特集1「寺迫奴踊(てらさこやっこおどり)」再開への道のり
寺迫奴踊 ~第2章へ~
9月7日(木)
今日の総合的な学習では、5・6年生合同で都農神社夏祭における「寺迫奴踊」の奉納の振り返りをしました。
まず奉納の様子を動画で観ました。
「こんなに人がたくさんいたんだ…」
「あ!少し踊りがズレてる!」
と、子どもたちは観客の多さに驚いたり、自分たちの踊りの様子を分析したりしていました。
寺迫奴踊を「東小の伝統」とするために、自分たちに何ができるかを考えさせると、「下学年に伝えていきたいから、運動会でも踊る」と子どもたちから提案がありました。
2学期からはテーマを「伝統」に変え、そのために具体的にどうするかを子どもたちと考えていきたいと思います。
5・6年生の子どもたちの新たな挑戦が始まりました。
再開、寺迫奴踊~番外編~
8月1日(火)
本編ではお届けできないことを番外編としてご紹介します。
奉納を終えた子どもたちは、役場駐車場へ移動し、簡単な終わりの式を行いました。
その後、記念写真の撮影会が始まりました。
【まずは、担任の先生がパチリ…】
【続いて保護者の皆様方】
この後、解散となり、先生方は衣装等を学校へ持ち帰り、汗抜きのために衣装を干したり、たすきやハチマキを洗濯したりしてくださいました。
本校の先生方のこの姿の中にある子どもたちや地域を思う気持ちをどうしても紹介したくて…。
都農東小学校は、頑張る子どもたちと、それを支える先生方、保護者の皆様、そして地域の皆様がいる本当に素敵な学校です。
皆様、本当にありがとうございました。
これからも都農東小学校をよろしくお願いいたします。
再開、寺迫奴踊⑱
8月1日(火)
最後の練習を終え、会場へ。
朝から…いや数日前から…天気がとても心配でした。
子どもたちが雨に濡れるのは心配ですが、都農神社の夏祭という大きな舞台で寺迫奴踊を披露し、再開の第一歩を踏み出したいという思いから、とにかく奉納することを前提に現地に赴きました。
お天気は子どもたちの頑張りに力を貸してくれました。
都農神社の神様のお力なのだと、心から思いました。
4年ぶりの夏祭りにはたくさんの方が足を運んでいました。
子どもたちが大勢の人の前で、これまでの練習の成果が発揮できればいい…
ただそれだけを願って、奉納の時を待ちました。
予定よりも早く奉納することになりましたが、子どもたちは、精一杯、寺迫奴踊を踊り、見事に再開の一歩を踏み出しました。
【寺迫奴踊の説明】
【踊りの始まりを待つ子どもたち】
ついに、始まりました。
地面も濡れていなかったので、練習通り「杖(ぜ)」は地面において踊れました。
たくさんの観客の皆様に、見ていただくことができました。
22名という少ない人数ですが、子どもたちは都農神社の夏祭を、寺迫奴踊の奉納で、見事に盛り上げてくれました。
都農町への恩返し作戦、大成功です!!
5・6年生の皆さん、本当にありがとう。
この日まで丁寧にご指導をしていただいた指導者の皆様、子どもたちを支えてくださった保護者の皆様、地域の皆様、本当にありがとうございました。
今日の経験が、いつまでも子どもたちの胸に残り、自分たちにも何かを成し遂げることができるんだという自信につながってくれることを願うばかりです。
再開、寺迫奴踊⑰
8月1日(火)
今日が本番。
子どもたちは、体育館に集まり、最後の練習をしました。
寺迫奴踊の説明からです。
聞く人にわかるようにゆっくり、はっきりとを心掛けています。
通して踊ってみます。
踊る場所が雨で濡れていることを想定し、杖踊り直前に「杖(ぜ)」を手渡す練習もしました。
子どもたちの思いのこもった踊りができそうです。
衣装を着て、いざ、出発です。
都農町への恩返し大作戦、いよいよ決行です!!
再開、寺迫奴踊⑯
7月31日(月)
いよいよ明日が都農神社の夏祭となりました。
お天気が非常に心配ですが、子どもたちは「都農神社の夏祭の再開」を、「寺迫奴踊で盛り上げ」、「都農町への恩返し」をするというミッション達成に向け、今日も練習に励みました。
夏祭の奉納として寺迫奴踊を多くの方に披露する前に、どうしても一足先に寺迫地区の皆様に見ていただきたいという思いがありました。
そのことを指導者の方に相談したところ、自治会長様のお力添えをいただき、本番前日の最後の練習を寺迫地区の皆様に見ていただくことができました。
体育館にはたくさんの方が集まってくださいました。
子どもたちは緊張の中、本番と同じように寺迫奴踊を披露させていただきました。
仕上げの練習でしたので、練習の様子も見ていただきました。
30分程の練習の間、地区の皆様は温かく子どもたちを見守ってくださいました。
最後に、自治会長様から、子どもたちの奴踊を見た感想と、温かい励ましの言葉をいただきました。
練習の間、雨は降らず、日が差していました。
明日の今頃の天気はどうなのかな。雨が降らないといいな…。
そう思いながら、空を見上げ、
都農神社の神様に、
「子どもたちが踊る間だけでも雨を降らせないでください」
と、非常に身勝手なお願いをしました。
明日、子どもたちは都農町への恩返しの意味を込め、精一杯寺迫奴踊を踊ります。
多くの方々の前で寺迫奴踊を披露し、再開の第一歩を踏み出します。
ご声援のほど、どうぞよろしくお願いいたします。
再開、寺迫奴踊⑮
7月28日(金)
夏休みに入り1週間が過ぎようとしています。
夏休み中は、集まって練習することがなかなかできないため、子どもたちは踊りの動画が保存されたタブレットを持ち帰り、個人での練習に取り組んでいます。
今日は夏休みに入ってから初めての練習でしたが、以前よりまた一段と上手になったように感じました。
今日は、よりよい踊りにするために、細かな部分を磨き上げる練習でした。
顔を上げ正面を見る、足の踏み込みを深くする…など、指導してくださる地域の方のアドバイスをもとに、考えながら、確認しながら練習していました。
本番はもうすぐです。
お天気が心配ですが、晴れることを祈りながら、子どもたちを見守りたいと思います。
次の練習は7月31日です。
再開、寺迫奴踊⑭
7月21日(金)
今日で一学期も終わります。
今日は終業式の前に奉納のリハーサルも兼ね、全校児童にお披露目をすることにしました。
他の子どもたちよりも一足先に、衣装を着た5・6年生は体育館で練習をしていました。
始業式のために下級生が体育館に集まってきたので、練習を途中で切り上げ、お披露目に入りました。
5・6年生は、奉納当日と同じように、観衆に向けての説明なども行いました。
いよいよ踊りが始まりました。
一生懸命踊る5・6年生を黙って食い入るように見ている下級生の子どもたち。
伝統を受け継ぐということを実感できた場面だと思います。
歌い手をお願いしている地域の方も、このためにわざわざ駆けつけてくださいました。
学校教育が地域に支えられていることを改めて感じました。
本日(7/21)の宮崎日日新聞の16面でも大きく取り上げていただいています。
そちらも合わせてお読みいただけると幸いです。
夏祭の奉納まであと10日…です。
再開、寺迫奴踊⑬
7月18日(月)
今日も先生方へのあいさつから練習が始まりました。すっかり顔見知りになり、自然なあいさつができるようになりました。初めの頃のぎこちなさは、もうありません。
今日は、先週作った衣装を着て、本番を想定して外で踊ることになっていました。
しかし、熱中症警戒アラートが出ているため、外での練習は1回限りとし、おさらいを特活室で行うことにしました。
毎週2回ずつの練習ですっかり上手になりました。動きも揃うようになり、見応えのある踊りになってきています。
一通り踊りの確認を行ったところで、外に移動し練習しました。
夏祭りの奉納当日は、「きくや」さんの南側の空き地で踊ることになっています。
足元には石が転がっている状態ですので、体育館東側の砂利が敷かれている場所で練習をしました。衣装を着て並んだ子どもたちは堂々としていて、上手に踊れていました。
本番まであと少しです。
終業式の日には、下級生の前で踊りを披露することになっています。
子どもたちへの応援、よろしくお願いします。
再開、寺迫奴踊⑫
7月11日(火)
特活室での練習を終えた子どもたちは教室に戻り、5・6年合同で衣装づくりを行いました。
寺迫奴踊で使用されていた衣装と同じものになるよう、写真で色使い等を確認し、紫色の法被の黒い襟の部分に黄色の布テープを貼り付けて装飾しました。
自分のオリジナルの法被ができて嬉しかったようです。
奉納本番に向け、衣装を身に付けての練習も間もなく始まります。
みんな、頑張っています!!
再開、寺迫奴踊⑪
7月11日(火)
今日は、熱中症警戒アラートが発令されているため、練習場所を体育館からエアコンが使える特活室に変更して練習を行いました。
踊る場所が変わり、ステージもないため先生の姿もなかなか見えない中で練習がスタートしました。途中で、今日の練習のポイントの説明も行われました。
何度も繰り返し踊るうちにコツがつかめてきたようで、途中からは前方に踊れるようになった6年生が立ち、後方に踊りの先生に立っていただくというスタイルで練習を進めました。
気付けば、もうすぐ夏休み。
夏祭りでの奉納本番も日一日と近づいています。
初めての挑戦なので不安はありますが、それでも練習に打ち込む子どもたちの姿を見ていると、きっとうまくいく…と思いました。
暑さに負けず頑張る子どもたちを都農神社の神様が応援してくださるはずです…。
再開、寺迫奴踊⑩
7月6日(木)
今週月曜日に予定していた練習は大雨のため中止となり、久しぶりの練習となった子どもたち。
出張等が続き、久しぶりに練習を見たのですが、「はじめのあいさつ」や「練習内容の確認」なども自分たちで行い、練習そのものを主体的に進められるようになっていることに驚き、感動しました。
まずは、前回までの復習として、これまで習った踊りをやってみました。
いよいよ今日の練習へ入ります。
今日は、先週作った「杖(じょう)」を使った踊りに挑戦です。
※ 寺迫地区の皆さんは、杖(じょう)ではなく杖(ぜ)と呼ばれます。
杖を持つだけで急に踊りが難しく感じられるようで、子どもたちも苦戦していました。
あっという間に、終了の時刻を迎え、今日の感想とお礼を言い、今日の練習は終了しました。
今日は、宮崎日日新聞都農支局の取材も入りました。
練習前にも、踊りを指導してくださる地域の方へのインタビューが行われていました。
練習終了後、ふと気づくと、下の写真のように、率先して個別に指導を願い出る子どももいました。
子どもたちは、全力で寺迫奴踊の練習に取り組んでいます。
奉納は8月1日、18時15分頃、1日目の御旅所となる赤木邸前となっております。
ぜひ、子どもたちの奉納を見ていただきたいと思います。
再開、寺迫奴踊⑨
6月30日(金)
今日は、寺迫奴踊の練習の6回目ですが、今日は踊りの練習ではなく、杖という奴踊で使う道具を作りました。
習字紙2枚を1㎝程度の幅に切り、結束バンドで竹に巻き付けて作ります。
竹は指導してくださる先生方が切ってきてくださいました。
完成した杖です。踊りを指導してくださる先生が作られた見本です。
完成したばかりの杖を見せてくれた6年生です。
道具も作り、練習もますます充実していくことでしょう。
再開、寺迫奴踊⑧
6月30日(金)
寺迫奴踊の再開に向け頑張っている子どもたち。
今日は、踊りの練習以外の部分を紹介します。
この学習をスタートさせる際に実施したアンケートで、都農町のためにどんなことをしたいか尋ねました。
その中に、「宮日新聞に都農のことを載せて、イメージアップを図りたい」という趣旨の回答がありました。
このミッションを進めるにあたり、5・6年生は活動班の中に「広報班」を作り、ポスター等の作成を進めており、今日の昼休みに、宮日新聞の都農支局へ取材をお願いしていました。
事務室の電話を使い、自分たちの伝えたいことが漏れなく伝えられるよう手元には原稿が用意されていました。
緊張の中、来週の月曜日か木曜日の練習の様子を取材してもらうようお願いし、来週木曜日に取材に来ていただくことが決まったようです。
このことを、6回目の練習が始まる際に、みんなへ報告。
自分たちの手で、自分たちの思いを形にしていくことにやりがいを感じ、それを自信へと変えていってほしいなと思いました。
来週もこの活動から目が離せません。
再開、寺迫奴踊⑦
6月26日(月)
今日は、寺迫奴踊の練習の5回目です。
手踊りの1~4番を通した通した後に、3番「行かうか 戻ろか」と4番「紺の前だり」復習しました。
最後に3番と4番を子ども達だけで踊り、手や足の動きを確認していただきました。
「3番の後半が難しい」と話す児童もおり、3番だけ再テストをして、見ていただきました。
授業の最後の感想では、
「3番の踊りが1回目はできなかったけど2回目はできて嬉しかった」
「先生が前にいないとできてなかったので、しっかりと歌で覚えたい」
という発言が聞かれました。
子どもたちは、暑さに負けず練習を頑張っていました。
再開、寺迫奴踊⑥
6月22日(木)
今日は寺迫奴踊り練習の4回目です。
今日は、手踊りの3番「行かうか 戻ろか」と4番「紺の前だり」復習をした後、細かい足や手の動きを確認しました。
指導者の皆様から、
「子ども達は、踊りの覚えが早い」
と褒めていただき、子ども達も一生懸命、踊りを覚えようと頑張っていました。
子ども同士で、互いに教え合う姿が見られ、頼もしかったです。
授業の最後の感想では、
「3・4番は難しくなってきたけど、楽しい」
「夏祭りで踊るのが楽しみ」
という発言が聞かれました。
子どもたちは日々習得に頑張っています。
再開、寺迫奴踊⑤
6月19日(月)
今日は寺迫奴踊の練習の3回目です。
今日も歌い手の方と踊り手の方に来ていただき、前回の復習をして、その続きを教えていただきました。
手踊りの1番「竹に雀は品よくとまる」2番「とくは かに ごまんざいと」の復習をした後、3番「行かうか 戻ろか」と4番「紺の前だり」を新たに教わりました。
似たような動きかと思えば、手足の動きが少し異なっていたり、手の細やかな動きがあったりして、子どもたちは覚えるのに苦戦しているようでした。
授業の最後の感想では、「新しい動きがあって、難しかったけど、面白かったです。」という発言が見られました。子どもたちは日々習得に頑張っています。
再開、寺迫奴踊④
6月15日(木)
今日は寺迫奴踊の練習の2回目です。
今日も歌い手の方と踊り手の方に来ていただき、前回の復習をして、その続きを教えていただきました。
今日は、回りながら体の向きを変える振付の部分を練習しました。
手と足をタイミングよく動かすと体を上手に動かせるのですが、なかなか難しかったです。
子どもたちは、どうやったら上手く踊れるかを考えながら練習していました。
再開、寺迫奴踊③
○6月12日(月)
地域の皆さんの理解と協力をいただき、寺迫奴踊の再開に向け、いよいよ練習が始まりました。
まずは、指導をしていただく先生方に自己紹介をしていただきました。
自己紹介の後、過去の練習風景を収録したDVDを見ながら、寺迫奴踊について理解を深めました。
その後、手踊りの部の「竹に雀」という踊りを教えていただきました。
練習後、今後進める寺迫奴踊の再開に向け、どのような役割が必要かなどを5・6年生一緒に話し合いました。
子どもたちの手で、子どもたちのやり方で再開に向け進んでいる姿は本当に頼もしいです。
都農神社の夏祭に向け、頑張れ東っ子!!
再開、寺迫奴踊②
○6月9日(金)
中断している寺迫奴踊の再開へ意欲を燃やす子どもたち。
踊りの指導をしていただく方を探すため、地域の方にお願いをすることになりました。
顔も知らない地域の大人の方に電話するのはとても緊張することだと思います。
少しリハーサルも兼ねてやり取りの練習をしました。
リハーサル後、地域の方に電話をし、指導をお願いしましたが、中断して20年以上も時間が経っているため、再開するのは難しいというお返事が聞こえてきました。
しかし、寺迫奴踊の再開のために頑張りたいと思っている子どもたちは、何とか引き受けてもらえるよう、何度もお願いを続けました。
夏祭りまでの時間は短いけれど練習に一生懸命取り組むという子どもたちの熱意が伝わり、地域の方も指導を引き受けてくださることになりました。
5時間目の始まりに、代表で電話をかけた子どもたちが、5・6年生それぞれの学級で、踊りの指導を引き受けていただいたことと、最初の練習日が決まったことを報告しました。
子どもたちが自分たちで踊りの指導をお願いし、引き受けていただいた…
このことは、小学生である自分たちにも、地域の課題解決に関わることができることを実感し、いろんなことに主体的に関わろうとする意欲や自信につながる、とても大きな出来事だと考えています。
自分たちの地域に伝わる伝統芸能を再開させるために頑張る子どもたちの姿をこれからもお知らせしていきます。
再開、寺迫奴踊①
○6月7日(水)
都農神社より、
「今年の都農神社の夏祭は、コロナ前の状況に戻し、以前のように各小学校から踊り等を奉納してもらえないだろうか。」
という依頼がありました。
校内で検討し、練習期間は短いけれど、5~6年生に寺迫地区に伝わる「寺迫奴踊」に挑戦し、都農神社の夏祭の再開に協力しようという話になりました。
ただ、主役となる子どもたちに、このことをどのように伝え、自分事としてとらえ、練習に参加してもらうか考えました。
担任の先生方と相談し、都農神社からの奉納の依頼があったこと、奉納するのは寺迫奴踊にしたいと思っていることを子どもたちに提案することにしました。
説明を聞き終えた子どもたちは、過去の新聞記事や写真等から、都農神社の夏祭が伝統ある行事であることや、寺迫奴踊への地域の方の思いに触れ、今は後継者不足で中断している寺迫奴踊の再開に自分たちが協力することを決意してくれました。
さぁ、子どもたちの気持ちは固まりました。
次は指導してくださる方への協力依頼となります。
子どもたちの挑戦が始まりました!!
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
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29   | 30   | 31   | 1   | 2   | 3   | 4   |
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