日誌

石碑に思いを馳せる

本校は明治7年に創立され、147年の歴史があります。その間、西南戦争や枕崎台風、太平洋戦争等も乗り越え、現在に至っています。宮崎県が誕生したのは、明治16年なので、本校は宮崎県よりも長い歴史をもっています。

 

 現在の宮崎県の県庁所在地は、宮崎市です。本校が誕生する3年前の明治4年に廃藩置県があり、旧日向国は大淀川を境に美々津県と都城県の2県に分かれたそうです。その美々津県の県庁所在地として、この美々津に県庁所在地が置かれたそうです。

 

 おそらく、その頃に作られたのであろうと思われる石碑が、体育館前にあります。「剛毅(ごうき)」と書かれた石碑です。つよい子、たくましい子に育てたいという願いが込められて、作られたのではないかと思われます。食べ物も十分でない頃もあり、手作業の仕事も多く、体力が大きな資本だった時代もあったのではないでしょうか。そんな昔の美々津小学校は、今とはかなり違った雰囲気の学校だったことでしょう。

 
 今現在のタブレットを活用して授業をしている様子を、当時の子どもたちが見たら、きっとびっくりするだろうなぁと思います。学び方はこれから先も少しずつ変わっていくのでしょうが、美々津小学校という学び舎で、みんなと共に笑ったり泣いたり励まし合ったりしながら学ぶことはこれからも永遠に続いていくことと思います。そんな素敵な学びの場を提供し続ける学校でありたいと考えています。

【石碑】