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中学校の先生による乗り入れ授業~6年生 社会科~

11月22日(金)

 タイトルを読んで「乗り入れ授業?」と思われる方も多いと思います。

 都農町では町内の全小中学校の職員がメンバーとなって実施している教職員研修会(以下、町教研)を年間3回実施しています。今年度の町教研の部会の中に「授業形態改善部会」という部会があり、小中学校での相互乗り入れ授業に取り組むことになっています。

 今日は、都農中学校から社会科の先生をお招きして、6年生の社会科(歴史分野)の授業を実施していただきました。

 

 

 授業の導入部分では、「江戸から明治へ!この人はだれ?」というタイトルで、歴史上の人物を答えていくクイズ形式の問題を出されました。

 西郷隆盛に関する問題が出ると、先週、修学旅行で鹿児島を訪れたばかりの子どもたちは、大盛り上がりでした。

【写真を見て、大きな声で「西郷隆盛」と答える児童】

 自信たっぷりに答える子どもたちに、西郷隆盛の本当の名前を教えてくださいました。

 中学校社会科の先生方にとっては、このようなことは当たり前のことかもしれませんが、小学校で指導する者からすれば、これを教科の専門性というのだと思いながら参観していました。

 名前に秘められたエピソードを興味深そうに聞き入る子どもたちの瞳は、言うまでもなくきらきらしていました。

 その後もテンポよく授業を進められ、用意してくださったワークシートをもとに授業をしてくださいました。

 

 授業後、6年生に感想を聞いてみました。

 中学校の授業は難しく、先生方は厳しいと思っていましたが、実際に授業を受けてみると、とても楽しかったです。特に、パワーポイントを使ってくださったので、とてもわかりやすかったです。

 入学前にこのような機会があると、子どもたちは、中学校入学後に授業をしてくださった先生との再会を楽しみにしたり、中学校入学への不安が軽減されたりするのではないかと思いました。