お知らせ

観賞用五色米の稲刈り

五色米の田植えをしたのが6月16日、約3か月が経ちました。

今日は、観賞用五色米の稲刈りの日です。

「赤の毛」「黒の毛」「白の毛」「赤米」「黒米」の五色の穂がきれいに実りました。

 

稲刈りの楽しさを味わってもらおうと10年以上前から五色米の稲穂を少しずつ束ねて観賞用として、児童の家や地域の施設等におすそ分けしているそうです。

はじめの会では、高学年児童が稲の刈り方のコツを伝授し、校長先生、寺原正さんから今日の観賞用五色米の稲刈りの意味についてお話されました。

その後、子ども達は慣れない手つきながらも、丁寧に稲刈りをして、刈った稲を並べていました。

五色米のお世話をしてくださっているサポーター役の寺原 正さんの話によると「私のお世話は20%、後の80%は自然の恵みです。」とのこと。

「実るほど頭を垂れる稲穂かな」と言いますが、何事にも謙虚な気持ち、感謝の気持ちが大切だと感じました。

 

順調に育っていた五色米ですが、実は先の台風11号の強い雨風で倒れてしまっている部分もありました。

改良を加えていない古代米の五色米だから、今のお米に比べると倒れやすいのだそうです。でも、その倒れた部分も含めて「自然の恵み」なのだそうです。お話を聞きながら、なんとなく立松 和平さんの「海の命」「山の命」のお話が思い浮かびました。

 

稲刈りの最後に、みんなで刈った稲を手に記念撮影。

「はい、チーズ」

 

稲刈りの後に、観賞用五色米を作るために穂と葉1枚だけを残す作業も体験しました。

作業をしながら「楽しい」

の声がいくつか聞かれた後に

「算数より楽しい!」

の声も。えっ?

 

次は、9月後半に本格的な稲刈りをします。こちらも楽しみですね。