りました。難しかったと思いますが、スピードを落とさず、みんなとても上手に走れていましたね。ゴールまで誰が一等賞になるか分からない接戦が多くて、校長先生はドキドキしながら見ていました。

 

■(4年生)のみなさん。

  団技『二人三脚』は、2人の足のリズムを合わせるのがとても難しい競技です。

  練習の時から何度こけても最後まであきらめずにがんばってる姿。「イチニ、イチニ」と声を掛け合いながら心を一つに合わせようとしている姿。

  これからもお友だちと仲良く二人三脚でがんばってくださいね。

  校長先生は、「4年生、すごくかっこいいな。」と思いました。

 

■(5年生)のみなさん。

  団技では、竹やタイヤを力強く必死に引っ張る姿。

  エイサーでは、6年生と一緒に、見ている人すべてが感動する素晴らしい踊りを見せてくれました。

  頼もしい高学年に成長していること、そして都農小学校の伝統を6年生からしっかり引き継ごうと努力してくれていること。

  校長先生はとてもうれしい気持ちになりました。

 

■(6年生)のみなさん。

  全員リレーでのバトンパスは、さすが6年生。アンダーパスが、美しくきまっていました。

  エイサー、完璧でしたね。かけ声、太鼓、動く所と止まるところのメリハリ。みんなの心と息がピッタリでした。

  全体練習はもちろん、係活動や準備、応援などすべてにおいて、下級生を引っ張って運動会を『大成功』に導いてくれました。

  『下級生があこがれる6年生』になってくれている姿に、校長先生は感動しました。どうもありがとう。

 

■ 最後に、がんばった友だちに、がんばった自分に、そして、これまで一生懸命指導してくださった先生方に感謝の気持ちを込めて、みんなで大きな拍手をしましょう。

 

■ 運動会で、これだけがんばって素晴らしい運動会ができた都農小学校のみんなです。

  おすずっ子は、みんな、とてもすごい力を持っています。

  10月は、涼しくなって過ごしやすい時期です。勉強や運動に、友だちと仲よく力を合わせて、ますますしっかりがんばっていきましょう。

 

■ これで、校長先生の話を終わります。

PDFはこちら→10月 全校朝会.pdf

【秋季大運動会 開会式】 校長の話

【秋季大運動会 開会式】 校長の話

■ 元気にあいさつをしましょう。「おはようございます。」

■ お空を見てください。

  今日は、とってもよい天気になりました。『よかったですね。』

  お空(青空)もみんなの運動会を応援してくれていますよ。

■ 今度は、校長先生の右側のテントを見てください。

  都農町の河野吉孝副町長様をはじめ、たくさんの地域の方もみなさんの応援に来てくださっています。『うれしいですね。』

  みんなでお礼を言いましょう。「ありがとうございます。」

■ 運動場の周りには、たくさんのおうちの人やおじいちゃん・おばあちゃんたちも、おすずっ子みんなのがんばる姿を楽しみに応援に来てくださっています。

■ 今年の夏は、4年に一度のオリンピックがありました。

  世界中から集まった選手のがんばりと活躍が、見ている私たちにたくさんの感動と興奮を味合わせてくれました。

■ 今日は、『みなさんの番』です。

■ 結団式の時、運動会でがんばる『2つの力』をみんなで約束しました。運動場いっぱいに響き渡る、そして、お空にも届く元気な声で言ってみましょう。

■ 一つ目の力は何でしたか? 「力いっぱいがんばります。」

  『たとえ負けていても、失敗しても、最後まであきらめずに全力でがんばる姿が一番すてきです。かっこいいです。』

■ 二つ目の力は何でしたか? 「力を合わせてがんばります。」

  『力を合わせることで小さな力が大きな力になります。友だちと協力すること、心を一つに合わせることは素晴らしいことです。』

■ 校長先生はもちろん、すべての先生方が、今日までのみんなのがんばりをよく知っています。今日までに、みんなが練習や準備で見せた【努力する姿】は、とても立派でした。

■ この努力は、みんなを裏切ることはけっしてありません。

  自信を持って、練習の成果を思いっきり、すべてを出し切ってほしいと思います。

■ さあ、いよいよ運動会が始まります。

    今日一日、元気に・笑顔で・楽しい運動会にしてください。

  みんなのがんばる姿を楽しみにしています。

■ 最後に、ご来場の皆様方。

  本日は、都農町の宝である、都農小学校の子どもたちに、あたたかい御声援をよろしくお願いします。

    平成28年9月25日(日) 都農町立都農小学校 校長
PDFはこちら→

秋季大運動会開会式.pdf
【秋季大運動会 予行練習 開会式】校長の話

  【秋季大運動会 予行練習 開会式】 校長の話

■ 元気にあいさつをしましょう。

■ 今日は、運動会に向けた予行練習です。

  とってもよい天気になりました。

  天気も、みんなの予行練習を応援してくれています。

■ 結団式の時に、みんなで約束した、運動会でがんばる『2つの力』

  運動場いっぱいに響き渡る、元気な声で言ってみましょう。

■ 一つ目の力は何でしたか? 「力いっぱいがんばります。」

  『たとえ負けていても、失敗しても、最後まであきらめずに全力でがんばる姿が一番すてきです。かっこいいです。』

■ 二つ目の力は何でしたか? 「力を合わせてがんばります。」

  『力を合わせることで、小さな力が大きな力になります。友だちと協力すること、心を一つに合わせることは、とても素晴らしいことです。』

■ これまで、みなさんは学年や全校での練習を一生懸命がんばってきました。

  上学年のみなさんは、係の準備や練習にもしっかり取り組んできてくれました。

■ 今日は、

 『これまでの練習でできるようになってきたことは何なのか』

 『運動会までにもう少し練習してできるようにしなければ何なのか』

 をしっかり見つけて、運動会本番につながる、『充実した予行練習』にしてほしいと思います。

■ 今、ブラジルのリオデジャネイロではパラリンピックが行われています。

  パラリンピックは障害のある人たちのオリンピックです。日本の選手も陸上や水泳、車いすテニス、柔道、自転車などで素晴らしい活躍をしています。

■ みなさんも、元気に・笑顔で・楽しい予行練習にしてください。

  いよいよ予行練習が始まります。

  みんなのがんばる姿を楽しみにしています。

■ 最後に、練習中に気分が悪くなったら、すぐに近くにいる先生やお友だちに教えてください。けっして我慢したり、無理をしたりしないようにしましょうね。

■ これで、校長先生の話を終わります。

平成28年9月16日(金) 都農町立都農小学校 校長
PDFはこちら→H28 予行練習 あいさつ.pdf

 

避難訓練 【地震】

(避難訓練【地震】 校長の話)

  『防災の日』~命を守るために毎日練習しておくこと~

■ 今日は、地震の避難訓練を行いました。

 

■ では、なぜ、今日、地震の避難訓練を行ったのでしょうか?

  実は、とても大切な理由があります。

 

■ 今日、9月1日は、難しい言葉ですが『防災の日』と言って、地震などが起きても、【自分の命は自分でしっかりと守る】という心構えを準備しようという日なのです。

 

■ なぜ、今日が『防災の日』になったかというと、今から93年前の9月1日に、東京を中心に、【関東大震災】と言われるとても大きな地震が発生しました。その地震で、壊れた建物に押しつぶされたり、火に巻き込まれたり、津波で流されたりして、10万人以上もの、想像もできないほどたくさんの人が、一度に亡くなりました。(都農小と同じぐらいの学校が約430校分)

 

■ 今日の訓練は、どの学級も担任の先生の指示に従って、黙って慌てずに、とても上手に避難することができました。

 

■ しかし、訓練ではなく、いつ、本当に大きな地震が来るか分かりません。私たちは、いざという時に【自分の命を自分でしっかりと守る】ことができるように、日頃から練習をしっかりして、避難するために必要な『本物の力』を 身につけておかなければなりません。

 

■ 自分の命を守るためには、大切な練習が【2つ】あります。

 

■ まず、1つ目は、『先生の話をしっかりと聞く』ことです。

  先生の話は、目と耳と心で、しっかり聞く習慣を身につけておかないと、いざという時に慌ててしまい、大切な話や指示を聞きもらしてしまいます。

  都農小学校には、「放送のチャイムが鳴ったら、その場に止まって、口を閉じて聞きましょう。」という約束があります。とても大切なことなのですね。

 

■ 2つ目は、『落ち着いて行動する』ことです。

  避難する時、慌てていると、階段でつまづいたり、友だちにぶつかったりして大けがをしてしまいます。

  都農小学校には、「右側を一列で静かに歩く」という約束があります。命を守る上で、『右一静歩』はとても大切なことなのです。

  9月の目標にもなっています。

 

■ この2つは、どちらも、学校で授業中や休み時間に練習できることです。

 『自分の命』そして、『友だちみんなの命を守る』【本物の力】をつけるために、先生やお友だちと一緒に、毎日繰り返し練習していきましょう。

 

■ これで、校長先生の話を終わります。

 

                   平成28年9月1日(木)

                   都農町立都農小学校 校長
PDFはこちら→9/1 校長の話 『防災の日』.pdf

9月 校長あいさつ

(9月 校長あいさつ)

          『無限の可能性を伸ばすために』

■ 夏休みが終わり、いよいよ78日間にわたる2学期のスタートです。

  静まりかえっていた都農小学校に、子どもたちの元気な声と明るい笑顔が戻ってきました。

 

■ 2学期は、運動会をはじめ、修学旅行や校外学習、おすずっ子祭り、持久走大会など、学校全体で取り組む楽しい行事がたくさんあります。

  子どもたちは無限の大きな可能性を持っています。

  子どもたち一人一人が、自分の力に限界を決めないで【めあて】をもって主体的に挑戦(チャレンジ)し、友だちと力を合わせながら自分の持てる力を存分に発揮してほしいと願っています。

 

■ 今年の夏休み期間中は、4年に一度のオリンピックが開催されました。出場した全ての選手の【夢に向かって最後までけっして諦めない姿】からたくさんの勇気と感動をいただきました。

 

■ 私は、選手のインタービューを聞くたびに『3つ』のことをあらためて考えさせられました。

  一つ目は、『積み重ね』です。夢を実現しようとする【努力の積み重ね】、夢をけっして諦めないという【忍耐の積み重ね】、そして【失敗の積み重ね】とそれを乗り越えようとする【向上心の積み重ね】があったからこそ、選手たちは、このオリンピックという夢の大舞台に立っているのだということ。

  二つ目は、『素直さ』です。自分自身に強い信念を持ちつつも、常に謙虚な姿勢で、まわりの人の指導やアドバイスにも素直に耳を傾けることができる選手だからこそ、さらに成長し続けていく一流の選手なのだということ。

  最後の三つ目は、『感謝』です。どの選手も監督やコーチ、仲間、そして家族への感謝の言葉を必ず口にしていました。自分一人がどんなに努力しても多くの人の支えがなければ夢はけっして実現しないということ。女子レスリングでオリンピック4連覇を逃すも、銀メダルを獲得した吉田沙保里選手はインタビューで、「登坂(先日の48キロ級で金メダル)がすぐに駆け寄ってきてくれて一緒に泣いてくれました。『沙保里さんがいたからここまで来れましたり、金メダルが取れました』と言ってくれたのが救いでした」と振 り返っていました。先輩と後輩の心に結ばれた強い絆を感じました。

 

■ 233名のおすずっ子一人一人が自分自身のよさを引き出し、最大限に伸ばしていけるよう、都農小学校教職員23名一同、『積み重ね』『素直さ』『感謝』の大切さの指導に【全力一心】取り組んでいきます。

 

■ 保護者の皆様方には、子どもたちが【笑顔で】【優しく】【たくましく】2学期を過ごせますよう、1学期同様の教育活動へのご支援とご協力をお願いいたします。

 

平成28年9月1日(木)

                   都農町立都農小学校 校長
PDFはこちら→9月 あいさつ.pdf

運動会 結団式

(運動会 結団式)

    『2つのがんばる力』~【全力】【協力】~

■ おはようございます。

■ 今日は、結団式です。

  結団式は、おすずっ子全員が、赤団と白団に2つに分かれて、運動会に向けて取組を始める、スタートする式です。

■ 1年生にとっては、初めての運動会ですね。

    6年生にとっては、小学校最後の運動会になります。

   

■ 都農小学校の運動会では、おすずっ子のみんなが団長や応援リーダーを中心に頑張っている姿をたくさん見ることができて、とても感動します。

    今年も、『思い出に残る、素晴らしい運動会』にしてほしいなと思います。

   

■ そこで、今日は、運動会でがんばる『2つの力』について、みんなで約束したいと思います。

■ 一つ目の約束は、一人一人が「【力いっぱい】がんばります。」

    校長先生に続いて、みんなで言ってみましょう。(「力いっぱいがんばります。」)

■ 競技には勝ち負けがあります。一位になる人もいれば最後になる人もいます。

    たとえ負けていても、失敗しても、最後まであきらめずに全力で頑張る姿が一番素敵です。かっこいいです。

    自分の持っている『全ての力』を出し切りましょう。

   

■ 二つ目の約束は、みんなで「【力を合わせて】がんばります。」

    校長先生に続いて、みんなで言ってみましょう。(「力を合わせてがんばります。」)

■ 一人一人の小さな力を合わせる(足す【+】)ことで大きな力になります。

    それが、『協力』です。

             (協=【力】【力】【力】を足す【+】)→大きな(【力】)

 友だちと協力すること、心を一つに合わせてがんばることはとても素晴らしいことです。

■ 運動会で頑張る『2つの力』。もう一度、元気な声で言ってみましょう。

      ①「力 いっぱいがんばります」【全力】ですね。

■  ②「力を合わせてがんばります」 【協力】ですね。       

■ 校長先生は、運動会でおすずっ子が【力いっぱいがんばる姿】【力を合わせてがんばる姿】をたくさん見ることができることを楽しみにしています。

■ 25日の運動会まで、まだまだ暑い日が続きます。

    練習期間中、けがや病気には十分気をつけて、おすずっ子みんなで、今年も楽しい運動会にしていきましょう。

   

■これで校長先生の話を終わります。                      

 

平成28年8月31日(水) 都農町立都農小学校 校長
PDFはこちら→運動会 結団式.pdf

2学期 始業式

【2学期 始業式】 校長の話

 

 『最後までけっしてあきらめない、やりぬく心』

 

■ おはようございます。とても元気なあいさつができました。

  みんなの日焼けした元気な顔を校長先生に見せてください。

  夏休みの間、とても静かで寂しかった都農小学校に、おすずっ子のみんなの明るい声、元気な姿が戻ってきました。

  大きなけがや事故もなく、今日こうして、みんなと笑顔で2学期を迎えることができて、とてもうれしいです。

 

■ 夏休みはどうでしたか。

  この後、教室で担任の先生やお友だちと一緒に、楽しかったことやがんばったことをたくさん話し合ってくださいね。

 

■ さて、今年の夏休みは、4年に一度のオリンピックがブラジルという国のリオデジャネイロという街でありました。テレビで観た人もたくさんいるのではないかと思います。

 

■ 今、紹介した選手だけではなく、出場した全ての選手のがんばりと活躍が、私たちにたくさんの感動と興奮を味合わせてくれました。心から大きな拍手を送りたいと思います。

 

■ その中で、校長先生が強く心に残っている選手のお話をこれからしたいと思います。

 

■ 女子レスリングの『登坂絵莉(とうさかえり)』選手、22歳です。

  今回、オリンピックに初めて出場して金メダルをとりました。

 

■ レスリングを始めたのは小学3年生からで、初めて出場した全国大会では1回戦で負けてしまい、とても悔しくて、泣きじゃくっていたそうですが、その時「自分もいつか必ず日本一になりたい」という大きな目標ができたんだそうです。

 

■ 小学4年生になった時、女子レスリング界の絶対女王と言われる吉田沙保里選手と出会い、それからずっと「吉田選手のようになりたい」とあこがれ、後ろ姿を追い続けるようになりました。

 

■ 強くなるためには、【目標をしっかり持つこと】【目標とする人を見つけること】がとても大切なことなんですね。

 

 

■ 中学生になると、「もっと強くなりたい」という思いが大きくなり、それまでの週3回の練習では足りないと考え、毎日練習するようになったそうです。

  そして、ついに中学3年生の時、全国中学生大会で優勝しました。

 

■ 登坂選手はコーチや監督が「やめろ」と止めるまで練習を続けるほど、『世界一の練習・努力をする選手』と言われています。

  目標や夢を叶えるためには、やはり【練習】【努力】をしっかりと積み重ねることが大切なんですね。

 

■ 「あこがれの吉田選手と一緒にオリンピックに出場したい」と夢にまで見たオリンピックの大舞台。

  決勝戦の日の朝、登坂選手は「今日までこれだけ必死に練習をしてきたんだから負ける気はしない。今日は勝てる」と自分を信じていたそうです。

 

■ しかし、試合終了まで残り時間30秒。

  登坂選手自身も「このまま負けてしまうんじゃないか」「もう無理かも」と、一瞬思ったそうです。

  でも「何が何でも金メダルをとるんだ」と、残り5秒からの大逆転でした。

 

■ 【最後まで絶対にあきらめない】という強い気持ちがあったから勝てたんですね。

 

■ 9月7日からはリオデジャネイロでパラリンピックが行われます。

  パラリンピックは、障がいのある人たちのオリンピックです。

  きっと、挑戦する勇気と感動を選手たちからたくさんもらえると思います。みんなで応援したいですね。

 

■ さて、今日から2学期が始まります。1年で一番長い学期です。じっくりと勉強に取り組めるのが2学期です。運動会や遠足、修学旅行、おすずっ子祭り、持久走大会など、行事もたくさんあります。

 

■ おすずっ子のみなさん。

  2学期【がんばりたいこと】【できるようになりたいこと】など、自分の目標をしっかり決めて、最後まであきらめない気持ちで努力してください。

  心も体もさらに大きく成長してくれることを願っています。

 

■ これで、校長先生の話を終わります。

 

     平成28年8月29日(月) 都農町立都農小学校 校長
PDFはこちら→2学期 始業式.pdf

8月8日 登校日

【8月8日 登校日】 校長の話

 

■ おはようございます。

  夏休みにはいって19日目。ちょうど半分過ぎました。

  これまで大きなけがや事故がなく、おすずっ子のみんなが元気に過ごしてくれていることが、校長先生は何よりもうれしいです。

■ なかでも7月28日にあった『都農町水泳記録会』では、5年生と6年生のみんなが、都農小学校の代表として、それまでの練習の成果を存分に発揮し、大活躍をしてくれました。

  5年生と6年生の頑張りに、みんなで大きな拍手をしましょう。

  「目標を持ってしっかり努力をすれば、必ずよい結果が出せる」ということを5年生と6年生の姿から校長先生はあらためて教えてもらいました。「よくがんばりましたね」「感動をありがとう」

■ さて、みなさん。これは何だか知っていますか。【五輪のマーク】

  そうです。オリンピックのマークです。この5つの輪は、世界の5つの大きな地域が、仲よく手をつないで世界が一つになっている様子を表しているのだそうです。

■ オリンピックは、『平和の祭典(お祭り)』と言われています。

  国と国とが、鉄砲や爆弾などの武器を使って戦う力(戦争)を争うのではなく、いろいろな国の人が集まり、スポーツで優れた技を競い合い、世界が平和になることを願って始まったものです。

■ 先週の5日(金曜日)からブラジルという国のリオデジャネイロでオリンピックが始まりました。日本の選手だけではなく一生懸命頑張っているほかの国の選手も応援したいなと思います。

■ ところで、来週の月曜日、8月15日は何の日か知っていますか。                          【終戦の日】

  今、80歳ぐらいのおじいちゃん・おばあちゃんたちが、小学生 だった頃、日本は世界のたくさんの国と戦争をしていました。

  その戦争が終わった日が、今から71年前の8月15日です。

■ 戦争が終わる数日前の8月6日には、世界で初めて1発の原子爆弾が広島市に落とされ、その3日後8月9日にも長崎市に落とされ、何万人もの大切な命が一瞬にして失われました。

  7年間にもわたった長い戦争で亡くなった日本人の数は、全体で300万人以上にもなったそうです。想像もできないくらいとても悲しい数です。

■ 今日は、都農小で、世界中のみんなが仲よく、楽しく暮らせる、平和な世界になることを願う、大切な一日にしたいなと思います。

■ 今から、『わたしの「やめて」』というお話をします。

  こんなお話しです。

    (体育館でスライドを使いながら、読み聞かせを実施する。)

● くにと くにの けんかを せんそうと いいます

● せんそうは 「ぼくが ころされないように さくに ころすんだ」という だれ かの いいわけで はじまります

● せんそうは ひとごろしの どうぐを うる おみせを もうけさせます

● せんそうは はじまると だれにも とめられません

● せんそうは はじめるのは かんたんだけど おわるのは むずかしい

● せんそうは へいたいさんも おとしよりも こどもも くるしめます

  せんそうは てや あしを ちぎり こころも ひきさきます

● わたしの こころは わたしのもの

  だれかに あやつられたくない

  わたしの いのちは わたしのもの

  だれかの どうぐに なりたくない

● うみが ひろいのは ひとをころす きちを つくるためじゃない

  そらが たかいのは ひとをころす ひこうきが とぶためじゃない

● げんこつで ひとを きずつけて えらそうに いばっているよりも

  こころを はたらかせて きずつけられた ひとを はげましたい

● がっこうで まなぶのは ひとごろしの どうぐを つくるためじゃない

  がっこうで まなぶのは おかねもうけの ためじゃない

  がっこうで まなぶのは だれかの いいなりに なるためじゃない

● じぶんや みんなの いのちを だいじにして いつも すきなことを かんがえ たり おはなししたり したい

  でも せんそうは それを じゃまするんだ

● だから せんそうを はじめようとする ひとたちに わたしは おおきなこえで

  「やめて」というんだ★出典:『わたしの「やめて」』                    

(文・自由と平和のための京大有志の会声明書 絵・塚本やすし)

■ みなさん、どうでしたか。

■ 今日は、このあと、各クラスで『平和学習の時間』があります。 先生やお友だちと一緒に、【命の大切さ】【平和の大切さ】について 先生やお友だちと一緒に考えていきましょう。

■ これで、校長先生の話を終わります。

            
               

平成28年8月8日(月)

都農町立都農小学校 校長                              

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8月 校長あいさつ

8月校長あいさつ

『暑中お見舞い申し上げます』

■ 今日から8月に入りました。

  暑い夏の日々が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか。

■ 今日(8/1)と明日(8/2)の2日間、都農町が、1年の中で最も熱く盛り上がる『都農神社夏祭』があります。

  1日の夕方には、都農小を代表して6年生が【エイサー】を奉納します。

■ 子どもたちは、夏休みが始まりこの2週間、普段の学校生活では経験できない、『夏休みならではの貴重な経験』そして『夏休みならではの活躍』をしてくれていることをとてもうれしく思っています。

■ 7/22~25までの4日間、毎年行われている糸満市との交流事業が行われ、都農小からは、5年生2名と6年生4名が参加しました。

  本年度は、都農町が糸満市に出向き、自然体験やホームスティを通して楽しい思い出をたくさん作って、貴重な交流を深めてきてくれました。

■ 7/28には、都農町水泳記録会が行われ、5年生と6年生が競技での大活躍はもちろん、挨拶や応援でもとても素晴らしい姿を見せてくれました。自慢のかっこいい【おすずっ子】たちです。

  都農中学校で一緒になる南小学校や東小学校の仲間と競い合ったり、頑張りを互いに応援したり、とても充実した一日となりました。

■ 8月には、7日(日)に都農町子ども会ドッジビー大会、19日(金)に川祭り、さらにスポーツ少年団での各種大会などが計画されています。地域での様々な活動を通して、学校や学年の違う仲間と触れ合い、子どもたちには、さらに優しく、そしてたくましくなってほしいと願っています。

■ 8/8(月)は登校日です。

  都農小学校では、この日を『平和学習の日』とし、戦後71年目となる8月15日の終戦の日をひかえ、全校児童・教職員で平和について考え、平和を願い、誓う取組を計画しています。


■ また、8月は宮崎県『人権啓発強調月間』となっています。

  人として誰もが大切にされ、安心して笑顔で過ごせる、明るい町づくりを目指して、この機会にぜひ御家庭でも人権について話し合っていただきたいと思います。


■ 夏休み残り約1ヶ月。これからがいよいよ夏本番です。

  まだまだ暑い日が続きます。熱中症や水の事故、車の事故等に十分気をつけていただき、子どもたちにとって、楽しく有意義な夏休みになりますよう、よろしくお願いします。

■ 子どもたちの【大きくたくましく成長した姿】と【笑顔】に会えるのを教職員一同、楽しみにしています。

                                           


平成28年8月1日(月)

都農町立都農小学校 校長

               

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都農町小学校水泳記録会


『都農町小学校水泳記録会』

 7月28日(木)、晴天の中、都農町内の小学校3校(都農小、都農南小、都農東小)が、都農南小学校に一堂に会し、水泳記録会が行われました。

 歴史ある記録会で、本年度で53回目となります。

 都農小の子どもたちも大活躍でした。自己ベストの更新あり、標準記録突破あり、大会新記録ありと、これまでの練習の成果を存分に発揮してくれました。記録の詳細は、後日、学校だより『全力一心』8月号で紹介します。

 閉会式で、子どもたちに向けて話した内容を紹介します。

■ 選手のみなさん。

  みなさんの頑張りをたくさん見ることができた大変素晴らしい記録会でした。

■ 泳ぎ切ったあと、とてもきつそうでしたが、みんなとてもいい表情をしていました。今の自分がもっている全ての力を出し切ったのだと思います。とてもかっこいい姿でした。

■ テントでは、仲間のために、声をからして一生懸命応援していました。それぞれの学校の心が一つになっていることがよく分かりました。

■ 何よりも、今日の結果だけではなく、これまで一人一人がそれぞれ高い目標をもって練習し、努力してきたことが何より素晴らしい、大事なことだと思います。

■ 自分と友だちの頑張り、努力。そしてこれまで熱心に指導してくださった先生方と応援してくださったおうちの方への感謝の気持ちを込めて、みんなで大きな拍手をしましょう。

■ これからの学校生活のいろいろな場面でも、「何事にも負けない、最後までやり抜く『都農魂』」で、各学校の高学年として頑張ってください期待しています。

■ 以上で講評を終わります。

                                                   

平成28年7月28日(木) 
都農町立都農小学校 校長
 
  PDFはこちら→講評.pdf

1学期 終業式

【1学期 終業式 校長の話】

あなたの『心の鏡』

~「ピカピカに輝いてきていますか」~

■ おはようございます。

■ 1学期は、72日間ありました。

  一日も休まずに登校できたお友達『欠席0』が233名のおすずっ子のうち124名もいます。とてもすばらしいことだと思います。

■ 新しい学年が始まった4月。

  始業式で、校長先生から、この1年間おすずっ子みんなで先生方と一緒にがんばっていきたいことをお話ししました。

■ どんなお話だったか覚えていますか。

■ それは、「【フワフワ言葉】を増やして、『心の鏡』を磨いてピカピカに輝かせましょう。」ということでした。

■ 『心の鏡』

  人間はみんな、心の中に鏡を持っています。

■ 生まれたばかりの赤ちゃんの頃、この鏡はピカピカです。

  ですが、友だちの心を傷つけるようなことを言ったり、いじめや差別をしたりすると、ピカピカだった鏡が、あっという間に汚れて 曇ってしまいます。

■ 逆に、友だちに優しい【フワフワ言葉】をかけたり、困っている人を助けてあげたりしていると、『心の鏡』は輝きを増し、どんどんピカピカになっていきます。

■ あなたの『心の鏡』。

  今、どうなっていますか。1学期の間、ピカピカに磨いて輝いてきていますか。それとも少し曇ってきてしまっていますか。

■ 6月は、【フワフワ月間】でしたね。

  玄関前の廊下におすずっ子の『フワフワ言葉の木』があります。

  そこで見つけた素敵な【フワフワ言葉】を紹介します。

■ (1年1組) 「ごめんね。」

  (1年2組) 「どうしたの。」

  (2年1組) 「一緒に遊ぼう。」

  (3年1組) 「すごいね。おめでとう。」

  (3年2組) 「だいじょうぶ?」

  (4年1組) 「次、がんばろう。」

  (5年1組) 「ドンマイ。ファイト。」

  (6年1組) 「一緒に行こう。」

  (6年2組) 「一緒にがんばろう。」

■ どの言葉も、友だちから【元気】と【勇気】をもらえます。

  どの言葉も、幸せになれる、うれしい言葉ばかりだと思います。

■ このあと、クラスに戻ったら、「フワフワ言葉が増えてきたかな」「心の鏡はピカピカに輝いてきているかな」ということをクラスのみんなと担任の先生で、しっかり振り返ってみてください。

■ さて、明日から、みなさんが待ちに待った楽しい夏休みです。

  39日間もあります。

■ 校長先生の一番の願いは、233名のおすずっ子全員が、交通事故や水の事故に遭うことなく、元気に夏休みの過ごしてくれることです。

■ 2学期の始業式で、元気な笑顔をぜひ見せてください。

  たくましくなったみんなに会えることを楽しみにしています。

■ これで、校長先生の話を終わります。

                                      

平成28年7月20日(水)
都農町立都農小学校 校長
PDFはこちら→【HP】 1学期 終業式.pdf  
7月 全校朝会

【7月 全校朝会】 校長の話

『おおきくなるっていうことは』


■ おはようございます。

  7月になり、1学期も残りあとわずかになりました。

■ 校長先生は、毎朝、5年生や6年生と一緒に、朝のクリーン活動をしています。爽やかな汗を流しながら、気持ちのよい一日の始まりができています。とてもうれしいです。感謝しています。

■ 新しい学年になって、あっという間にもう3ヶ月が過ぎましたが、前の学年の頃、3月までの自分と、今の自分を比べてみましょう。どうですか?

  「少し、お兄さん・お姉さんになってきたかな」と思いますか?

  あまり変わりませんか?

  それとも、「前の学年の頃の方が、お兄さん・お姉さんだったかな」

 そんなことはないですね。もしそうだったら残念なことですね。

■ 今日は、『おおきくなるっていうことは』というお話しをします。

■ 「おおきくなる」こと。つまり、「お兄さん・お姉さんになる」ということはどういうことなのでしょうか。

  そのことを考えながら聞いてください。

■ こんなお話しです。

  (体育館でスライドを使いながら、読み聞かせを実施する。)

★ 出典:「おおきくなるっていうことは」

(中川ひろたか・文 村上康成・絵)


■ みなさん、どうでしたか。

■ おおきくなるってこと、お兄さん・お姉さんになるってことは、『優しい人』になるってことなんですね。

■ みなさんは、小さい人や下級生に優しくしていますか。

  同じ学年のお友だちにも優しくできていますか。

■ ところで、『優しい人』ってどんな人のことをいうのでしょうか。

  この後、クラスのみんなで、担任の先生と一緒に話し合ってみてください。

■ 校長先生は、毎朝、正門でみんなとあいさつをしています。

  あいさつがしっかりできる子は目がキラキラ輝いています。心がスクスク伸びて、目が優しくなっていくのを感じます。

  校長先生が思う『優しい人』は、周りの人にあいさつがしっかりできる人です

■ 校長先生は、おすずっ子233名のみんなが、体だけではなくて、心も優しく、おおきくおおきくなってほしいと願っています。

■ これで、校長先生の話を終わります。

                

              都農町立都農小学校 校長

平成28年7月4日(月)
PDFはこちら→ 7月 全校朝会.pdf

 

7月 校長あいさつ

(7月 ホームページ 校長あいさつ)

『小事は大事』~小さいことの積み重ねを大切に~」

■ 今日から、【1学期の仕上げ】の7月になりました。

  都農小では、日々、小さなことの積み重ねをとても大切にしています。

  その中の一つが、『おすずっ子 5つのできる子 +(プラス)1(ワン)』です。『凡事徹底』を合い言葉に、子どもたちと教職員が、当たり前のことが当たり前に徹底できるようになろうと取り組んできています。

■ ”小事は大事”です。

  これは、小さなことの積み重ねが子どもたちに確かな力を身につけさせるのと同じように、些細なほころびが大きなほころびにつながることも意味しています。

■ 『ブロークン・ウィンドウ(割れ窓)理論』というものがあります。

  「空きビルの窓ガラスが1枚割られ、それを放置しておくと、次から次へとガラスが割られ、やがてそのビルは荒れ果ててしまう。そういうビルがある街はやがて廃墟となってしまう」というものです。

  ニューヨークの地下鉄では、落書きを徹底的に消し掃除をする取組から始めることで犯罪が激減し、安心して乗れる地下鉄に変わりました。

  この理論は、ディズニーランドやユニバーサル・スタジオ・ジャパンでも使われています。従業員がちょっとしたゴミも見逃さずにすぐに集めてきれいにしています。落ち着いた環境をつくっているのです。

■ 人は、無意識に「安定した状況」「落ち着いた環境」を求めています。

  「不安定な状況」や「落ち着かない環境」が続くと、人の気持ちはすさみ、心が荒れてきます。

  そういう意味で、履き物(靴、トイレ用スリッパ、水泳用サンダル)、教室のロッカー、雑巾、傘、教室のゴミ箱…等の整理整頓を一つ取り上げてみても、子どもたちの心の安定や落ち着きを推察できると思います。

■ 物的な環境の乱れにとどまらず、言葉遣いが乱暴な環境の中で生活している子どもたちは、心がひずみ、行動にも悪影響を及ぼしてきます。

■ 学校や家庭、地域において、心に安定と落ち着きを生み出す物的・精神的環境をよりよく整えていくことが、子どもたちを『自立した一角(ひとかど)の社会人』に育てていくための太い根っこになることを強く意識していかなければならないと改めて感じています。

■ 都農小学校では『美しい学校』を目指しています。美しい学校であるためには、まずは美しくすることが大切です。その次には美しく保つことが大切になります。美しくしようとする意志と力、美しさを保つ目と力、汚すことがはばかられる雰囲気をもつ学校を目指して、233名のおすずっ子とともに都農小学校23名の教職員一同、『全力一心』取り組んでいきます。

■ 保護者の皆様方には、これまで同様、教育活動へのご支援とご協力をよろしくお願いいたします。

        

平成28年7月1日(金) 都農町立都農小学校 校長
PDFはこちら→7月 あいさつ.pdf
6月 全校朝会

【6月 全校朝会】 校長の話

              『しあわせのバケツ』

■ おはようございます。

  昨日から6月になり、1学期ももう半分が過ぎました。

  来週からは水泳も始まります。雨の多い梅雨の季節にもなります。蒸し暑い日が続きますから、体調には十分気をつけて、元気に登校して、運動や勉強に、ますます頑張ってほしいと思います。

■ 今日は、『しあわせのバケツ』というお話しをします。

  世界中のだれもが、心の中に目には見えない『バケツ』を持って生まれてきます。

  もちろん、ここにいる【おすずっ子のみなさん】そして【先生方】みんなが持っています。

■ どうすれば、心のバケツを『幸せいっぱい』にすることができるのでしょうか。考えながら聞いてください。

■ 『しあわせのバケツ』 こんなお話しです。

 (体育館でスライドを使いながら、読み聞かせを実施する。)

 

★出典:「しあわせのバケツ」(キャロル・マックラウド作 デヴィッド・メッシング訳)

 

▲ 「うるせー」「あっちいけ」「弱いくせに」「きたねー、さわるな」

 

■ とても残念なことですが、今でも、おすずっ子が、こんな言葉を言っているのを時々耳にすることがあります。

  テレビに出てくる人のまねをしているのかな?

  それとも、悪い大人のまねをしているのかな?

  でも、とても格好悪すぎです。とても悲しい気持ちになります。

 

■ 【チクチク言葉】は、言われたお友だちや先生、そして周りで聞いているたくさんの人の心の中に激しく手を突っ込んで、『しあわせのバケツ』を空っぽにしてしまいます。

  もちろん、言った人のバケツも空っぽになっています。

■ 反対に、

 

◎ 「ありがとう」「ごめんね」「いいよ」「だいじょうぶ?」

 

■ 【ふわふわことば】は、お友だちの『バケツ』を幸せでいっぱいにすることができます。

  そして、自分のバケツもいっぱいになって、お友だちも自分も、みんなが笑顔で幸せになれるのだと思います。

 

■ 今月は、都農小学校の【ふわふわ月間】としました。

  『ふわふわ言葉の木』をみんなで大きく育てたいと思います。

  「『しあわせのバケツ』をいっぱいにするにはどうしたらよいか」ということについて、クラスのみんなで、担任の先生と一緒に話し合ってみてください。

 

■ 校長先生は、おすずっ子のみんなが、一日も早く「明日も行ってお友達に会いたい。」と思える、そんな都農小学校になってほしいと思っています。

 

■ これで、校長先生の話を終わります。

 

 

平成28年6月2日(木)

都農町立都農小学校 校長

PDFはこちら→6月 全校朝会.pdf 

6月 校長あいさつ

(6月 ホームページ 校長あいさつ)

     「『教育活動を充実させる』、そんな6月に」
■ 本校では、1年間の教育活動を【軌道に乗せる時期】4月。

  そして、5月は教育活動に【弾みをつける時期】と位置づけて取り組んできました。

■ 1学期後半に入る6月は、いよいよ教育活動を【充実させる時期】です。

■ 梅雨入りを間近に控えたこの時期。

  雨の日の朝、正門に立って子どもたちと挨拶をしながらいつも思うことがあります。

  遠くから、雨に濡れ、蒸し暑さもあって汗びっしょりになりながら、歩いて登校してくる子どもたち。

  雨が激しいと、子どもたちの靴は学校に着く時には水浸しになっています。

■ そんな子どもたちを目の前にすると、

  「今日も元気に登校してくれてありがとう。」と、心からそう思います。

■ 私たち教職員は、常に謙虚に子どもたちと向き合い、自分自身に問いかけながら、日々の教育活動に誠実に取り組んでいかなければならないと思うのです。

 ★雨の中、びしょ濡れになりながら登校してくる子どもたちの思いに応えるだけの十分な指導ができているだろうか。

 ★強い風や雨の中、大切な子どもたちを送り出す保護者の期待を裏切らない教育ができているだろうか。

  ……と。

■ 6月も233名のおすずっ子のために、都農小学校23名の教職員全員、決意を新たに教育活動の充実に向けて『全力一心』取り組んでいきます。

平成28年6月1日(水)

都農町立都農小学校 校長

PDFはこちら→6月 あいさつ.pdf

『三先生を偲ぶ会』 

 5月16日(月)3時間目に「三先生を偲ぶ会」がありました。
『三先生を偲ぶ会』 校長の話

            『三先生を偲ぶ』

■ 今日、今から全校の皆さん、そして先生方で過ごすこの時間は、都農小学校にとって、1年の中でとても大切な時間です。

■ 71年前。

  今、80歳ぐらいのおじいさん・おばあさんたちが小学生だった頃のちょうど今頃、昭和20年5月14日、ステージに写真が掲示してあります、【黒木君子先生】【三輪百代先生】【長友ナミエ先生】3人の先生方が、戦争で戦闘機の爆撃により、この都農小学校の敷地内で尊い命を失い、亡くなられました。

■ まず、全員で、三先生の御霊(みたま)にご冥福をお祈りしたいと思います。

  静かに目を閉じましょう。 【黙祷(もくとう)】

■ 静かに目を開けてください。

■ 今から、「へいわってすてきだね」という絵本を読みます。

  これは、沖縄県の小学1年生のお友だちが書いた詩です。沖縄県では、戦争でとてもたくさんの人が亡くなりました。

  1年生のお友だちが書いた「この平和がずっと続いてほしい」という平和への思い・願いを聞いてください。

      (体育館でスクリーンを使って、読み聞かせをする。)

● へいわって なにかな。

  ぼくは、かんがえたよ。

● おともだちと なかよし。

  かぞくが、げんき。

  えがおで あそぶ。

● ねこが わらう。

  おなかが いっぱい。

  やぎが のんびり あるいてる。

● けんかしても すぐ なかなおり。

● ちょうめいそうが たくさん はえ。

  よなぐにうまが、ヒヒーンと なく。

● みなとには、フェリーが とまっていて、

  うみには、かめやかじきが およいでる。

● やさしいこころが にじになる。

  へいわっていいね。

  へいわってうれしいね。

● みんなのこころから、へいわがうまれるんだね。

● せんそうは、おそろしい。

  「ドドーン、ドカーン。」

  ばくだんがおちてくる こわいおと。

● おなかがすいて、くるしむこども。

  かぞくが しんでしまって なくひとたち。

● ああ、ぼくは、へいわなときにうまれてよかったよ。

  このへいわが、ずっとつづいてほしい。

  みんなのえがおが、ずっとつづいてほしい。

● へいわな かぞく、へいわな がっこう。

● へいわな よなぐにじま、へいわな おきなわ。

● へいわな せかい。

  へいわって すてきだね。

● これからも、ずっと へいわが つづくように

  ぼくも、ぼくのできることから がんばるよ。

★出典:「へいわってすてきだね」(詩:安里有生、画:長谷川義史)


■ 平和な世界にするために、今、みんなができることは何か。

  校長先生は、『自分や友だちの、命や心を大切にする、やさしい人』になることだと思います。

■ けんかをしたり、友だちをいじめたり、仲間外しにしたり、友だちの悪口を言ったり、チクチク言葉を言ったりしないで、みんなで仲よく助け合う、【思いやりのある優しい人】になってほしいと思います。

■ 今日は、世界中のみんなが仲良く、楽しく暮らせる、そんな世界になることを願う、大切な一日にしたいなと思います。

  都農小学校のみんなで【命の大切さ】【平和の大切さ】について、考えていきましょう。

■ これで、校長先生の話を終わります。

 

平成28年5月16日(月)
都農町立都農小学校 校長
PDFはこちら→三先生を偲ぶ会.pdf
5月 全校朝会

【5月 全校朝会】

『【聴く】~耳と目、そして心で~』

 

■ おはようございます。

  昨日から5月。新しい学年になって、1ヶ月が経ちました。

  新しい教室、新しい先生やお友だちにはもう慣れましたか。勉強や運動、そして遊びにも頑張れていますか。

 

■ 校長先生は、233名のおすずっ子のみんなが頑張っている様子をたくさん目にすることができました。いくつか紹介します。

 

■ 【6年生】のみなさん

   登校する時、1年生にとても優しくお世話をしてくれています。挨拶や廊下歩行等も下級生にお手本を後ろ姿で見せてくれています。表情(顔つき)が、一日一日、最上級生らしくなってきました。

  【5年生】のみなさん

   いつ見ても、先生やお友だちの話に集中して、熱心に勉強しています。これからがとても楽しみです。

   朝のクリーン活動も、6年生と一緒に頑張ってくれています。

  【4年生】のみなさん

   授業中、上級生らしく落ち着いた態度で学習する姿が少しずつ増えてきました。いいクラスにしようという気持ちが伝わってきます。これからも、お友だちと仲良く頑張ってくださいね。

  【3年生】のみなさん

   いつも元気いっぱい、笑顔いっぱいの3年生です。

   理科のお勉強も頑張っていますね。きれいなヒマワリやマリーゴールドが咲くのが楽しみですね。

  【2年生】のみなさん

   挨拶や返事がとても元気です。

   2年生になってますます上手にできるようになりました。1年生が入学してきてお兄さん・お姉さんらしくなってきましたね。

  【1年生】のみなさん

   お勉強は楽しいですか。給食はおいしいですか。

   朝、登校して正門前に並んでお友だちや校長先生と一緒にする「おはようございます」の挨拶がとても上手に元気よく言えるようになりました。

 

■ おすずっ子233名のみなさん。

  これから始まる5月もお友だちと仲良く、先生方と一緒に、体も心も、そしてお勉強も、ぐんぐん成長していきましょう。

 

■ 今日は、そのために一番大切なことを一つ、お話しします。

  それは、『お話しをよく聴くおすずっ子』になってほしいということです。

 

■ 上級生のみなさんが知っている漢字で書くと『聞く』です。  

  でも、こんな『聴く』があることを知っていますか。

 

■ 難しい漢字みたいですが、よく見るとみなさんが知っている漢字の組み合わせでできています。

  どんな漢字が見えますか。

 

■ そうですね。

  【耳】だけではなく、【目】と【心】を『+(足す)』と『聴く』という漢字になります。

 

■ よい聴き方は、【耳】と【目】と【心】を使って聴きます。

 

■ まず、耳をすませてしっかり聴きます。

 

★『大きな耳の模型』を示す

 

■ 次に、目で話す人をしっかり見て聴きます。

 

★『大きな目の模型』を示す

 

■ 最後に、大切なことは、心(気持ち)をうんと集中して聴きます。

 

★『大きな心の模型』を示す

  すると、心のチャックが開いて、お友だちや先生の話がすうっと心の中に入ってとどまります。

 

★『お話しの紙』を心の中に入れる

■ 【心】で聴くということは、お話ししている人に、自分の気持ちを近づけて聴くということです。

  「お友だちが一番お話ししたいことは何かな?」

  「先生が自分に一番聴いてほしいことは何かな」などと、相手の気持ちや思いを探しながら聴くことです。

 

■ 友だちや先生の考えをしっかり聞く人は、考えがいろいろ広がって、どんどんどんどん賢くなります。

 

■ 『お話しをよく聴くおすずっ子』を目指して、みんなで頑張る、そんな5月にしていきましょう。

 

■ これで、校長先生の話を終わります。

平成28年5月2日(月)

都農町立都農小学校 校長

PDFはこちら→5月 全校朝会.pdf

5月 校長あいさつ

(5月 ホームページ 校長あいさつ)

            『教育活動に弾みをつける』

■ 新しい学年も始まり、あっという間に1ヶ月が過ぎました。

■ 参観日、PTA総会、学級懇談、家庭訪問等、多くの行事への御協力ありがとうございました。

  おかげさまで、保護者の皆様方の御協力を得ながら、教育活動を無事に軌道に乗せることができました。

■ 5月からは、『教育活動に弾みをつける大切な時期』です。

■ 学校では、4月13日(水)と14日(木)にNRTテスト(全学年の学習内容の理解度・定着度を確認するテスト)を実施し、さっそく、その結果の概要を各学年・学級で分析しました。また本日2日は、全国学力・学習状況調査の自校採点を行い、課題の明確化と改善に向けた対策を検討しました。

■ 都農小では、4月18日(月)からゴールデンウィーク明けまでの約3週間を『学習状況改善期間』と位置づけ、前学年の学習状況で課題の残っている単元等について、朝の時間や業間の時間で補充指導を行ったり、家庭学習の課題として重点的に出したりする等、改善を目指した取組に努めてきています。

■ この取組は、これから本格的に始まる新しい学年の学習内容を確実に積み上げていくための大事な基礎・土台づくりとして位置づけています。

  前学年のつまずき(課題)を早期に把握して、できるだけ早く克服させる(コップの空いた穴をふさぐ)ことで、新しい学年の水(学習)が、子どもたち一人一人のコップから漏れることなく、しっかりと貯まっていきます。

■ 『コップに、注げば注ぐほど水が貯まる』

 そんな実りある学習活動を展開すべく、都農小教職員23名、全力一心、【見届け】を大切にした指導の充実に取り組んでいきます。

  保護者や地域の皆様方には、これまで同様、教育活動に対する御支援と御協力をよろしくお願いいたします。

平成28年5月2日(月)

都農町立都農小学校 校長


PDFはこちら→5月 あいさつ.pdf

 

H28年度 PTA総会 校長 あいさつ

 H28年度 PTA総会 校長 あいさつ

■ 本年度もよろしくお願いします。

■ まず、はじめに、昨年度、大変充実したPTA活動を活発に展開していただきまして、誠にありがとうございました。心から感謝申し上げます。

■ 中でも一つには、子どもたちの読書環境を充実させることを目的として、おすずっ子まつりや運動会でのバザー益金及びPTA特別会計の多くを図書室の蔵書購入に充てていただきました。おかげさまで、毎日笑顔で図書室に足を運び、本に手を伸ばす子どもたちの姿が格段に増えてきました。本当にありがとうございました。

■ もう一つには、都農小PTAの活動テーマとして『親は子の鑑 子は親の鏡』を掲げていただき、参観日での授業参観中に廊下や教室での私語を控えていただくこと、秋の運動会での敷地内禁煙・禁酒の取組などを、着実に推進していただきました。

  『教育は人なり』と言われます。

 私たち大人の【後ろ姿】が、子どもたち一人一人の【生きる手本】でありたいと日々思っています。

  本年度も皆様方のご協力をよろしくお願いいたします。

■ さて、今日は、直接、保護者の皆様方にお話できる時間をいただきましたので、都農小学校の教育に対する、私の思いの一部を、少しお伝えさせていただきたいと思います。

■ キーワードは、レジュメにありますとおり【育ちのために…】・【連携】としました。

■ 「校長の考える、学校の使命とは何ですか?」

  そう問われたら、

  私は、一言で言えば、「子ども一人一人の未来を輝かせること」だと思っています。

■ そのために、私たち教職員は、そして親として、子どものために何をしなければならないのでしょうか?

■ 教育とは、『一人の自立した社会人』を育てる営みです。

 将来、子どもが独り立ちした時に困らない『能力』や『資質』を確かな力として身につけさせることが、大人の大切な役目だと考えています。

■ 昨年度、PTA総会において、都農小校長として「1年が経過した新鮮な目で見えることがあります」と前置きをさせていただき、「これって、子どもの育ちにとってどうなのでしょうか?」と気になることをいくつかお話しさせていただきました。

■ その一つは、子どもの忘れ物を届けるおうちの方がとても多いということでした。

 今、「子どもが困るから…」という見方や考え方ではなく、子どもの将来を見据えて子どものうちに、『忘れ物をしない』という基本的な生活態度を身につけさせることが、とても大切なことだと思うのです。

■ 【おすずっ子の一日】の最後には、保護者のみなさまへ、「忘れ物は届けないでください。どうしても必要な時には学校から連絡します」と書かせていただいております。

■ 二つ目は、登下校時の車での送迎が多いということでした。

『かわいい子』

  だからこそ将来たくましく生きることのできる【強い心】を育てたいと願っています。

  その思いを昨年度の学校通信【全力一心】8月号に掲載しました。資料3ページに、綴じ込んでありますので、のちほど改めてご一読ください。

■ 忘れ物と車の送迎の2点につきまして、昨年度1年間で、保護者の皆様方のご理解とご協力をいただき、大変よい方向に進んできていると実感しています。

  しかしながら、今も、特に雨の日に、敷地内まで車で送迎されている場面を目にすることがあります。そんな時、「子どもの育ちにとって、本当にこれでいいのかな」と、とても残念な思いがします。

■ 子どものためによかれと思ってやっていることが、子どもの育ちにとって、プラスになっていればよいのですが……。マイナスになっていては、とても困ります。

  私たち大人が、子どもの将来を見据え、あらためて真剣に考えなければならない大切なことだと思います。

■ では、どうやって子どもにとって【大切なこと】や【必要な力】を身につけさせるか、

  その大切なキーワードは、【連携】だと考えます。

■ 学校と家庭、どちらか一方が、もう一方に頼り切ってはだめです。任せきりになってはだめなのです。

  教育には、【学校にしかできないこと】があり、そして、【家庭にしかできないこと】もあります。

■ 【連携】とは、まずは、学校と家庭、それぞれがやるべき責任をしっかり果たすことが大事です。そして、同じ目的・目標に向かって、心を一つに取り組むことです。

■ 都農町は、一昨年度から県教育委員会から学力向上の地域指定を受けています。

  学校と家庭が連携して、子どもたちの基礎学力を定着・向上させることを目標としています。11月17日には、町内すべての小中学校を会場に、子どもたちの学習の様子を公開することになっています。

■ 資料の4ページ、そして5ページをご覧ください。

 都農小学校では、学力向上に向けた、連携の取組の一つとして、各ご家庭に【家庭にしかできないこと】として、4ページにあります『取組7』をお願いしています。

  学校でも【学校にしかできないこと】として、5ページの『取組11』を全職員で、実践しています。

■ 資料4ページの『取組7』をお開きください。

  この中で、今日、特に保護者の皆さんにお願いしたいことは、②と④の家庭学習についてです。

■ 総会後の学級懇談では、なぜ家庭学習が必要なのか、なぜ復習が重要なのかについて、資料を使って、担任が詳しく説明いたします。

■ 家庭学習について、課題を出すのは学校の大切な役割です。子どもたちの学力向上にとって必要な課題は、学校が責任を持って出します。

  しかし、出された課題を子どもがきちんとやっているかどうかについては、残念ながら、担任が家庭に直接足を運び、一人一人確認することは到底できません。見届けは、家庭にしかできない大切な役割です。家庭学習の声かけとその確認を子どもたちのためにぜひお願いしたいと思います。

■ 最後に3点、お知らせとお願いがあります。

■ 1点目です。

 都農小学校では、『おすずっ子 5つのできる子』の指導に取り組み、3年目になります。

  本年度は、『5つのできる子』プラス1として友だちに優しい【言葉遣い】にも取り組んでいきます。ご支援をよろしくお願いします。

■ 2点目です。

  資料の6ページと7ページをご覧ください。

  都農小学校では、本年度、初めての取組として、1学期に『ハイパーQ-U』検査を実施させていただきたいと考えています。

  『ハイパーQ-U』検査は、子どもたち一人一人が、学級集団の中で安心して生活し、意欲を持ち、充実した学校生活をおくっているかどうかを把握するものです。

  また、私たち教職員が、子どもたちにとってのよりよい学びの環境をつくっていくために、学級集団の状況を客観的に把握するための資料としても活用させていただきます。

  9月の参観日には個人票を配付し、学級全体の状況につきまして担任から説明します。

  検査経費が、一人440円かかりますが、趣旨をご理解の上、ご協力をよろしくお願いいたします。

■ 最後の3点目です。

  本年度も昨年度に引き続き、ホームページの充実にも取り組み、子どもたちの様子や学校からのお知らせなどを掲載していきます。ぜひご覧ください。

■ 本年度も、233名のおすずっ子の育ちのために、学習面だけではなく、生活指導や健康指導など、様々な場面で、親と教師が思いを一つに連携し、生き生きと活動する、そんなPTA活動にしていければと強く願っています。

■ 教職員23名。おすずっ子一人一人を大切に、手塩にかけて丁寧に育てていきます。「1年間、よろしくお願いします。」

■ 以上で、私の話を終わります。


PDFはこちら→H28年度 PTA総会 校長 あいさつ.pdf

入学式式辞

平成28年度 都農町立都農小学校 第70回 入学式式辞


■ 都農小学校の、かわいいかわいい一年生のみなさん

  「入学おめでとうございます。」

■ 声を揃えてとても上手に言えましたね。大きな花丸です。

■ 都農小学校では、みなさんが入学するのを、キリンさんのように、首を長ーくして、楽しみに楽しみに待っていました。

■ そうしたら、今日、みなさんが来てくれました。

  だから、みんなニコニコしています。

■ 目の前のたくさんのきれいなお花さんたちも、みなさんの入学をニコニコしながら、「おめでとう」って、お祝いしてくれていますよ。

■ 校長先生もお花を持ってきました。

■ このお花、知っていますか。名前は何でしょう。

  一緒に言ってみましょう。(「チューリップです。」)

■ でも、この赤いチューリップさんは、独りぼっちでなんだかさみしそうですね。

■ 黄色のお友だちがやってきましたよ。

 少しニコニコ元気になって、うれしそうにしています。

■ もっともっと、赤いチューリップさんが、ニコニコ元気になるには、どうしたらよいでしょうか。

■ そうです。たくさんお友だちがいるといいですね。

■ 一年生のみなさんに、校長先生から、最初のお願いです。

  この赤いチューリップさんみたいに、さみしそうにしているお友だちや、元気のない お友だちがいたら、「どうしたの」とか、「一緒に遊ぼう」って、一番に声をかけてあげ ることのできる、そんな優しい一年生になってくださいね。

■ それでは、最後に、後ろに座っている五年生と六年生のお兄さん・お姉さんと一緒に声を合わせて、チューリップの歌を元気に歌いましょう。伴奏は校長先生がしますね。

 
  ♪『チューリップ』を斉唱する。

■ とても上手に歌えましたね。もう音楽のお勉強ができましたよ。

  「ねっ、学校は楽しいでしょう」

■ みなさんは、さっそく明日から都農小学校に通います。

  朝、校長先生が校門で待っていますから、「おはようございます」って、元気にあいさつをしてくださいね。

■ 一緒に練習してみましょう。「おはようございます。」

■ とても上手に言えましたね。

  明日、みなさんに会えるのを楽しみにしています。

  これで校長先生の話を終わります。

                               

都農町立  都農小学校 校長
平成28年4月11日
PDFはこちら→H28 入学式式辞.pdf
1学期 始業式

 4月5日(火)は、1学期 始業式でした。

『心の鏡』~フワフワ言葉を増やそう~

■ おはようございます。

■ さぁ、今日から新しい学年が始まります。

■ 今朝、正門で全校のみなさんと、「おはようございます」と挨拶をしました。スタートの日にふさわしい元気な挨拶と、「今日から1つ上の学年になるぞ。がんばるぞ。」とやる気に満ちた笑顔をたくさん見ることができて、とてもうれしく思いました。

新しい学年の素晴らしいスタートができました。

■ みなさんは今、新しい先生方や新しいお友達を迎えて、どきどき、わくわくしていることと思います。

■ 今年は、都農小学校ができて141年目になります。

  今日は、233名のおすずっ子のみなさんと、23名の先生とで始まる記念すべき大切な『第一歩』です。

  校長先生も、どんな1年になるか、とてもわくわくしています。


■ 元気な返事をして立ってください。「6年生のみなさん」

  校長先生は、「学校の歴史と伝統は、6年生がつくる」と思います。

 6年生がしっかりしている学校は、1年間、とても良い学校になります。みなさんならきっとできます。

  最上級生として都農小学校の『顔』としてがんばってくださいね。校長先生をはじめ、すべての先生方が大きな期待をしています。

 「座ってください。」

■ 同じように、「5年生のみなさん」

  いよいよ高学年の仲間入りです。6年生ががんばっている後ろ姿をお手本にして、立派な高学年になってほしいと思います。6年生と力を合わせて、これから都農小学校を引っ張っていってください。

  下級生が、『あこがれる上級生』になってくださいね。

 5年生にも、校長先生をはじめ、すべての先生方が期待しています。

■ 「4年生のみなさん」

  上級生の仲間入りです。集会の場所も今日から後ろになりました。クラブ活動等、今までなかった新しいこともいろいろ始まります。

  持ち前の元気いっぱいで大いに活躍してください。楽しみにしています。

  これからは、下級生に『優しい上級生』にもなってくださいね。

■ 「3年生のみなさん」

  校長先生も、みなさんと一緒に都農小学校に入学しました。

  すっかり、お兄さん、お姉さんになりました。校長先生はとてもうれしいです。

  今日から3年生。真ん中の学年になりました。これからは『1・2年生のお手本』になる学年です。よろしくお願いしますね。

■ 「2年生のみなさん」

  1年前に入学した時、あんなに小さかったみなさんが、こんなに大きく、たくましく成長しました。

  2年生になると、算数で新しく【かけ算】のお勉強が始まります。

 もうすぐ新しい1年生が入学してきます。いろいろなことを優しく教えてあげる『お兄さん、お姉さん』になってくださいね。

■ さて、今から、1年間、『おすずっ子』みんなで、先生方と一緒に、がんばっていきたいことを一つお話しします。

■ それは、これです。

  人間はみんな、心の中に鏡を持っています。『心の鏡』といいます。

■ 生まれたばかりの赤ちゃんの頃、この鏡はピカピカです。

  ですが、だんだん汚れて曇ってきてしまうことがあります。それはどんな時だかわかりますか。

■ それは、友だちの心を傷つけるようなことを言ったり、いじめや差別をしたり、嘘をついたり、ずるいことをしたりするとピカピカだった鏡が、あっという間に汚れて曇ってしまいます。

■ 逆に、友だちに優しい言葉をかけたり、困っている人を助けてあげたり、正直に何事にも一生懸命努力したりしていると、『心の鏡』は、輝きを増し、どんどんピカピカになっていきます。

  だからいつも心の鏡が曇らないように気をつけないといけません。

■ みなさんの『心の鏡』、今、どうなっていますか。

  ピカピカに輝いていますか。それとも少し曇っていますか。

  今日から新しい学年の始まり。ピカピカに磨いていきましょう。

■ 磨くのは、けっして難しいことではありません。

  一番大切なことは、『言葉づかい』を気をつけることです。

  【チクチク言葉】をなくして、【フワフワ言葉】を増やしていけば『心の鏡』は、だれでもピカピカに輝くようになります。

■ おすずっ子『5つのできる子』にプラス1(ワン)、『言葉づかい』を加えて、都農小学校みんなでがんばっていきましょう。

■ これで、校長先生の話を終わります。
PDFはこちら→1学期始業式.pdf

4月 校長あいさつ

(4月 ホームページ 校長あいさつ)

『心を養い、考えを深め、生き方を探る』

■ 校庭の木々も一斉に芽吹き初め、桜の季節が今年も巡ってきました。
  新年度を迎えるたびに、子どもたちと桜の木が重なり、思いが広ります。淡い桜色の小さな花が一人の子どもだとすると、一人一人の子どもたちの花々が集まり、学校という一本の桜の木になります。子どもたち一人一人の持つ個性の輝きが、都農小学校をきっと美しい桜の木にしてくれるもの と思います。
  桜の木には、美しい花を支える枝、枝を支える幹、そして幹を支える根があります。凛として141年。都農小学校は、この都農の地に教育の根を張ってきました。
  これからも家庭や地域の皆様と共に子どもたちを支え、たくさんの葉を力強く茂らせて、桜の木を立派な大木にしていきたいと思います。

■ 5日(火)の始業式ではそれぞれに進級する2~6年生193名(4/1 現在予定)、11日(月)に行われる入学式には新1年生40名(4/1現在 予定)を迎え、おすずっ子233名での新しい年度がスタートします。

■ 4月1日付人事異動により、新しい教職員を迎え、23名でおすずっ子の指導にあたっていくことになりました。
  私も都農小学校長として3年目。本年度もよろしくお願いいたします。
  教育ビジョン『今この時、個が輝き、躍動し、伸びていく都農小学校』の実現を目指していきます。

■ 新年度は、4月1日の【新しい出会い】によって始まります。
  今日というこの日は、【たくさんの偶然】と【不思議な時間の巡り合わせ】によるものです。だからこそ、「大切にしたいもの」といつも考えます。

■ 人の一生は、人との出会いを通して『心を養い、考えを深め、生き方を探る』と言われます。
  子どもたちは、日々の学習や生活、大人(保護者や教師)や友だちとの関わりを通して、多くのことを学び、成長していきます。
  子どもたちがこれから始まる【楽しい出会い】や【人と関わる喜び】を感じながら、「都農小学校で学ぶことができてよかった」そう思える学校づくりを 私たちは目指していかなければならないと、今、改めて強く思っています。
  そのために、子どもたち一人一人のもつ、【よさ】や【可能性】を最大限に 引き出しながら、【学力の向上】と【心の教育の充実】、そして【体力の向上 ・健康教育の充実】に向けて、都農小教職員一同、『誠実』な指導と対応を心がけ、232名のおすずっ子一人一人が、目標に向かって努力する姿を 【全力一心】支え、励まし、後押ししていきます。

■ 1年後、子どもと保護者と教職員が、お互いに「よい出会いであった」と言えるようでありたいと、今日この日、切に願ってやみません。
  この新しい出会いが、人生の節目、【糧】となり、より深く、強い絆に育つように、保護者や地域の皆様方には、これまでと変わらない教育活動へのご支援とご協力をよろしくお願いいたします。

  

 平成28年4月1日(金)
都農町立都農小学校 校長
PDFはこちら→4月 あいさつ.pdf
3学期 修了式

3月25日(金)は、修了式でした。

「『節目の時』 ~大事なことは、振り返ること~」

■ おはようございます。

■ 今日はこれまでと違って6年生がいません。何だかとても寂しいですね。

■ きのうは6年生の『卒業式』でした。これまで優しく皆さんのお世話をしてくれていた27名の6年生が立派に卒業していきました。

  『卒業式』には、4年生・5年生がみんなを代表して参加しました。卒業生へ贈る言葉や合唱をしっかりとがんばってくれたおかげで、とても素晴らしい卒業式になりました。「4年生・5年生の皆さんありがとうございました。」

  6年生もきっと、「ありがとう。都農小学校のこと、あとはみんなに任せたよ。」と安心して卒業してくれたと思います。

■ さて、今日は、平成27年度の最後の日、『修了式』です。

  今の学年のすべてが終わる日ですから、1年生から5年生のみなさんにとって、今日は今の学年の『卒業式』になります。1年間をまとめる式です。

■ 先ほど、各学級の代表の人に【修了証】を渡しました。とても立派に受け取ってくれました。【修了証】は、一つ上の次の学年に進むために、絶対に必要で大切な【切符】ですから、この後、教室に戻ったら、担任の先生から代表の人と同じように、一人一人しっかりと修了証を受け取って下さい。

■ 1年が終わりました。

  ちょうど1年が終わった今日のような日のことを『節目の時』と言います。

■ この竹を見てください。

  この少し膨らんだところが【節】、この節のある場所が【節目】です。今日は『節目の時』ですから、今、みなさんはこの節のあるところにきています。

  1年生のみなさんにとっては、1年生と2年生の節目の時です。

  2年生のみなさんにとっては、2年生と3年生の節目の時です。

  同じように、ここが3年生、ここが4年生、そして、ここが5年生です。

■ 『節目の時』は、とても大切な時です。

  竹にとっても、【節目】の場所は他の部分よりも固くて簡単には切れない部分なのです。さらに、【節目】があることで、とても強い風が吹いても簡単には折れてしまうことがけっしてありません。

■ 『節目の時』に必ずしてほしいこと。それは『振り返ること』です。

  この1年で「できたこと」と「できなかったこと」を考えてほしいと思います。特に「できなかったこと」をはっきりとさせておくことが、次に進んでいく時にとても大事なことです。

■ この1年間、ここにいる217名のおすずっ子、そして20名の先生たち、みんなでいろいろなことをとてもよくがんばってきましたね。

■ 中でも特に、おすずっ子みんなで「できるようになろう」と目指してきた『5つのできる子』について、今から振り返ってみたいと思います。

  「できるようになった」は【○】、「もう少しがんばろう」は【▲】で振り返ってみましょう。あとで、いくつ○だったかを聞いてみたいと思います。

■ 一つ目は、『あいさつ』です。 合い言葉は、【・・・】

■ 二つ目は、『返事』です。 合い言葉は、【・・・】

■ 三つ目は、『履き物ならべ』です。 合い言葉は、【・・・】

■ 四つ目は、『そうじ(ごみ0)』です。 合い言葉は、【・・・】

■ 五つ目は、『廊下歩行』です。 合い言葉は、【・・・】

■ どうでしたか。

  【○】の数が、5つだった人。4つだった人。・・・。

■ 「もう少しがんばろう」と振り返ったことは、次の学年では「必ずできるようになるぞ」という強い気持ちを持って、5つとも【○】になるようにがんばっていきましょう。

■ さあ、校長先生がするのと同じように、両手を握りしめてください。

  この1年間の思い出やがんばり、成長をしっかりと強く握りしめましょう。

  それを胸の奥に大切にしまって、4月からの新しい学年の扉を開く準備をしましょう。

■ そして、手がチョークだらけになりながら、一生懸命に勉強を教えてくださった先生方の姿や、自学やテストの丸付けで、赤ペンのインクがついていた手を思い出しながら、感謝の気持ちで1年間を締めくくりましょう。

■ 事務室の先生、給食センターの先生、おうちの人、地域の方々、そしてお友だち、たくさんの人のおかげで今日の日を迎えることができました。

  お世話になったすべての人に、心から感謝の「ありがとう」の気持ちを込めて、みんなで大きな拍手をしましょう。

  「ありがとうございました。」 (拍手)

■ では、今度会う4月5日、始業式の時に、一つ上の学年にふさわしい、みなさんのやる気いっぱいの素晴らしい笑顔に会えることをとても楽しみにしています。期待しています。

  けがや病気に気をつけて、よい春休みを過ごしてください。

■ これで、校長先生の話を終わります。


                                               PDFはこちら→3学期 修了式.pdf 
卒業式式辞

 3月24日(木)は、卒業式でした。

卒業式式辞

 暖かな日差しの中に(ひと雨ごとに)、春の足音が聞こえてくるこのよき日に、副町長様をはじめ多数のご来賓の皆様のご列席を賜り、第69回卒業証書授与式が挙行できますことを、心より厚く御礼申しあげます。

「ありがとうございます。」

 保護者の皆様、御家族の皆様、本日は、皆様方のこれまでの『あらゆる努力』と、『すべての愛情』が、ここに実を結び、義務教育の第一段階を終えられたことを、心よりお祝い申し上げます。

「おめでとうございます。」

 卒業生27名のみなさん、

「ご卒業おめでとうございます。」

 皆さんは6年間、本当によくがんばりました。特に、本年度は、最高学年として、27名と少ない人数の学年でしたが、リーダーとして、とても力強く、都農小学校を引っ張ってくれました。よき伝統を確実に引き継ぎ、新しい伝統の基礎も作ってくれました。皆さんを卒業生として送り出すことができることは、都農小学校の【誇り】であり、大きな【喜び】です。

 さて、今、みなさんが手にした卒業証書。

 これは、皆さんの6年間にわたる『成長の証』『努力の結晶』です。また、皆さんの無限の可能性を切り開く『未来への切符』でもあり、一生の宝物になるものです。

 今から、創立140年目となる伝統ある都農小学校を巣立ちゆく皆さんへ、私から、最後のはなむけの言葉を送ります。


 (写真)【アルストロメリア】

 
 この花は、【アルストロメリア】と言います。ここにある美しい花のちょうど真ん中の花が【アルストロメリア】です。今日は皆さんのために特別にお願いして飾ってもらいました。

 漢字では【夢百合草】と書きます。

【夢】が百。つまり、夢や希望がたくさん詰まった花で、校長先生の大好きな花です。

 3月になって皆さんと校長室で会食した時、将来の夢をたずねました。「野球選手」や「サッカー選手」のほかにも、「薬剤師」「介護福祉士」「パティシエ」「ロボットのプログラマー」「パン屋さん」「学校の先生」「保育士」等、たくさん話してくれました。27名みんなの夢がどれも叶うといいなと思います。

『成功』の反対は、辞書の中では『失敗』です。しかし、校長先生は『成功』の反対は『失敗』ではなく、『何もしないこと』だと思っています。失敗を繰り返しながらでも困難なことに立ち向かおうとする行動、『挑戦(チャレンジ)』する姿こそが、夢を叶えることのできる唯一の近道です。

 人間は、努力することを忘れてはなりません。いきなり夢をつかむことなど誰にもできません。日々の小さな努力の積み重ねがあってこそ叶えることができるのです。一生懸命やってもうまくいかないこともあるでしょう。悔しくて涙することもあるでしょう。でも、その時に大事なことは、けっして誰かのせいにしたり、何かのせいにしたりしないことです。自分の努力がまだまだ足りないのだと考えて、前を向いて、また新たな一歩を踏み出すことが大切です。

夢を叶えるのは、他の誰でもありません。あなた自身なのです。絶対に負けないでください。努力する限り、あきらめない限り、必ず輝く人になれます。

 今日を境に、皆さんは小学校に別れを告げ、中学校への新たなスタートを切ります。体も一段と成長し、心も「独り立ち」をしようとして激しく揺れ動くようになります。


(カード)【辛い】

 
 この字は、何と読むか知っていますか。【つらい】と読みます。

 これから先、【辛い】壁が皆さんの目の前に立ちふさがることがきっと出てくることと思います。その壁は、最後は自分の力で乗り越えなければならないのです。乗り越えるしかないものなのです。

 【辛い】という字に、横棒を一本足してみます。すると【幸せ】になります。

 【辛い】のは、【幸せ】になる一歩手前なのです。辛い時には勇気を出して、あと一歩を踏み出してみましょう。きっと壁は乗り越えられます。そして幸せになれます。

 先ほど紹介した花、【アルストロメリア】の花言葉は、『幸せ』です。

 卒業生の皆さん。

自分の夢の実現に向けて、勇気を持って、失敗を恐れず、様々なことに積極的に挑戦(チャレンジ)し、努力し、大きく成長してくれること、そして幸せになってくれることを心から願っています。

 皆さんの素晴らしい成長は、私たちの未来であり、私たち大人の希望です。

 二十年後、三十年後、きっと素晴らしい都農町を、宮崎県を、日本を、そして世界を創り上げてくれることを確信しています。新しいふるさとを創る主役は、皆さん一人一人なのです。

 私は、皆さんとの出会いに改めて感謝をしています。

 学校生活の様々な場面で、先頭に立って下級生をリードしてくれる優しく頼もしい6年生でした。最上級生としての在り方を【後ろ姿】で示してくれた皆さんは、下級生にとって『あこがれの存在』だったに違いありません。そして、私たち教師にとっても自慢の6年生でした。

 都農小学校の最上級生としての在り方は、今、皆さんの背中を見つめている5年生、4年生がしっかりと引き継いでくれるはずです。

 さあ、卒業生の皆さん。

 いよいよ、羽ばたきの時です。

 みなさんの目の前は晴れ渡っています。胸を張って、笑顔で飛び立ってください。 先生たちは、これからもずっと、皆さんの未来を精一杯応援します。

 ご卒業、本当におめでとう。

 そして、ありがとう。

 さようなら。

 以上、式辞といたします。

平成28年3月24日           

都農町立 都農小学校長 

PDFはこちら→H27 卒業式 式辞.pdf

3月 校長あいさつ

(3月 ホームページ 校長あいさつ)

          『まとめの』 そして 『別れの』 3月


■ 校庭の木々の芽も膨らみ、日ごとに春の息吹と穏やかな春の日差しが感じられるようになってきました。
  子どもたちは、あらゆる人との出会い、多くの体験や行事等の積み重ねによって、心も体もこの一年間で大きく成長しました。

■ 『まとめの3月』
  子どもたちは、それぞれの学年の締めくくり、仕上げに取り組み、一つの学年を終えます。そして、4月からは一つ上の学年へと進みます。
  この時期は、子どもたち自身が、自分は何をがんばりできるようになったのか、何がまだできていないのか等、成長をじっくり振り返ることが、次へのステップをより充実したものにする上で、とても大切なことだと思います。
  学校でも、子どもたちがこの一年の成長を実感できるように、そのための時間を授業などで設けますが、ぜひ、ご家庭でも一緒に話し合う機会を持っていただきますよう、お願いいたします。
  子どもたち一人一人が自らの成長を確かめつつ、新しい学年への希望と新たな目標を胸に、目を輝かせて力強く進んでいってくれることを願っています。

■ 『別れの3月』
  季節は、【出会い】と【別れ】の繰り返しの中で過ぎていきます。
  いよいよ学校も今年度最後の月となり、学年末を前にして、どの学級も時を惜しむ毎日を送っているように思えます。
  特に卒業を控える6年生27名は、《最後の授業》である卒業式に向け、様々な準備が本格的に始まります。3月24日には都農小学校を巣立ち、新たな道を歩み始めます。やり残したことや後悔のないように、将来の夢をしっかりともち、笑顔ではばたいていってほしいと願っています。

■ 3月は、学校にとっても一年間の教育活動の取組を検証するとても大事な時期です。
  教育ビジョン【今この時、個が輝き、躍動し、伸びている都農小学校】を目指し、教職員一同、新年度4月からの教育活動がさらに充実するよう、改善を重ねながら教育計画を練り上げていきたいと考えます。

■ この1年間、保護者・地域の皆様方には、本校の教育活動へのご理解とご協力をいただき、心より深く感謝申し上げます。ありがとうございました。
  本年度も残り1ヶ月となりましたが、今後ともご支援のほど、よろしくお願いいたします。


                   

平成28年3月1日(火)
都農町立都農小学校 校長
PDFはこちら→3月 あいさつ.pdf
3月 全校朝会

【3月 全校朝会】

                        『最後に入れる目』
■ おはようございます。
  今日から3月になりました。本年度最後の全校朝会です。24日には6年生の卒業式ですから、この仲間が全員揃うのは今日が最後になります。次、全校みんなが集まる時にはもう6年生はいません。
 別れの3月。そう思うと校長先生はとても寂しい気持ちになります。



■ これを見てください。横に線が一本。
  線が増えましたよ。下には点があります。何だと思いますか。
  地面かな? 芽が出てきましたよ。
  もう一本芽が出てきて、花も咲きました。
  ひっくり返すと・・・『春』です。眠っていた春が起き出しました。
  今まさに、新しい季節『春』が、少しずつ近づいてきています。4月にやってくる新しい出会いを楽しみに待っていたいと思います。

 

■ この数字は何だと思いますか。
  あるものを数えていたら『18』という数字になりました。
  そうです。もう分かっている人もいるようですが、3学期も残りあと『18日』(6年生は『17日』)になりました。

■ あさって、3月3日は【ひな祭り】ですね。
  おひな様は、一人の職人さんが作るのではなくて、体を作る人、手足を作る人、着物を作る人、そして作った着物を着せる人、頭を作る人、その頭に髪の毛を植える人、その髪の毛をきれいに結って冠をつける人、そして体と手足と頭を組み立てる人…等、たくさんの職人さんたちが、分担して協力してつくりあげるのだそうです。

■ 半年から1年くらいの長い時間をかけて、ようやく完成に近づき、最後に顔を仕上げる職人さんに、人形が渡ります。
  最後の仕上げ、それはおひな様の【目】を入れる作業だそうです。その作業の場面で、職人さんがこんなことを言いました。
  「体もでき、着物も着せて、きれいな顔に仕上がって、あとは目を入れるだけ。この時が一番緊張します。目の入れ方次第で、これまでのたくさんの人の努力や仕事の値打ちが決まってしまうのです。 良い目が入らないと、たくさんの職人が半年以上の長い時をかけて作ってきた仕事が全部無駄になってしまうのです。心を落ち着け、素直な気持ちで一気に目を入れます。『最後にどんな目を入れるか』それ次第で、人形に命を吹き込むことができるのです。」

■ このように、『最後の仕上げ』が、それまでのたくさんの努力が実を結んだり、全てを台無しにしてしまったりするのですね。

■ 3学期も残りあとわずか。いよいよ最後の仕上げの時です。
  心を込めて、今の学年の『最後の目』を自分でしっかり入れて、素晴らしい1年に仕上げましょう。

■ 最後に、3月の【フワフワ言葉】と【チクチク言葉】を振り返りましょう。
  みんなに聞きます。そう感じている人は手を挙げてください。
  「クラスの中で前よりフワフワ言葉が増えて嬉しいな」と感じる人?
  「クラスの中でまだチクチク言葉があって嫌だな」と感じている人?

■ 校長先生は、一日も早く、おすずっ子のみんなが幸せを感じる、楽しい都農小学校になってほしいと思います。

■ これで、校長先生の話を終わります。

PDFはこちら→3月 全校朝会.pdf

H27 『なわとび集会』 講評

                      H27 『なわとび集会』 講評

■ 1月に入ってから、校長先生は、みんなが、授業中にクラスのお友達と一緒に長縄跳びに挑戦している姿、昼休み時間に二重跳びなどに挑戦している姿、自分やクラスの目標に向かってがんばっている、みんなの姿を、ずっと見てきました。
  今日まで、どの学年もよくがんばってきました。そして、みんなとっても上手になってきました。

■ 今日は、その成果を発表する縄跳び集会でした。
  クラスのみんなで心を一つにして、担任の先生も一緒に記録に挑戦する姿がとっても立派でした。
  そして、お友達を大きな声で一生懸命に応援している姿に感動しました。

■ 校長先生は『肌』と『目』と『耳』で感じたことを順にお話しします。

■ まず、『肌』で感じた感想です。
  みんなの「がんばるぞ」という強くて熱い気持ちが、校長先生の体に、ビンビン伝わってきました。

■ 次に、『目』で見た感想です。
  みんなの跳んでいる姿がとっても美しかったです。きれいでした。
 そして跳んでいる時の真剣な目がとってもかっこよかったです。
  夢中でどの学年も飛び続けていました。

■ 最後に、『耳』で感じた感想です。
  校長先生は目を閉じてみました。
  耳をすませると、特に高学年は、足音が聞こえないくらい静かで軽やかで、まるで踊っているようでした。

■ 縄跳びは、練習すればするほど、努力の結果があらわれます。
  目標を持って挑戦(チャレンジ)することはとても大切なことです。
  今日の縄跳び集会では、みんながこれまで目標を持って、がんばる努力をしてきたからこそ、きっとよい結果が出たのだと思います。

■ 3学期も、今日を入れて、ちょうど30日(6年生は29日)になりました。
  なわとびと同じように、自分のがんばる目標をしっかりと決めて、それに向かって、担任の先生たちと一緒にがんばって努力してください。きっと、自分の成長・伸びを実感できると思います。
 これからのみなさんのがんばりを期待しています。そして応援しています。

■ 寒さはいよいよこれからが本番です。
  しっかり食べて、しっかり眠って、しっかり運動して、寒さに負けない体づくりをしてください。
  そして、お友達や先生たちと一緒に、たくさんのいい思い出をつくってください。

■ これで、校長先生の話を終わります。

PDFはこちら→H27  『なわとび大会』 講評.pdf
2/3 避難訓練【火災】

(2/3 避難訓練【火災】 校長の話)

命を守るために毎日練習し、【本物の力】を身に付ける


■ 今日は、火災の避難訓練をしました。
  どの学級も担任の先生の指示に従って、黙って慌てずに、とても上手に避難することができました。

■ 冬は空気が乾燥して寒い日が続きます。火を使う機会が多くなり火災が起こる危険も増えてくることから、この時期に火災の避難訓練をしました。

■ これまでの訓練の時にも、みなさんに繰り返しお話ししてきた大切なことを今日もお話しします。

■ それは、自分の命を守るためには、訓練の時だけではなくて、日頃から練習しておかなければならない、大切な【2つの練習】です。

■ まず、1つ目は、『先生の話をしっかりと聞く』ことです。
  先生の話は、目と耳と心で、しっかり聞く習慣を身につけておかないと、いざという時に慌ててしまい、大切な話や指示を聞きもらしてしまいます。
  都農小学校には、「放送のチャイムが鳴ったら、その場に止まって、口を閉じて聞きましょう。」という約束があります。とても大切なことなのですね。

■ 2つ目は、『落ち着いて行動する』ことです。
  避難する時、慌てていると、階段でつまづいたり、友だちにぶつかったりして大けがをしてしまいます。
  都農小学校には、「右側を一列で静かに歩く」という約束があります。命を守る上で、『右一静歩』はとても大切なことなのです。

■ この2つはどちらも、避難訓練の時にしかできない練習ではありません。毎日、授業中や休み時間にも、何度も繰り返し練習することができます。

■ 火災は、いつ、どこで起こるか分かりません。
  担任の先生がいなくても自分の力で安全に避難して、『自分の命は自分でしっかりと守る』ことができる【本物の力】を身に付けることがとても大事なことです。
  これからも、先生やお友だちと一緒に、毎日しっかりと繰り返し練習していきましょう。

■ これで、校長先生の話を終わります。

PDFはこちら→2/3 校長の話 『避難訓練(火災)』.pdf

2月 全校朝会

【2月 全校朝会】

                      『1秒で出来ること』
■ おはようございます。
  昨日から2月になりました。
  寒い日が続いていますが、毎日、元気でがんばっていますか。
  時間が経つのは本当に早いですね。3学期が始まってあっという間に18日が過ぎました。

■ 今日は、時間の中で最も短い時間、『1秒』についてみんなで考えてみたいと思います。

■ 今、こうしている間も、時間はどんどん過ぎていっています。
  1秒1秒、過ぎています。

■ ここで、みなさんに質問します。
  『都農小学校をより良くする、1秒で出来ること』って、どんなことがあると思いますか。

■ 『1秒で出来ること』って、いろいろありますね。

■ 今、「都農小の新しい伝統にしよう」と、みんなで取り組んでいる【トイレのスリッパ並べ】も『1秒』で出来ることです。
  最後にかかとを【キュッ】と揃える、そのわずか『1秒』を、おすずっ子みんなが大切にすることで、スリッパが美しく並びます。次に使う人が履きやすいように、気持ちよく使うことができるように、【優しい心のバトンパス】を続けていきましょう。

■ 1秒は、ほんの一瞬です。
  その一瞬で、「おはよう」「さようなら」のあいさつもできます。
  「ありがとう」「ごめんなさい」「お願いします」も言えます。
  【フワフワ言葉】は たった1秒の短い言葉ですが、自分の心と周りの人との心を優しく温かくつなげて、みんなの気持ちをとても幸せにしてくれます。

■ 同じ1秒の言葉でも、【チクチク言葉】は相手の心を深く傷つけるナイフのような言葉です。自分と周りの人とのつながりを一瞬にして断ち切ってしまう、どんなことがあっても絶対に使ってはいけない怖い言葉です。

■ 1月の【フワフワ言葉】と【チクチク言葉】を振り返ってみましょう。
  みんなに聞きます。そう感じている人は手を挙げてください。
  「クラスの中で前よりフワフワ言葉が増えて嬉しいな」と感じる人?
  「クラスの中でまだチクチク言葉があって嫌だな」と感じている人?

■ わずか1秒の言葉でも、大切に使うことで、人を幸せにしたり、不幸にしたりします。
  校長先生は、おすずっ子のみんなが幸せを感じる、そんな楽しい都農小学校に一日も早くなってほしいと思います。

■ たった1秒ですが、トイレのスリッパを美しく並べることができます。
  わずか1秒ですが、友だちの心を幸せにすることができます。

■ 3学期は1年間の『仕上げ』をするとても大切な学期です。
  残りあとわずか、37日です。
  小さな小さな1秒を大切に、一つ一つの努力の積み重ねを大切に、学年の締めくくりをしっかりと頑張る2月にしていきましょう。
  風邪やインフルエンザの流行る時期です。うがい・手洗いを心がけて、元気に生活しましょう。

■ これで、校長先生の話を終わります。

PDFはこちら→2月 全校朝会.pdf

2月 校長あいさつ

(2月 ホームページ 校長あいさつ)

                 「その一秒をけずりだせ」

■ 時が経つのは早いもので、新年が始まってひと月が過ぎました。
  学校では、1年の中で最も短い3学期55日のうち、昨日で18日が終わりました。残りはあとわずか37日となりました。

■ タイトルにさせていただいた言葉は、4年前の2012年、例年1月2日と翌3日の2日間にわたって行われる箱根大学駅伝大会で優勝した、東洋大学駅伝部の合い言葉です。
  これは、2011年の大会で3連覇を狙った東洋大学が、わずか21秒差で優勝を逃し、『一人が2秒ずつ縮めていたら勝てた』という悔しさから生ま れたものだそうです。
  箱根大学駅伝が終わった翌日4日のまだ夜が明けない時間、東洋大学のグランドには選手の姿があり、次の年の優勝に向けて練習を開始したそ うです。

■ 2日間にわたり往復で10時間以上走り続ける大会ですから、『秒』に換算しますと、36000秒以上ということになります。1/36000秒、そのわずか1秒の違いが、その1秒の積み重ねがやがて大きな違いとなり、優勝か2位の違いになることがあるのだと思います。
  2012年の大会では、選手一人一人が『その1秒をけずりだせ』の合い言葉を胸に、必死にそれぞれの区間を走り切り、10人でタスキをつないだ 結果、2位に大差をつけ、大会新記録で優勝しました。
  前年21秒差で負けた悔しさをバネに、目標を持って【1秒】にこだわり、1年間努力を続けたことが実を結んだ瞬間です。

■ 野球メジャーリーグのイチロー選手も
  「小さいことの積み重ねがとんでもないところに行きつく唯一の方法」と言っています。

■ 子どもたちには、
 ”一日一日、一時間一時間、一分一秒の小さな積み重ね”を大事にして、大きな力になるよう、頑張ってほしいと思います。

■ 私たち教職員一同、子どもたち一人一人にそれぞれの学年で、確実に身につけさせなければならない基礎的・基本的内容を、『最後の1秒まで』 全力一心、指導していきます。これまで同様に保護者の皆様方のご支援とご協力をお願いいたします。

                   

平成28年2月1日(月)
都農町立都農小学校 校長

PDFはこちら→2月 あいさつ.pdf
1月 校長あいさつ

(1月 校長あいさつ)

『【締めくくり】と【準備】』 ~仕上げの学期に~

■ 明けましておめでとうございます。
  平成28年(2016年)がスタートしました。穏やかで希望に満ちあふれた新年を迎えられたことと思います。
  本年も皆様方にとりまして、素晴らしい1年となりますよう、心よりお祈り申し上げます。
  今年は申(さる)年です。何事にも失敗を恐れることなく進んで挑戦するそんな1年でありたいと思います。

■ 学校では、昨日から3学期が始まりました。
  始業式を迎えた子どもたちの生き生きとした目の輝きに、私たち教職員も背筋が伸びる思いがしました。
  3学期は、それぞれの学年が、次の学年に向けてしっかりと力を蓄えていく【締めくくり】と【準備】の学期です。
  子どもにとって、この1年は二度とやり直しができません。
  子どもたち一人一人が、今の学年で身につけるべき、学習・生活両面における基礎・基本を確実に定着できるよう、『この学年のことはこの学年で』を合言葉に、誠心誠意一つ一つ丁寧に仕上げていきたいと考えています。
  年度末には、子どもたち一人一人に自分の成長に対する実感と自信を持たせて、次のステップに送り出したいと思います。

■ 校庭の木々の枝に目を向けますと冬芽がたくさん膨らんでいます。この冬芽が、春になり開花するための条件の一つに、『積算温度』があります。
  『積算温度』とは、2月1日以降の【平均気温】や【最高気温】を合計したもので、ある一定の温度を超えると開花するのだそうです。
  子どもたちがこの1年間を終える時、また6年生は小学校生活6年間を終える時、どんな花を咲かせてくれることでしょうか。木々がその冬芽の中に花を咲かせるための温度を蓄えていくように、一日一日を大切にしなが ら努力を積み重ねていってほしいと思います。

■ 都農小教職員一同、217名のおすずっ子一人一人が目標に向かって努力する姿を【全力一心】支え、励まし、後押ししていきます。

■ 保護者の皆様方にも、子どもたちが自身の成長を実感し、自信と意欲が湧いてくる、素敵な言葉のシャワーをたくさん注いでいただきたいと思います。2学期同様に教育活動へのご支援とご協力をお願いいたします。

 

平成28年1月6日(水)
 都農町立都農小学校 校長
PDFはこちら→1月 あいさつ.pdf


3学期 始業式

 1月6日(水)は3学期の始業式でした。     
(3学期 始業式)  『【仕上げ】と【準備】の3学期』


■ 新しい1年、平成28年(2016年)が始まりました。
  まず、みんなで新年のあいさつをしましょう。
  「あけましておめでとうございます」
  校長先生は、217名のおすずっ子のみんな、そして20名の先生方が、今日こうして元気に会えたことが何よりもうれしいです。

■ 皆さんは、今、新しい年を迎えて、『今年も楽しいことがたくさんあったらいいな』『よし、3学期はがんばるぞ』という気持ちが大きく膨らんでいることと思います。この気持ちを大切に忘れることなく、努力を続ける1年にしてください。きっと立派に成長することと思います。そんなおすずっ子が通う都農小学校は、さらに素晴らしい学校になると思います。
  校長先生は、みんなと都農小学校の成長をとても楽しみにしています。

■ 今日から、3学期の始まりです。
  3学期は、1年間の『仕上げ』をするとても大切な学期です。特に6年生は小学校6年間の総仕上げをする最後の学期です。
  3学期は、55日(6年生は54日)しかないとても短い学期です。時間はあっという間に過ぎてしまいます。これまで以上に、一日一日、1時間1時間、1分1秒を大切に、それぞれの学年で身につけなければならないことの最後の仕上げをしっかり頑張ってほしいと思います。
  3月の終わりには、おすずっ子みんなが、「こんなに成長したよ」と自信を持って胸を張って、次の学年へ、中学校に進んでほしいと願っています。

■ そのために、特に3学期、みんなで仕上げていくことを2つお話しします。

■ 一つ目は、【フワフワ言葉】を増やして、【チクチク言葉】をなくしていきましょう。
 特に、【チクチク言葉】は、一人一人が「絶対に使わないぞ」と強く心がけさえすれば、都農小学校から必ずなくなると思います。

■ 二つ目は、【トイレのスリッパ並べ】を都農小の新しい伝統に仕上げましょう。もう少しで100点になります。最後にかかとを手に持って、『キュッ』と揃える1秒を大切にしていきましょう。

■ これからやってくる寒い冬は春に大きく成長するための準備期間です。
  皆さんも、この寒い3学期の間に十分力を蓄えて、春には大きく花開くように、3学期もみんなで元気にがんばっていきましょう。

■ これで、校長先生の話を終わります。

PDFはこちら→3学期 始業式.pdf

2学期 終業式

 12月24日(木)2学期の終業式でした。
(2学期 終業式) 『3つのがんばり』 と 『校長先生からの宿題』


■ おはようございます。今日は、78日間あった2学期の終わりの日です。

■ 今から、みなさん一人一人に、校長先生が2つの質問をします。
  声は出さず、心の中で自分に答えてください。静かに目を閉じましょう。

■ 一つ目の質問です。
  2学期、【こんなことをがんばったよ】という事を一つ、何ですか。

■ 二つ目の質問です。
  【こんなことをもう少しがんばりたかったな】という事を一つ、何ですか。

■ 静かに目を開けましょう。どうでしたか。『どんな2学期でしたか』
  こういう区切り(節目)の時に、今までのことを振り返ることはとても大切なことです。なぜなら、今までのことを振り返ると、次に(これから)がんばることがわかってきますからね。

■ では、みんなで過ごした2学期はどうだったかを振り返ってみましょう。
  12月の全校朝会で、【フワフワ言葉】と【チクチク言葉】のお話しをしました。
  みんなに聞きたいと思います。そう感じている人は手を挙げて下さい。
  『クラスの中で、前よりもフワフワ言葉が増えて嬉しいな。』と感じる人?
  『クラスの中で、まだチクチク言葉があって嫌だな。』と感じている人?

■ 『すべてのクラスで、たくさんの【フワフワ言葉】が聞こえて、【チクチク言葉】が一つもない、みんなが楽しいと感じる都農小に一日も早くなってほしい。』
  それが校長先生の一番の願いです。

■ さて、これからは、校長先生もみなさんの2学期を振り返ってみます。
  2学期は、1年で一番長い学期で、運動会や遠足・修学旅行、持久走記録会等、いろいろな行事もたくさんありました。
  おすずっ子のみんなが、すべてのことに、とても真剣に一生懸命にがんばる姿をたくさん見ることができました。校長先生は、みんなのがんばる姿を見るのがとても楽しみで、大好きです。
  2学期に、みんなが見せてくれた【3つのがんばり】をお話しします。

■ 一つ目は、『あいさつ』です。
  2学期は、登校する時や正門前だけではなく、校舎の入り口付近で、「● ●くん、○○さんおはよう」と、お友だちの名前を呼んであいさつをする元 気な声が校庭に響き渡っていました。とても素晴らしいことです。さすが、【あいさつ日本一の学校】を目指しているだけあるなとうれしくなりました。
  3学期には、友だち同士のあいさつの輪が、もっともっと広がるといいなと思います。さらに、学校から帰る下校の時にも、地域の方々に「こんにちは」とあいさつできるようになるといいですね。【あいさつ日本一の都農小】 を目指して、みんなでもっともっとがんばっていきましょう。

■ 二つ目は、『ごみ0』です。
  特に、2学期校長先生が嬉しかったことは、6年生や5年生の後ろ姿を見ながら、4年生を始め下級生のお友達にも【朝のクリーン活動】の輪が、1学期よりもさらに大きく広がってきたことです。
  美しい学校で生活しているおすずっ子のみんなの心が、どんどん美しくなってきているなあと思うと、とてもとてもうれしくなります。

■ 三つ目は、『トイレのスリッパ並べ』です。
  主に1年生と5年生が使う南校舎の1階は、男子も女子も、いつ見ても【かかと】がとても美しく揃うようになってきました。
 おすずっ子のみんなが、『トイレのスリッパ並べ』を「がんばろう」と努力しているからこそ、できるようになってきているのだと思います。
  次に使う人が、気持ちよく、履きやすいように、【やさしい心のバトン】をおすずっ子みんなで上手につないでいきましょう。
  おすずっ子のみんななら、きっとできるようになると信じています。できるようになるまで、校長先生はみんなのことを応援します。

■ 明日からは、いよいよ12日間の冬休みです。
  12月31日まで残りあと7日、ちょうど1週間です。2015年(平成27年)が終わり、1月1日から新しい2016年(平成28年)が始まります。
  いろんなことがあった1年間でしたが、217名のおすずっ子のみんながこうして元気に1年を終わろうとしていることはとても素晴らしいことです。 校長先生は、そのことが一番うれしいです。
  「おすずっ子のみんな、本当にありがとう。」

■ 最後に、校長先生から、みんなに『2つの宿題』を出します。

■ 一つ目は、【家族の一人として家の仕事をしっかりすること】です。
  冬休みの時期は、大掃除やおせち料理作り等、昔から続いている習慣や行事があって、何かとあわただしくなります。家族の一員として、ぜひ、自分から進んで家の仕事をしっかりしてください。

■ 二つ目は、【命を大切にすること】です。
  校長先生は、217名全員が交通事故に気をつけて、大きなけがや病気をしないで、元気に冬休みを過ごしてくれることを心から願っています。

■ 3学期の始業式(始まりの日)は、1月6日(水)です。
  その日には、みんなの笑顔をこの場で合わせ、元気に3学期を出発できるようにしましょう。また会えるのを楽しみにしています。

■ これで、校長先生の話を終わります。

PDFはこちら→2学期 終業式.pdf

持久走記録会

 12月4日(金)は、持久走記録会でした。

『【がんばり】と【優しさ】と【輝き】いっぱいの持久走記録会』


■ 今日は、2学期最後を飾る行事『持久走記録会』でした。

■ 走ることが得意な人も苦手な人も、最後まであきらめずに、がんばって走り通すことができました。

■ そして、お友達をみんなで応援する優しさが、とてもさわやかでした。

■ 何よりも、最後まで走りきったみんなは、どの顔もとても輝いていました。素晴らしい持久走記録会でした。

■ これからも、お友達と一緒に進んで外に出て運動や遊びをしましょうね。そして、寒さに負けない、風邪をひいたりしない、丈夫な体をつくって、3月までがんばっていきましょう。

■ これで、校長先生の話を終わります。


                   

平成27年12月4日(金)
都農町立都農小学校 校長
PDFはこちら→持久走記録会 あいさつ.pdf
12月 校長あいさつ

(12月 校長あいさつ)

  『木は光を浴びて育つ 人は言葉を浴びて育つ』
       ~ 子どもの【自信】と【やる気】を生み出す言葉 『ありがとう』 ~

■ 月日の流れは早いもので、もう12月、師走を迎えました。
  今から67年前の1948年(昭和23年)12月10日、国際連合の総会で『世界人権宣言』が採択され、この日が【世界人権デー】と定められました。 日本も、毎年12月4日から10日までの1週間を【人権週間】としています。

■ 都農小学校においても、人権について、特に集中的に学習に取り組む期間としています。
  1日の全校朝会では、子どもにとって最も身近な【いじめ】について絵本の読み聞かせを通して、「言葉遣いの大切さ」という話をしました。
  3日(木)には人権集会、各学級でも人権に関する授業が行われます。

■ 子どもたちにとって、学校は『人として大切にされ、安心して通える場所』
  言い換えると、『自分の存在、そして周りの人の存在を大切なものとして互いに認め合うことのできる場所』でなければなりません。

■ 「どうせ自分はできない」「ダメだ」「自分ばっかり注意される」…と自分の存在を否定的に見てしまう子どもは、友だちからの言動を被害的にとらえてしまい、関係がうまく成立しなくなってしまいます。

■ 「自分はやればできる」「人の役に立っている」「必要とされている」…と自分を肯定的に見ることができる(【自尊感情】【自己肯定感】が高い)と、友だちの不完全さや失敗も寛大に受け入れ、友だちの存在も大切なもの として認め、豊かな人間関係をつくることができます。

■ 子どもの【自尊感情】【自己肯定感】を育て、高めるうえで大切なことは、【自信】【やる気】を生み出す『言葉かけ』だと考えます。

■ 中でも、『ありがとう』という言葉は、子どものよさに光をあて、その子の存在価値を高める言葉です。
  「自分が人の役に立った」とうれしさが膨らみ自分の存在の意味を感じ、「自分もやればできるんだ」という【自信】と【やる気】を引き出す力をもった最高のほめ言葉だと思います。

■ あるアンケートで、「子どもたちに大人からどういう言葉をかけてもらうとうれしいか」という問いに対して、1番にあげられたのが「ありがとう」だったそうです。大人から、ちょっとしたことでも「ありがとうね。助かったよ。」って言うことで、子どもの心の中に自己肯定感が育っていくのだと思います。

■ 『ありがとう』は、人(友だち)と人(友だち)を温かく結びつける言葉です。
  たくさんの「ありがとう」を浴びて育った子どもたちの学ぶ学校・学級は、一人一人の存在が大切にされ、活気と思いやりに満ちあふれます。そんな都農小学校を目指して、教職員20名、家庭や地域の皆様方とともに、子どもたちに素敵な言葉「ありがとう」のシャワーをたくさん注いで育てていきたいと思います。今後ともご理解とご協力をよろしくお願いいたします。

                   

平成27年12月1日(火)
都農町立都農小学校 校長
PDFはこちら→12月 あいさつ.pdf
12月 全校朝会

【12月 全校朝会】

                  『人権週間』(読み聞かせ)
■ おはようございます。
  今日から12月です。2学期最後のまとめの1ヶ月です。
  一日一日を大切に、しっかりと過ごしてください。

■ 校長先生は、けっして声に出したくない、聞くだけでもドキッと怖くなる、大嫌いな言葉があります。

■ でも残念ですが、最近、都農小の子どもが、友だちや先生たちに、そんな言葉を言っているのを何度か聞きました。

■ 言われた友だちや先生は、きっと心がとてもチクチク痛くなったと思います。
  周りで聞いていた人も、とても悲しい気持ちになったと思います。

■ こんな言葉を使っている人は、使うたびに、心も顔つきも、どんどん意地悪で醜くなってしまっています。

■ これから、「Oneワン」という絵本を読みます。
  「Oneワン」とは、英語で、数字の『1』のことです。

■ こんなお話しです。
    (体育館でスライドを使いながら、読み聞かせを実施する。)


● ブルーは、とってもおとなしい子
● 空をぼんやりながめたり、なみにゆらゆらゆられたり、
  ちゃぽんと水たまりにとびこんだりして、まいにちたのしくすごしています。
● イエローみたいに、あかるくなれたらな
  グリーンみたいに、頭がよくなれたらなあ
  パープルみたいに、どうどうとできたらなあ
● オレンジみたいに、だれとでもなかよくできたらなあ
  みんなをうらやましくおもうこともありますが、ブルーだってじぶんのことがきらいなわけではありません
  だけど、レッドといるときだけは・・・・・・
● おこりんぼうのレッドは、いつもブルーをいじめます
  「赤はカッコいいけど、青なんてカッコわるい!」
● そういわれる、ブルーは自分が青のことをかなしくおもってしまうのです。
● そんなブルーを、イエローがなぐさめてくれます。
  「青だって、とてもステキな色よ。」
  だけど、イエローはレッドのまえだと、
  「ブルーをいじめないで!」とは言ってくれません。
● グリーンもパープルもオレンジも、「青だって、ステキだよ」といってくれますが、だれもレッドに「ブルーをいじめるな」とは言ってくれません。
● レッドがなにをいっても、ほかのみんなはだめっているばかりなので、レッドはどんどん、どんどん、
● どんどん、大きくなって・・・・・・。
● もうだれにもとめられないほど大きくなったレッド。
  レッドはブルーだけではなく、みんなのことまでいじめるようになりました。
● こうして、ほかの色たちもブルーの気持ちに気がついたのです。
● そこへ、1(ワン)がやってきました。
  1は、みんなとはまるでちがうかたち。
  大きくてりっぱで、カドがピシッとしています。
  そのうえ、1はおしゃべりがじょうず。
  いっきにみんなのにんきものになりました。
● でも、レッドにはそれがおもしろくありません。
  「イエロー、わらうな!」
  「グリーン、口をとじろ!」
  「パープル、オレンジ、わらうなっていってるだろ!」
  レッドにどなられて、みんな小さくなってしまいました。
● レッドは、1にもむかっていきます。
  「おい、おまえもだまれ!」
  ところが、1はまるで矢のようにピントせすじをのばして、こういいました。「イヤだね」
● レッドは赤いからだをますます赤くしておこりましたが、1はすずしい顔。
  すると、レッドはシュルシュルともとの大きさにもどり、どこかに行ってしまいました。
● 1はみんなにいいました。
  「誰かがいじめられていたら、ぼくが1ばんにいってやる。
  『そんなことやめろ。』」ってね。
  すると、イエローが勇気をだしていいました。「よおし、わたしは2ばんめに!」そうすると、2にへんしん。
  グリーンがつづきます。「それなら、ぼくは3ばんめだ!」そうすると3にへんしん。
● こうしてパープルは4に。オレンジは5になったのです。
● それを見ていたブルーも仲間入りしたくて仕方がありません。
● いっぽう、なかまはずれされたレッドは、かんかんにおこっています。
  メラメラ、グツグツ、メラメラ、グツグツ・・・・・・。
● レッドはブルーにかけよると、いつものようにいいました。
  「赤はカッコいいけど、青なんてかっこわるい!」
● だけど、もうそれまでのブルーではありません。すっくとたちあがると、なんと6にかたちをかえたのです!
  そしてレッドにむかっていいました「たしかに赤はカッコいい色だけど、青だってカッコいいんだぞ!」
● すると、レッドは火がついたかのようのおこりだし、
● ブルーにつかみかかりました。
● ところが、そのゆくてにみんながたちふさがったのです。
  「レッド、やめろ!」
● するとどうでしょう。レッドはみるみるうちによわきになり、小さく小さく小さくしぼんでにげだしました。
● そんなレッドに、ブルーは大きな声でいいました。
  「赤はカッコいい。だけど青だってカッコいい。そうでしょ?」
● レッドはたちどまりました。
  そのとき、1が大きな声でさけびました。
  「レッドもこっちにおいでよ!」
● レッドはうれしくて、むねがいっぱい。みんなのところにもどってくると、なんと7にすがたをかえたのです!
● 「さあ、みんなであそぼうよ!」レッドは大よろこびでなかまにくわわりました。
● 1の勇気が、みんなをえがおにしてくれました。       
★出典:「Oneワン」(キャサリン・オートシ/作・絵 乙武洋匡/訳)



■ みなさん、どうでしたか。

◎ 「ありがとう」「ごめんね」「いいよ」「だいじょうぶ?」

■ この言葉を言われた人は、心がフワフワとあたたかくなります。
  周りで聞いた人も、とてもうれしい、幸せな気持ちになれます。

■ こんな言葉を使っている人は、使うたびに、心も顔つきも、どんどん優しく明るくなっていきます。

■ 12月4日から10日までの1週間は、『人権週間』です。
  【周りの人の心や体をけっして傷つけることなく大切にしよう】 ということを、みんなで考え、確かめ合う、とても大切な週間です。

■ 人権週間のどこかで、【いじめのない、みんなが仲良しのクラスにするにはどうしたらよいか】クラスのみんなで担任の先生と一緒に話し合って考えてくださいね。

■ 校長先生は、友だちを大切にする第一歩は、友だちへの言葉遣いを大切にすることだと思います。
  クラスの中で、『フワフワ言葉』をどんどん増やしていきましょう。そして、『チクチク言葉』は減らして無くしていきましょう。
  終業式の日には、『フワフワ言葉』が増えて、『チクチク言葉』が 減ってきたかどうかをみなさんに聞きたいと思います。

■ おすずっ子全員が、「明日も都農小に行ってお友達に会いたい。」と思う、安心で、楽しい学校にしていきましょう。
  これで、校長先生の話を終わります。
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都農小学校 創立140周年

『都農小学校 創立140周年』

■ 今日は11月19日です。

  実は、今日11月19日は都農小学校にとって、とても大切な日なんです。どんな日なのか、知っていますか。

■ 今日、11月19日は、都農小学校の誕生日です。

  難しい言葉ですが、都農小学校の『創立記念日』と言います。

■ 今日、都農小学校はなんと140歳になりました。

  全校みんなでお祝いしたいと思います。

  午前中の鑑賞教室では、【橘太鼓 響座】の方からも太鼓の素晴らしい演奏のお祝いをいただきました。

■ 日本の中でも140歳の学校は、とても長い歴史のある学校です。

  これまで多くの先輩たちが、都農小学校をこんなに素晴らしい学校に育ててきてくれました。

■ 元気なあいさつができること。

  毎朝、クリーン活動に取り組んでいること。

  掃除始まりのチャイムで黙想し、無言清掃に取りかかること。

  運動会やいろいろな行事で、練習に一生懸命取り組み、立派な成果をあげていること。

  など、都農小学校にはたくさんのよいところ、素晴らしい『伝統』があります。

■ 校長先生は、そんな都農小学校で学ぶことのできるみなさんは、とても幸せだと思います。

■ さあ、今日から141年目の都農小学校の新しいスタートです。都農小学校のよいところをしっかり受け継ぎ、さらにもっとよい学校にしていくのは、みなさんです。

  今、みなさんは、『トイレのスリッパ並べ』がきちんとできる都農小学校を目指して、お友だちや先生方と一緒に、毎日がんばっています。都農小学校に新しい伝統をつくろうと挑戦しているみなさんのことを、校長先生はとても「すごいな」「えらいな」と思います。

  この学校と共に、みなさんもますます立派に成長していってください。

■ 都農小学校の誕生日『開校記念日』11月19日は、毎年やってきます。

  この大切な日を、おすずっ子のみんなと先生方で、都農小学校をさらに素晴らしい学校にする誓いの日にしていきましょう。

■ これで、校長先生の話を終わります。

平成27年11月19日(木)

都農小学校 校長 西村 誠一


11/5 避難訓練【地震】

(11/5 避難訓練【地震】 校長の話)

『津波防災の日』

~命を守るために大切なことは、何度もくり返し訓練すること~

■ 今日、11月5日は、難しい言葉ですが『津波防災の日』と言って、地震で津波が起きても、【自分の命は自分でしっかりと守る】という心構えを準備しようという日です。

 

■ 今日は、この日に合わせて、地震の避難訓練を行いました。

  どの学級も担任の先生の指示に従って、黙って慌てずに、とても上手に避難することができました。

 

■ 午前中は、緊急地震速報の訓練放送が流れました。

  放送が流れた時に、担任の先生が教室にいらっしゃらずに、自分たちだけの学級もあったみたいですが、いつも訓練でやっているように、慌てずに静かに机の下に入って、頭を守る避難ができましたか。

 

■ 地震が起きた時、みなさんの近くに、いつも先生がいるとは限りません。

  先生がいなくても、いざという時に、『自分の命は自分でしっかりと守る』ことのできる避難の『本物の力』を身に付けておかなければなりません。

 

■ そのためには、訓練や練習を何度も何度もくり返すことが、とてもとても大切なことです。

 

■ 自分の命を守るためには、大切な練習が【2つ】あります。

 

■ まず、1つ目は、『先生の話をしっかりと聞く』ことです。

  先生の話は、目と耳と心で、しっかり聞く習慣を身につけておかないと、いざという時に慌ててしまい、大切な話や指示を聞きもらしてしまいます。

  都農小学校には、「放送のチャイムが鳴ったら、その場に止まって、口を閉じて聞きましょう。」という約束があります。とても大切なことなのですね。

 

■ 2つ目は、『落ち着いて行動する』ことです。

  避難する時、慌てていると、階段でつまづいたり、友だちにぶつかったりして大けがをしてしまいます。

  都農小学校には、「右側を一列で静かに歩く」という約束があります。命を守る上で、『右一静歩』はとても大切なことなのです。

 

■ この2つはどちらも、避難訓練の時にしかできない練習ではありません。毎日、授業中や休み時間にも練習できることです。

  『自分の命は自分でしっかりと守る』ことができるようになるために、先生やお友だちと一緒に、毎日しっかりと練習してください。

 

■ これで、校長先生の話を終わります。

PDFはこちら→11/5 校長の話 『津波防災の日』.pdf

11月 全校朝会

 今日、11月2日(月)は全校朝会でした。『渡り鳥のV字飛行から学ぶこと~【協力】【助け合い】~』というテーマでこんな話をしました。
『渡り鳥のV字飛行から学ぶこと~【協力】【助け合い】~』

 

■ みなさん、おはようございます。

  昨日から11月に入りました。朝夕がずいぶん肌寒くなってきて、一日一日、秋から冬に近づいているなと感じるようになりました。

 

■ 今日は、『鳥』のお話をします。

 

■ まずはじめに、クイズです。

  これは何という鳥でしょうか。(鳥のシルエットから名前を当てる)

【にわとり】【からす】【ペンギン】

 

■ では、これは何という鳥か知っていますか。   【雁(ガン)】

 

■ 【ガン】は、翼を広げると約150㎝にもなる大きな水鳥です。これから冬にかけて、何千㎞(約4000㎞)も遠く離れた北の国から、何日もかけて日本に飛んでくる『渡り鳥』の仲間です。

 

■ ガンは、長い渡りをするとき一羽で飛ぶのではなく、こんなふうに群れを作って、仲間と協力しながら飛びます。  【渡りの写真】

  アルファベットの『V』の字に似ていることから、『V字飛行』と言います。

 

■ この『V字飛行』には、こんな秘密が隠されているそうです。

 

● ガンが羽ばたくと、その後ろに、飛ぶのに都合のよい、体が浮きやすい風の流れができます。

  その風に乗るように、両側に一羽ずつガンがつきます。仲間のつくった風の助けを受けて少ない力で飛ぶことができます。同じように、仲間の後ろに次々とガンがつき、V字になるそうです。

  仲間と力を合わせることで、一羽で飛ぶのと比べ、半分よりも少ない、かなり楽な力で飛ぶことができるそうです。

  とても『かしこい鳥』ですね。

 

 

● ただ、一番苦しいのは、誰の助けもない一番先頭のガンです。

  先頭のガンが長く飛んで疲れると、後ろのガンが一つずつ前に詰めていき、先頭を交代します。疲れたガンは後ろに移ります。すると楽になります。一番苦しい先頭は、みんなで順に交代していくのです。

  しかも、後ろのガンは前を飛ぶ仲間を勇気づけるために「コア、 コア」と鳴きながら飛ぶそうです。とても仲のよい鳥ですね。

  とても『やさしい鳥』ですね。

 

 

● また、一羽の仲間が疲れて遅れ出すと、近くに寄り添って飛びます。途中で、病気になったり、傷ついたりして飛べなくなると、仲間の二羽が飛んでいき、そのガンを助け守るために地上に降ります。

  そして、また飛べるようになるまで一緒にいて元の群れに追いついたり、他の群れに入ったり、自分たちで新しい群れを作ったりして飛び続けます。

  とても『たくましい鳥』ですね。

 

■ ガンの群れは、この助け合いを繰り返しながら遠くまで飛ぶことができるのです。仲間同士、助け合わなくては生きていけないことをよく知っています。

 

■ 都農小学校もどのクラスも、ガンのV字飛行と同じだと思います。

一人で頑張るよりも、二人、三人…と、友だちと力を合わせる方が大きな力が出せます。

  周りをよく見て、お友だちが困っていたら、手を差しのばして優しく助けてあげてください。悲しんでいるお友だちには優しく励ましてあげてください。

  みんなと先生たちが一緒に力を合わせて助け合って進んでいく、そんな都農小学校、そんなクラスにしていきましょう。

 

 

 

平成27年11月2日(月)

都農町立都農小学校 校長


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11月 校長あいさつ

『よき伝統を守り育て、さらに新たな伝統をつくる』

 

■ 都農小学校は、11月19日に創立140年目の創立記念日を迎えます。

 

■ 都農小学校が創立されたのは、明治8年(1875年)です。

  それは江戸幕府が滅んで8年後であり、また、西南戦争が起こる2年前のことです。

  校庭にある野鳥の森に建立してある『奨学亀鑑(しょうがくきかん)』に、河野友次郎氏・兵三郎氏が親子2代にわたり、惜しみなく私財を提供し、本校創設のために熱い志で貢献されたこと、それを支えた先人の功績が記されています。

  創立当初は、都農川を挟んで都農神社の対岸あたりにあり、明治37年(1904年)に現在地に学校が移転し、今日に至っています。

 

■ 都農小学校の歩みを学校沿革史から紐解いてみますと、わずか100名足らずの『都農郷学校』であったものが、一時は児童数2,500名を越し、校舎も2階校舎が5棟も並ぶ、県内屈指の大規模校として発展しました。

  一方悲しい歴史もありました。創立早々の明治10年には西南戦争が起こり、2年間ほど学校が閉ざされました。

  また、第2次世界大戦の末期には空襲から児童を守るために、地域のお寺や公民館に分散して教育が行われた時期もありました。

  昭和20年(1945年)5月14日には、3人の先生が、学校の敷地内で空襲により殉職されました。

  改めて140年という長い年月の流れの中で、幾度となく歴史的な困難に遭遇しながらも、本校の教育を力強く継承し、発展させてこられた幾多の先人の業績が偲ばれます

  私たちは、その礎の上に都農小学校の原点があることをけっして忘れてはならないと思 います。

 

■ 都農小学校は地域の人々の期待を一身に集めてきた学校です。

  校庭に建立する創立100周年碑に力強く刻まれた『全力一心』の精神は、これまで都農小学校に学ぶ子どもたち、教職員、保護者、地域の方々の大きな指針となってきています。

  宮崎県の郷土の歌人、若山牧水の歌に次のような一首があります。

   「若竹の伸びゆくごとく子ども等よ真直ぐのばせ身をたましひを」

  若竹が大空に向かって真っ直ぐに伸びていくように、素直に育ってほしいと願ったもので、牧水が子どもたちの教育に思いを馳せた一首として親しまれています。

  これからも、都農小学校で学ぶおすずっ子の健全な成長と、永遠に伸びゆく都農小学校の発展を願いつつ、先人が守り育ててきたよき伝統、校風を誇りに持って受け継ぎ、更に素晴らしい新たな伝統をつくれるよう、学校と家庭と地域が一体となって取り組む充実した教育活動を教職員20名で『全力一心』推進していきたいと思います。

  今後とも、子どもたちの【確かな学力】【豊かな心】【たくましい体】の実現に向けて、皆様方のご支援・ご協力をよろしくお願いいたします。

 

平成27年11月2日(月)

都農町立都農小学校 校長
  
PDFはこちら→11月 あいさつ.pdf

修学旅行 解散式

(修学旅行 解散式 校長あいさつ)

『笑顔と感謝いっぱいの修学旅行』

■ 「楽しい修学旅行でしたか。」

  日頃、学校やおうちでは経験できないたくさんの貴重な体験ができ、とても充実した2日間でした。

 

■ 天気にもとても恵まれました。

  まずは、天気に心から感謝をしたいと思います。

 

■ みなさんは、都農小学校の代表として、修学旅行という場で、あいさつ や返事など、『おすずっ子 5つのできる子』を見事に実践してくれました。 6年生一人一人に、【本物の力】として身についてきていることを感じること ができた、校長先生にとって、とてもうれしい2日間でした。

 

■ 出発式では、『2つの発見』について話をしましたね。

  【鹿児島県のよさ】や【友だちのよさ】、さらには【都農町のよさ】や【自分のよさ】について、明日、担任の先生や友だちと一緒に話し合ってみてくださいね。

 

■ 校長先生が、今回の修学旅行で一番印象に残っていることは、みんなに関わって下さった方々がみんな笑顔だったことです。

  その笑顔は、みんながいい笑顔でいたからこそ、呼び寄せた笑顔なんだなあと思いました。

  校長先生も、笑顔いっぱいで、本当に楽しい修学旅行でした。

  6年生のみなさんに感謝です。「ありがとうございました。」

 

■ 思い出に残る、最高の修学旅行になりましたね。

  でも、これは当たり前のことではありません。

  担任の先生が、これまでたくさんのことを指導してくださいました。

  おうちの方も、早くから準備や心遣いをしてくれました。

  運転手さんやバスガイドさん、そして添乗員さんのお陰で、旅行が、快適に、順調に進みました。

  写真屋さんにも思い出に残る写真をたくさんとっていただきました。出来上がりがとても楽しみですね。

  ホテルや見学先でもとてもお世話になりました。

  このように、たくさんの方々の支えがあって、楽しく充実した修学旅行ができたことを忘れないでほしいと思います。

  お世話になった方に、心から感謝の思いを込めて、お礼を言いましょう。

  「ありがとうございました。」

 

■ 皆さんの後ろには、みなさんの帰りをとても楽しみにしていた、おうちの方々が迎えに来てくださっています。

  この後、おうちの人には、まず笑顔で「ただいま」とあいさつしてくださいね。それがおうちの人にとって何よりも一番のお土産です。そしておうちに 帰ったら、お土産を渡すだけではなくて、お土産話をたくさんしてあげてください。きっと喜んでくれますよ。

 

■ 今夜は、お風呂に入って、ゆっくり眠って疲れをとってくださいね。

  明日、また元気に会えることを楽しみにしています。

 

平成27年10月15日(木)

都農町立都農小学校 校長

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修学旅行 出発式

修学旅行 出発式 校長あいさつ)

           『2つの発見』『プラス言葉』

 

■ みなさん、「おはようございます。」

 

■ 今日は、旅行に絶好のとてもよい天気になりました。うれしいですね。

  校長先生は、何よりも、みなさんの元気のよいあいさつで、修学旅行の素晴らしいスタートを切ることができたことが、とてもうれしいです。

 

■ これから、みなさんが待ちに待っていた修学旅行に出かけます。

  みなさんには、「楽しかったよ。」「行ってよかったな。」と思える有意義な修学旅行にするために、この2日間で、『2つの発見』をしてほしいと思っています。

 

■ 一つ目は、【鹿児島県のよさ】を発見してほしいのです。

  自分の目や耳、鼻、口、肌、つまり五感を存分に使って、「鹿児島県っていいなあ。」というところを一つでもたくさん見つけてください。

  そうすることで、きっと【都農町のよさ】も再発見できると思います。

 

■ 二つ目は、【友だちのよさ】を発見してほしいのです。

  バスの中やグループ活動中、ホテルの中などで、友だちと共に協力して活動する素晴らしさを十分に味わってください。「○○くんにはこんないい 面があるな。」「●●さんにもこんないい所があるな。」など、友だちのよさを一つでも多く見つけてほしいなと思います。

  そうすることで、きっと、今までには気付かなかった【自分のよさ】も発見できます。

 

■ 最後に、校長先生から、みんなにお願いが一つあります。

  それは、いろんな人の話にしっかりと耳を傾けて、『プラス言葉』をたくさん使ってほしいということです。

  「はいっ」「わかったよ」「ありがとう」「いいねぇ」「すごいね」「大丈夫だよ」などは、プラス言葉です。

  『プラス言葉』は、みんなをうれしい・とても幸せな気持ちにしてくれます。笑顔いっぱいにしてくれます。

  一人一人の心遣い・心配りで、最高の思い出となる修学旅行になることを期待しています。

 

■ みなさんの後ろには、朝早くから、みなさんの見送りにおうちの方が来られています。ありがとうございます。

  明日の夕方まで、子どもさんのお土産話を楽しみにお待ちください。

  元気よくあいさつをして出かけましょう。 「行ってきます。」

 

 

平成27年10月14日(水)

都農町立都農小学校 校長
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10月 全校朝会

 今日、10月1日(木)は全校朝会でした。『充実感を味わい、感動を与える』というテーマでこんな話をしました。
運動会の講評『充実感を味わい、感動を与える』

■ おはようございます。今日から10月です。

  日曜日の運動会、みんな、とってもよくがんばりましたね。

■ みんなは、この1ヶ月間。

  晴れの日も雨の日も、昼休みも、練習や準備、応援で、一生懸命努力する姿を見せてくれました。

■ 校長先生は、おすずっ子のみんなに、大きな拍手で一等賞を贈りたいと思います。

■ 今から呼ばれる学年のみなさんは、「はい。」と大きな返事をして立ってください。

■(1年生)のみなさん。 「はい。」

   玉入れでは、初めの頃はなかなか入りませんでしたが、練習を一生懸命がんばりましたね。やるたびに上手になってたくさんのおじゃみが入るようになりました。

   校長先生は、「1年生、すごいな。」と思いました。

   全校のみんなで大きな拍手をしてあげましょう。   【拍手】

■(2年生)のみなさん。 「はい。」

   ダンス『がむしゃら行進曲』は、リズムがとても速い曲だったので、「リズムに遅れないで踊れるかな?」と心配でした。でも、1年生と一緒に、手や足を上手に動かしながら、リズムにピッタリ合わせて、とても楽しく踊れましたね。

   オレンジ色や緑色などのボンボンも、すごくきれいでしたよ。【拍手】

■(3年生)のみなさん。 「はい。」

   徒競走は、プログラムの1番目でしたね。緊張しましたか?

   2年生までは直線でしたが、初めてコーナー(曲がった所)を走りました。スピードを落とさず、みんなとても上手に走れていましたね。ゴールまで誰が一等賞になるか分からない接戦が多くて、校長先生はドキドキしながら見ていました。 【拍手】

■(4年生)のみなさん。 「はい。」

   団技『二人三脚』は、2人の足のリズムを合わせるのがとても難しい競技です。何度こけてもこけても、最後まであきらめずにがんばっている姿。「イチニ、イチニ」と声を掛け合いながら心を一つに合わせようとしている姿。

   校長先生は、「4年生、すごくかっこいいな。」と思いました。【拍手】

■(5年生)のみなさん。 「はい。」

   団技では、埃まみれになりながらも竹やタイヤを必死に引っ張る姿。   エイサーでは、6年生と一緒に、見ている人すべてが感動する素晴らしい踊りを見せてくれました。

   頼もしい高学年に成長していること、そして都農小学校の伝統を6年生からしっかり引き継ごうと努力してくれていること。

   校長先生はとてもうれしい気持ちになりました。       【拍手】

■(6年生)のみなさん。 「はい。」

   全員リレーでのバトンパスは、さすが6年生。とても美しく、見応えがありました。

   エイサー、完璧でしたね。かけ声、太鼓、動く所と止まる所のメリハリ。みんなの心と息がピッタリでした。

   全体練習はもちろん、係活動や準備、応援などすべてにおいて、下級生を引っ張って運動会を『大成功』に導いてくれました。

   『下級生があこがれる6年生』になってくれている姿に、校長先生は感動しました。ありがとう。                       【拍手】

■ 最後に、がんばった友だちに、がんばった自分に、そして、これまで一生懸命指導してくださった先生方に感謝の気持ちを込めて、みんなで大きな拍手をしましょう。        【大きな拍手】

■ 運動会で、これだけがんばって素晴らしい運動会ができた都農小のみんなです。おすずっ子です。

  みんな、とてもすごい力を持っています。

  10月は過ごしやすい時期です。勉強や運動に、友だちと仲よく力を合わせて、しっかりがんばっていきましょう。

■ これで、校長先生の話を終わります。


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10月校長あいさつ

『灯火親しむ秋』 ~子どもの【やる気】と【本気】が輝く、充実の10月に~

■ 『成長と飛躍』と位置づけスタートした2学期も、早いもので1ヶ月が過ぎ今日から10月です。

■ 先日行われた運動会では、都農小学校の【子どもたちの力】を保護者や多くの地域の方々に見ていただくことができました。

  また、都農小学校を支えてくださる【保護者の力】、都農小学校の子どもたちを指導する【先生方の力】も、存分に発揮することができたのではないかと思います。

■ 9月に入りほぼ1ヶ月間、運動会に向けて多くの時間をかけて取り組んできました。運動に親しむことや運動技能の向上はもちろん、子どもたちは『全力で頑張ることで得ることのできる充実感』や『友だちと心を一つにして協力して取り組むことのすばらしさや感動』、集団行動や競技・係の活動等を通して『約束やきまりを守ることの大切さ』や『自分に与えられた責任を果たそうとする社会性』等、多くのことを学び、大きく成長してくれました。

■ 「暑さも寒さも彼岸まで」と言われますが、秋の気配が少しずつ感じられるようになってきました。

  実りの秋、味覚の秋、芸術の秋、スポーツの秋等、秋はいろいろな言葉で形容されるように、豊かな生活を満喫できる最高の季節です。

  中でも、『灯火親しむ秋』は、涼しく夜の長い秋は、灯火の下での読書や勉学に適しているということから、学校と慣れ親しんだ形容です。

■ 今日から始まる10月も、子どもたち一人一人が、【やる気】と【本気】で 輝きながら充実した学校生活を送り、さらに成長してくれることを願っています。

  都農小学校20名の教職員一同、子どもたちの持つ力(可能性)を引き出し高めていく指導に、【全力一心】取り組んでいきます。

■ 保護者の皆様方には、これまで同様、教育活動へのご支援とご協力をよろしくお願いいたします。

平成27年10月1日(木)

都農町立都農小学校 校長

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秋季大運動会

秋季大運動会 開会式 あいさつ

  ■ 元気にあいさつをしましょう。 「おはようございます。」

 ■ お空を見てください。

   今日は、朝から、お空が今にも泣きそうな天気です。

   雨に負けない、雨雲を吹き飛ばすくらいの元気でがんばってほしいと思います。

 ■ 校長先生の右側のテントを見てください。

   都農町の河野吉孝副町長様をはじめ、たくさんの地域の方もみなさんの応援に来てくださっています。『うれしいですね。』

   みんなでしっかりとお礼を言いましょう。 「ありがとうございます。」

 ■ 運動場の周りには、たくさんのおうちの人やおじいちゃん・おばあちゃんたちが、おすずっ子みんなのがんばる姿を楽しみに応援に来てくださっています。

 ■ 結団式の時に、みんなで約束した、運動会でがんばる『2つの力』

   運動場の隅々まで、すべての人に聞こえる、お空にも届く元気な声で、言ってみましょう。

 ■ 一つ目の力は何でしたか? 「力いっぱいがんばります。」

   『たとえ、負けていても、失敗しても、最後まであきらめずに全力でがんばる姿が一番すてきです。かっこいいです。』

 ■ 二つ目の力は何でしたか? 「力を合わせてがんばります。」

   『力を合わせることで、小さな力が大きな力になります。友だちと協力すること、心を一つに合わせることは、とても素晴らしいことです。』

 ■ 今日まで、みんなが一生懸命がんばってきたこと。校長先生はもちろん、すべての先生方がよく知っています。

   これまでみんなが練習や準備で見せた努力する姿は、とても立派でした。

 ■ この努力は、みんなを裏切ることはけっしてありません。

   今日は、自信を持って、練習の成果を思いっきり、すべてを出し切ってほしいと思います。

 ■ いよいよ運動会が始まります。

      今日一日、元気いっぱい・笑顔いっぱいの楽しい運動会にしてください。

   みんなのがんばる姿を楽しみにしています。

 ■ 最後に、ご来場の皆様方。

   本日は、都農町の宝である、都農小学校の子どもたちに、あたたかい声援をよろしくお願いします。

 ■ 以上であいさつを終わります。

PDFはこちら→H27 秋季大運動会 開会式 あいさつ.pdf

予行練習

 今日、9月18日(金)は、運動会の予行練習でした。その中の、開会式でこんな話をしました。

(予行練習) 秋季大運動会 開会式 あいさつ

■ 元気にあいさつをしましょう。 「おはようございます。」

■ とってもよい天気になりました。

■ 今日は、予行練習です。

  天気も、みんなの予行練習を応援してくれていますね。

■ 結団式の時に、みんなで約束した、運動会でがんばる『2つの力』

運動場いっぱいに響き渡る、元気な声で言ってみましょう。

■ 一つ目の力は何でしたか? 「力いっぱいがんばります。」

『たとえ、負けていても、失敗しても、最後まであきらめずに全力でがんばる姿が一番すてきです。かっこいいです。』

■ 二つ目の力は何でしたか? 「力を合わせてがんばります。」

  『力を合わせることで、小さな力が大きな力になります。友だちと協力すること、心を一つに合わせることは、とても素晴らしいことです。』

■ これまで、みなさんは学年や全校での練習を一生懸命がんばってきました。

  上学年のみなさんは、係の準備や練習にもしっかり取り組んできてくれました。

■ 今日は『出来るようになってきたことは何なのか』

 『運動会までにもう少し練習して出来るようにしなければならないことは何なのか』

をしっかり見つけて、運動会本番につながる、『充実した予行練習』にしてほしいと思います。

■ いよいよ予行練習が始まります。

  元気に・笑顔で・楽しい予行練習にしてください。 「はい。」

  みんなのがんばる姿を楽しみにしています。

■ 今日の行進賞は、「○団です。声の大きさ・腕の振りともに素晴らしかったです。」

■ 以上であいさつを終わります


PDEはこちら→(予行練習)秋季大運動会 開会式 あいさつ.pdf

運動会 結団式

(運動会 結団式) 

『がんばる2つの力』~力いっぱい、力を合わせて~

■ おはようございます。

 

■ 今日は、結団式です。

  結団式は、おすずっ子全員が、赤団と白団に2つに分かれて、運動会に向けて取組を始める、スタートする式です。

 

■ 1年生にとっては、初めての運動会ですね。

  6年生にとっては、小学校最後の運動会になりました。

 

■ 校長先生は、去年、初めて都農小学校の運動会を見ました。

  団長や応援リーダーを中心に、おすずっ子みんなが頑張っている姿に、とても感動しました。

  今年も、『思い出に残る、素晴らしい運動会』にしてほしいなと思います。

 

■ そこで、今日は、運動会でがんばる『2つの力』について、みんなで約束したいと思います。

 

■ 一つ目の約束は、一人一人が、「【力いっぱい】がんばります。」です。

  校長先生に続いて、みんなで言ってみましょう。(「力いっぱいがんばります。」)

 

■ 競技には勝ち負けがあります。一位になる人もいれば最後になる人もいます。

  でも、力いっぱい競技する力に勝ち負けは関係ありません。

  たとえ負けていても、失敗しても、最後まであきらめずに全力で頑張る姿が一番素敵です。かっこいいです。

 

■ 二つ目の約束は、みんなで、「【力を合わせて】がんばります。」です。

  校長先生に続いて、みんなで言ってみましょう。(「力を合わせてがんばります。」)

 

■ 一人一人の小さな力を合わせることで、大きな力になります。

  それが、『協力』です。

                          (協=【力】【力】【力】を足す+) → 大きな【力】)

  友だちと協力すること、心を一つに合わせることはとても素晴らしいことです。

 

■ 28日の運動会まで、まだまだ暑い日が続きます。

  練習期間中、けがや病気には十分気をつけて、【かけっこ】や【リレー】【綱引き】や【団技】、【ダンス】や【応援】など、おすずっ子みんなで、今年も楽しい運動会にしていきましょう。

          (かけっこ、リレー、綱引き、団技、ダンス、応援のイラストを示す。)

 

■ これで、校長先生の話を終わります。

PDFはこちら→結団式 .pdf

9/1 避難訓練【地震】

 『防災の日』~命を守るために毎日練習しておくこと~

■ 今日は、地震の避難訓練を行いました。

■ では、なぜ、今日、地震の避難訓練を行ったのでしょうか?

  実は、とても大切な理由があります。

■ 今日、9月1日は、難しい言葉ですが『防災の日』と言って、地震などが起きても、【自分の命は自分でしっかりと守る】という心構えを準備しようという日なのです。

■ なぜ、今日が『防災の日』になったかというと、今から92年前の9月1日に、東京を中心に、【関東大震災】と言われるとても大きな地震が発生しました。その地震で、壊れた建物に押しつぶされたり、火に巻き込まれたり、津波で流されたりして、10万人以上もの、想像もできないほどたくさんの人が、一度に亡くなりました。

■ 今日の訓練は、どの学級も担任の先生の指示に従って、黙って慌てずに、とても上手 に避難することができました。

■ しかし、訓練ではなく、いつ、本当に大きな地震が来るか分かりません。私たちは、いざという時に【自分の命を自分でしっかりと守る】ことができるように、日頃から練習をしっかりして、避難するために必要な『本物の力』を身につけておかなければなりません。

■ 自分の命を守るためには、大切な練習が【2つ】あります。

■ まず、1つ目は、『先生の話をしっかりと聞く』ことです。

  先生の話は、目と耳と心で、しっかり聞く習慣を身につけておかないと、いざという時に慌ててしまい、大切な話や指示を聞きもらしてしまいます。

  都農小学校には、「放送のチャイムが鳴ったら、その場に止まって、口を閉じて聞きましょう。」という約束があります。とても大切なことなのですね。

■ 2つ目は、『落ち着いて行動する』ことです。

  避難する時、慌てていると、階段でつまづいたり、友だちにぶつかったりして大けがをしてしまいます。

  都農小学校には、「右側を一列で静かに歩く」という約束があります。命を守る上で、『右一静歩』はとても大切なことなのです。9月の生活目標も「正しい廊下歩行をしよう」になっています。

■ この2つは、どちらも、いざという時に自分の命を自分で守るための大切な力です。そして、2つとも、学校で授業中や休み時間に練習できることです。

  先生やお友だちと一緒に、毎日しっかりと練習してください。

■ これで、校長先生の話を終わります。

PDFはこちら→9/1 避難訓練【地震】校長の話.pdf

9月 校長あいさつ

 

          『成長と飛躍』 ~充実の学期に~

■ 夏休みが終わり、いよいよ2学期のスタートです。

  静まりかえっていた都農小学校に、子どもたちの元気な声と明るい笑顔が戻ってきました。

■ 何よりも、おすずっ子全員が事故や事件に遭うこともなく、無事に2学期を迎えられたことを大変うれしく思います。保護者や地域の皆様に温かく見守っていただいたおかげです。心より感謝申し上げます。ありがとうございました。

■ 2学期は、気候的にも過ごしやすく、1年間の中で最も長い学期です。

  『土台づくり』の1学期で培った基礎・基本をもとに、学習や様々な活動に落ち着いてじっくりと取り組み、1学期に努力したことが少しずつ結実し、成果が表れてくる、『成長と飛躍』の学期にしていきたいと考えています。

■ 2学期は、運動会をはじめ、修学旅行や校外学習、おすずっ子祭り、持久走大会など、学校全体で取り組む楽しい行事がたくさんあります。

  子どもたちは無限の大きな可能性を持っています。

  子どもたち一人一人が、自分の力に限界を決めないで【めあて】をもって主体的に挑戦(チャレンジ)し、友だちと力を合わせながら自分の持てる力を存分に発揮してほしいと願っています。

  その経験から得られた、「やり遂げたぞ」「できたぞ」という『達成感』が、大きな自信となり、一人一人の表情や行動に表れ、さらなる豊かな成長につながっていくものと信じています。

■ 217名のおすずっ子一人一人のよさを引き出し、伸ばしていけるよう、

 都農小学校教職員20名一同、【全力一心】取り組んでいきます。

■ 保護者の皆様方には、子どもたちが【笑顔で】【優しく】【たくましく】2学期を過ごせますよう、1学期同様の教育活動へのご支援とご協力をお願いいたします。

平成27年9月1日(火)

都農町立都農小学校 校長

PDFはこちら→
9月 校長あいさつdoc

2学期 始業式

 今日、8月28日(金)は2学期の始業式でした。『優しい心のバトンパス』~スリッパ並べ大作戦~というテーマでこんな話をしました。
(2学期 始業式)『優しい心のバトンパス』
~スリッパ並べ大作戦~

 

■ おはようございます。

  とても元気なあいさつができました。

 

■ 昨日まで静かでとても寂しかった都農小学校に、おすずっ子のみんなの明るい声、元気な姿が戻ってきました。

  校長先生は、今日こうして、みんなと笑顔で2学期を迎えることでとてもうれしいです。

 

■ 41日間の夏休み、どうでしたか?

 

■ 1学期の終業式で校長先生から、おすずっ子のみんなに『2つの宿題』を出しました。覚えていますか?

 

■ 一つ目は、『「自分ががんばった」と自慢できることをやってほしい』ということでした。

  毎日お手伝いや日記を続けたとか、本をたくさん読んだとか、自学ノートを何冊やったとか、作品を丁寧に仕上げたとか、どんなことでも自分なりに一生懸命取り組んでほしいとお話ししました。

 

■ 夏休み、みんな、どんなことをがんばったのかな?

  このあと、教室に戻って、担任の先生と一緒に、自分のがんばったことをお友だちと話し合ってくださいね。

 

■ 二つ目は、『命を大切にしてください』ということでした。

  「ヒヤッ」とすることはありませんでしたか?

  これからも、交通事故やけがには十分気をつけて、一つしかない【命】をずっとずっと大切にしていってほしいと思います。

 

■ さて、今日から、2学期が始まります。

 

■ これは、みんなで取り組んでいる『おすずっ子5つのできる子』です。

        (【あいさつ】【へんじ】【はきもの】【ろうかほこう】【そうじ】)

 

■ 【あいさつ】遠くからとても元気なあいさつができるようになってきました。

  【そうじ】も、朝のクリーン活動に取り組むお友達の輪がどんどん広がってきています。

 

■ 校長先生は、おすずっ子のみんなが、「できるようになろう」と一生懸命取り組んでいる、その姿がとてもうれしいのです。

  そして、みんなが「がんばろう」と努力しているからこそ、少しずつ出来るようになってきているのだと思います。

 

■ 今よりもさらにもっともっと素敵な都農小学校・おすずっ子になるためにこの2学期、みんなでがんばっていきたいことを今からお話します。

 

■ それは、これです。

 

        (【登校日(8/7)の散らかっていたトイレのスリッパ】の写真を示す

 

■ 『美しい都農小学校』で生活していると、都農小学校のみんなの心も美しくなります。

  校長先生は、「おすずっ子のみんなの心が美しくなってほしい」といつも願っています。

  ですから、こんなスリッパを見ると、とても悲しい気持ちになります。

 

■ 玄関の靴並べはとても良くなってきました。いつも美しく並んでいます。

  体育館や音楽室でも少しずつ美しく並ぶようになってきています。

 

■ トイレのスリッパは、あまり見えない所で、しかもみんなが使うものです。

  それを美しく並べることが出来るようになることこそが、【履き物並べ】のできる『本物の力』だと思います。

 

■ 都農小学校は、どの教室にも、後ろの入り口に『むねをはって、今のぼく・わたしを見てください』と書かれています。

  いつ・誰に見られても、自信を持ってそう言える、【本物の力】を身につけてほしいと思います。

 

■ みんなは、【あいさつ】がしっかりとできる、おすずっ子です。

  【トイレのスリッパ並べ】も【あいさつ】と同じです。

  みんながいい気持ちになれます。スリッパが美しく揃うと、気持ちのよいトイレになります。

  次に使う人が、気持ちよく、履きやすいように、『やさしい心』のバトンを渡してあげてください。おすずっ子みんなでバトンをつないでいきましょう。

  おすずっ子のみんななら、きっと出来るようになると信じています。

 

■ このあと、関先生から、おすずっ子『スリッパ並べ大作戦』について、お話しをしてもらいます。

 

■ 教室に戻ったら、担任の先生と一緒に【学級のめあて】を話し合ってくださいね。

 

■ これで、校長先生の話を終わります

PDFはこちら→2学期 始業式.pdf

8月 登校日 全校朝会

   『命の大切さ ~戦争と平和~』

■ おはようございます。

■ 今日は、みなさんに【一番大切にしてほしいもの】ということでお話しします。

■ 何だと思いますか?

  それは、【命】です。

  校長先生はもちろん、ここにおられる先生方、そして、すべてのおうちの方々の一番の願いです。

■ みなさんも知っているとおり、夏休みに入って間もなく、都農東小学校の6年生、相馬俊紀くんが交通事故で亡くなりました。

■ 校長先生もお通夜・葬儀に参列しました。

  一人の大切な命が失われるということは、こんなにもたくさんの人が大きな、そして深い悲しみにくれるということをあらためて強く感じました。

■ 同じ都農町のお友だち相馬俊紀くんのご冥福をお祈りして、みんなで黙祷を捧げたいと思います。

  「黙祷」

■ 「俊紀くん、安らかにお眠りください。」

■ 今日は、8月7日です。

  では、8月15日は何の日か、みなさん知っていますか?

■ そうです。

  第2次世界大戦と呼ばれる戦争が終わった日、終戦記念日です。

  「二度と戦争をしない」と、日本中みんなで誓う日です。

■ 今年は、戦争が終わって、ちょうど70年目になります。

■ その戦争は2年8ヶ月もの長い間続き、日本では数百万人、世界では数千万人、正確な数が分からないほど多くの人が亡くなったと言われています。

■ 都農町でも、子どもからおじいちゃんおばあちゃんまで500名以上ものたくさんの方が亡くなられました。

  町全体が大きな悲しみにくれたことでしょう。

■ 今日は、『せんそうしない』という絵本を読みます。

■ お話を聞きながら、「戦争をしないためにはどうすればよいのか」考えながら聞いてください。
(体育館でスライドを使いながら、読み聞かせを実施する。)



● ちょうちょと ちょうちょは せんそうしない

● きんぎょと きんぎょも せんそうしない

● くじらと くじらは せんそうしない

● すずめと かもめは せんそうしない

● すみれと ひまわり せんそうしない

● まつの き かしの き せんそうしない

● こどもと こどもは せんそうしない

 けんかは するけど せんそうしない

● せんそうするのは おとなと おとな

● じぶんの くにを まもる ため

じぶんの こども まもる ため

● でも せんそうすれば ころされる

てきの こどもが ころされる

みかたの こどもも ころされる

● ひとが ひとに ころされる

しぬより さきに ころされる

● ごはんと ぱんは せんそうしない

わいんと にほんしゅ せんそうしない

● うみと かわは せんそうしない

  つきと ほしも せんそうしない

★出典:「せんそうしない」(文:谷川俊太郎 絵:江頭路子)



■ みなさん、どうでしたか。

■ 最後に、校長先生からみなさんへのメッセージです。

  自分の心の中で、声を出さずに静かに読んでください。

■ 地球に生きる生き物の中で戦争をするのは人間だけ

  戦争をやめるのも人間

  忘れないでください 戦争で多くの人の命がなくなったこと

  忘れないでください 戦争で多くの人が深く悲しんだこと

  忘れないでください  70年たった今でも、

             心の傷で苦しんでいる多くの人がいること

  二度とおろかな戦争をしてはなりません

  今の平和に感謝し、これからも平和を守りましょう

■ みなさんの『命』は、みなさんのことを大切に思う【家族の宝】です。

  先生方の宝、都農小学校の宝です。そして、都農町の宝なのです。

■ このあと、『命を大切にするにはどうすればよいのか』について、担任の先生と、クラスのみんなで一緒に考えてくださいね。

■ 明日からも、まだまだ楽しい夏休みが続きます。

  車や水の事故などに十分気をつけてください。

  28日、2学期の始業式で、みなさんと笑顔で元気よく「おはようございます」のあいさつができることを楽しみにしています。

■ これで、校長先生の話を終わります。

PDFはこちら→8月 登校日 全校朝会.pdf

 

8月 校長あいさつ

『暑中お見舞い申し上げます』


■ 今日から8月に入りました。
  暑い夏の日々が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか。

■ 今日(8/1)と明日(8/2)の2日間は『都農神社夏祭』があり、 都農町が1年の中で最も熱く盛り上がります。
  1日の夕方には、都農小を代表して6年生が【エイサー】を奉納します。

■ 子どもたちは、夏休みが始まりこの2週間、普段の学校生活では経験できない、『夏休みならではの貴重な経験』そして『夏休み
  ならではの活躍』 をしてくれていることをとてもうれしく思っています。

■ 7/23に行われた都農町水泳記録会においては、5年生と6年生が競技での大活躍はもちろん、挨拶や応援でもとても素晴ら
 しい姿を見せてくれました。自慢のかっこいい【おすずっ子】です。
  都農中学校で一緒になる南小学校・東小学校の仲間と競い合ったり、頑張りを互いに応援したり、とても充実した一日でした。

■ 7/26には都農町子ども会ドッジビー大会があり、〈低学年の部〉と〈高学年の部〉に分かれ、地区対抗戦で大いに盛り上がりま
 した。
  学年の違う仲間との活動を通して、優しく、たくましくなった子どもたちの姿を見ることができました。

■ 昨日(7/31)は、糸満市との交流事業【対面式】がありました。
  都農小からは、4年生3名と5年生4名が参加します。
  8/3までの4日間、町内での自然体験やホームスティを通して楽しい思い出をたくさん作って、貴重な交流を深めてほしいと思
 います。

■ 夏休み残り1ヶ月。これからがいよいよ夏本番です。
  まだまだ暑い日が続きます。熱中症や水の事故などに十分気をつけていただき、子どもたちにとって楽しく有意義な夏休みにな
 りますよう、よろしくお願いします。

■ 子どもたちの【大きく成長した姿】と【笑顔】に会えるのを教職員一同、楽しみにしています。


                                                                                                                平成27年8月1日(土)
                                                                                                              都農町立都農小学校 校長


                                                      PDFはこちら→8月 HP 校長あいさつ.pdf
1学期 終業式
 今日、17日(金)は1学期の終業式でした。おすずっ子『3つのがんばり』と『校長先生からの夏の宿題』というテーマでこんな話をしました。

(1学期 終業式) おすずっ子『3つのがんばり』と『校長先生からの夏の宿題』

■ おはようございます。

  71日間あった1学期が、いよいよ今日で終わります。

■ 1学期の学校生活は楽しかったですか?

■ 校長先生は、みんなと過ごしていて、楽しいことがたくさんありました。

  その中で、6月の昼休み時間にあった【クラス対抗ドッジボール大会】を毎日、とても楽しみにしていました。

■ おすずっ子のみんなが、一つのボールに集中してプレーする姿。

  クラスの仲間が、「負けないぞ!」「絶対に勝つぞ!」と、心を一つにして全力で向かっていく姿を見ることができて、とてもうれしい気持ちになれたからです。

  2学期のドッジボール大会もがんばってくださいね。

  楽しみにしています。

■ 216名のおすずっ子のみんな、1学期、とってもよくがんばりました。

  みんなの【3つのがんばり】をお話ししたいと思います。

■ 一つ目は、『あいさつ』です。

  『あいさつ日本一』を目指して、みんなでがんばってきましたね。

 おうちの人や地域の方から、「都農小学校のみんなは、遠くからとても元気な声であいさつしてくれます。」とお褒めの言葉をたくさんいただけるようになりました。

  校長先生がうれしいことは、上級生の班長さんがリーダーとして下級生のよいお手本になってくれていることです。

  これからも、『下級生があこがれる上級生』になってくださいね。

■ 二つ目は、『ごみ0』です。

  1学期の始業式で、ディズニーランドの話をしました。覚えていますか?

  みんながゴミを落とさないこと、みんながゴミを拾うことを心がけて、『美しい都農小学校』を目指してがんばってきましたね。

  【朝のクリーン活動】に取り組むお友達の輪が広がってきました。

  2学期、もっともっと広がってくれるといいなと思います。

  美しい学校で生活しているおすずっ子の心が、どんどん美しくなってきているなあと思うと、とてもうれしいです。

■ 三つ目は、何だと思いますか?

  この数字です。 【17】

  そうです。学校を休むお友達が一人もいなかった『欠席0』の日が17日もありました。

  昨年度が、1年間で12日だったことを考えると、とてもすごいことです。

■ 1学期に1日も休まずに登校した人は、216名中150名もいましたよ。とても素晴らしいことですね。

  【元気賞】の賞状が、各クラスで担任の先生からもらえます。

 2学期には、『欠席0』の記録がどこまでのびるのか、とても楽しみにしています。


 【い】 ろんなことに

 【ち】 からいっぱい

 【が】 んばった

 【つ】 づけたことで

 【き】 っとちからがついてるよ

■ さあ、明日から待ちに待った、楽しい楽しい夏休みです。

  登校日も入れて、41日間もあります

■ 校長先生から、おすずっ子のみんなに、『2つの宿題』を出します。

■ 一つ目は、自分が自慢できることをやってほしいということです。

  それは、どこかに連れて行ってもらったという自慢ではなくて【自分自身ががんばったという自慢】です。

  毎日、お手伝いや日記を続けたとか、本を何冊読んだとか、自学ノートを何冊やったとか、作品を丁寧に仕上げたとか、自分ががんばってやった 自慢です。

■ 二つ目は、【命を大切にすること】です。

  校長先生は、216名全員が、交通事故や水の事故に遭うことなく、大きなけがや病気をしないで、元気よく夏休みを過ごしてくれることを願っています。

■ 8月28日の2学期の始業式で、元気な笑顔を是非見せてください。

  たくましくなったみんなに会えることを楽しみにしています。

■ これで、校長先生の話を終わります。

『自分のよさを見つめて』

■ 1学期も残すところ2週間となりました。

■ 梅雨の長雨が続く中、子どもたちは毎日元気に登校し、各学校の学習のまとめに熱心に取り組んでいます。

■ この約4ヶ月間、朝のあいさつを地域の多くの人にできた子、1日も休まず登校した子、毎日漢字練習を続けて漢字力を身に付けた子、学習中の姿勢に気を付けて聞く力・集中力が高まった子、友達にいつも優しく接した子、掃除に黙々と取り組んだ子・・・など、それぞれの子どもに頑張りがあり、たくましい成長をとてもうれしく思っています。

■ 子どもたちに【自信】と【やる気】を持たせること。

  それが私は、教育の大きな使命の一つだと考えています。

 

■ 自分のよさを見つめ、自分に自信をもつことはとても大切なことです。「自分は素晴らしい存在だ」と感じることができる子どもは、物事への取り組み方が意欲的です。また、友だちなど他の人も大切にすることができます。

■ 1学期のまとめのこの時期、ご家庭でも、子どもが頑張ったこと、できるようになったことを振り返る時間をぜひつくってみてください。そして、大いにほめて認めてあげてください。きっと、明日へのエネルギー(やる気)がわき上がってくると思います。

■ 学校でも、子どもたち一人一人に、自分の成長やよさを感じさせながら、楽しい夏休みを迎えさせたいと考えています。

 平成27年7月6日(月)
                                                    都農町立都農小学校 校長


7月 全校朝会
 7月に入りました。
今日、2日(木)は全校朝会でした。
『いじめ』というテーマで、こんな話をしました。
『動と静の切り替えを』

 都農小学校では、一日の中で、学校全体が一斉に静かになる、そんな素敵な瞬間があります。

 それは、清掃始まりの時です。
 チャイムと同時に、その場に立ち止まり、【チャイム黙想】に取り組んでいます。チャイムが鳴っている間は、全校児童216名、全教職員20名がピタリと動きを止め、校内は、はっとするほど静かになります。この黙想が、昼休みから清掃への気持ちの切り替えにつながっています。
 
 4月からは新たに、授業始まりの【チャイム黙想】にも取り組み始めました。
 授業が始まる1分前には席に着き、授業始まりのチャイムを静かに待ちます。チャイムが鳴っている間は立腰の姿勢で黙想し、学習に向かう構えをつくるのです。

 学習をはじめとするすべての行動において、『動と静』のけじめをつけることはとても大切なことだと思います。
 特に、『聞く力』、つまり「話を聞くときには、自分がしていることをやめて、話をしている人に【目】と【耳】と【心】を向けて集中して聞くこと」は、学力を定着・向上させることはもちろん、非常時の安全確保のために必要な態度であると考え、重点を置いて指導しています。

 授業中に先生が大切な話をしている時や、放送のチャイムが鳴った時には、今している行動を一旦止めて話を聞くこと、全校朝会や集団下校でみんなが集まる時にはおしゃべりをしないで静かに待つことなど、『動と静』、気持ちの切り替えの指導をこれからも粘り強く続けていきたいと考えています。

 各ご家庭におきましても、大切な話をする時には子どもとしっかり向き合って話を聞くことができるようご配慮いただけるとありがたいです。


                                                           

平成27年6月16日
都農小学校 校長


6月 全校朝会
今日から6月に入りました。
 本校では、4月は1年間の教育活動を【軌道に乗せる時期】。
 そして、5月は教育活動に【弾みをつける時期】と位置づけて取り組んできました。

 6月は、いよいよ教育活動を【充実させる時期】です。

 雨の日の朝、正門に立って子どもたちと挨拶をしながらいつも思うことがあります。
 遠くから、雨に濡れ、蒸し暑さもあって汗びっしょりになりながら、歩いて登校してくる子どもたち。長靴を履いていない子どもたちは靴も水浸しです。
 そんな子どもたちを目の前にすると、
 「今日も学校に元気に登校してくれてありがとう。」と心からそう思います。

 私たち教職員は、謙虚に自分自身に問いかけながら、日々の教育活動に誠実に取り組んでいかなければならないと思うのです。
 ★ 雨の中、びっしょりになりながら登校してくる子どもたちの思いに応えるだけの十分な指導ができているだろうか。
 ★ 雨や風の中、大切な子どもたちを送り出す保護者の期待を裏切らない教育ができているだろうか。

 6月も、216名のおすずっ子のために、都農小学校20名の教職員全員で、教育活動の充実に『全力一心』取り組んでいきます。

平成27年6月1日(月)
都農小学校 校長 西村誠一
 
「三先生を偲ぶ会」

 5/18(月)に、全校で『三先生を偲ぶ会』を行いました。
 これは、本校の特色ある教育活動の一つで、平和学習の一環として毎年行っています。

 今から、70年前の昭和20年5月14日に、本校に勤務しておられた、黒木君子先生、三輪百代先生、長友ナミエ先生の3名の先生方が、戦闘機の爆撃により、都農小学校の敷地内で亡くなられました。

 学校にある【野鳥の森】の中には、三人の先生を偲ぶ慰霊碑があります。
 毎朝、6年生が周辺の清掃と献花をしてくれています。地域の方々も、この慰霊碑をとても大切にしておられます。

 子どもたちにできる平和への第一歩。
 それは、自分や友だちの命や心を大切にする優しい人になることだと思います。
 みんなで仲良く助け合う、思いやりのある、そんな【おすずっ子】に育ってほしいと願っています。
「三先生を偲ぶ会」での話.pdf

ホームページをリニューアルしました

■ 【ホームページ】リニューアルの最終準備が整い、今日から本格稼働します。

■ 保護者の皆様方への案内文書も、本日付けで配付させていただきました。

■ 私が思い描いているホームページ開設にあたっての一番の願いは、

学校からの一方的な情報発信・情報提供で終わるのではなく、【子どもと保護者】【保護者と保護者】【保護者と地域の方々】の『会話のきっかけづくり』でありたい。
 

ということです。


■ 今回リニューアルした『都農小学校ホームページ』が、学校とご家庭、地域とをつなぐ架け橋になればと思っています。

5月 全校朝会
5月

 新しい学年も始まり、あっという間に1ヶ月が過ぎました。
 PTA総会、参観日、学級懇談、家庭訪問等、多くの行事への御協力ありがとうございました。
 おかげさまで、保護者の皆様方のご理解を得ながら、教育活動を軌道に乗せることができました。

 5月からは、『教育活動に弾みをつける大切な時期』です。
 
 今後ともよろしくお願いします。
                                                                                     平成27年5月