お知らせ

種まき

今日は、五色米の種まきの日  ♪

本校の特色の1つである稲作体験活動のスタートの日です。

よく5年生が総合とかで体験する学校はありますが、

本校は全校児童で、種まきから草取りから稲刈りから脱穀まで

文字通り稲作を体験させてもらいます。

(と言ってもさすがに全てとはいきませんので、そこは大人の専門家の方が手助けしてくださいます。)

私もはじめてなのですごく楽しみにしていました。

学校のすぐ横の寺原 正さんのビニルハウスに集合して「はじめの会」を行いました。

寺原 正さんは、「坪谷小学校地域教育ネットワーク協議会会長」をしていただいている方です。すなわち、本校の稲作体験活動の手助け人であり、強力な助っ人です。)

「はじめの会」の中では、校長先生のお話に続いて、

経験豊富な高学年児童が準備していた絵を見せながら、

下学年児童に種まきのコツを伝授してくれました。

その後、寺原 正さんより五色米の種まきの

ルーツや種まきまでの準備について話をしてくださいました。

五色米は古代米とのことですが、本当に種も五色の色をしているんですね。

本校の五色米の稲作体験活動のスタートは、2019年だそうです。

ちょうど、本校がNHKジュニア短歌 学校大賞を受賞した年ですね。

 

今日の種まきは、子ども達は種まきからのスタートですが、

もちろん下準備を寺原さんがしてくださっています。

いい種をより分けるための塩水選をして、

種籾の消毒、これも無農薬で行うために、60度のお湯に10分間つけることで消毒をしているのだそうです。

さらには、5日間、水につけて今日の種まきに合わせてくださっているのですね。

そんな話を聞いて、子ども達も1つぶ1つぶを大切にしていこうという気持ちが高まったようです。

 

今日も、種まきは「おすず班(異学年交流班)」で取り組みます。

それぞれの班の今日のめあては、以下のようなものでした。

 

○ おいしいお米になるように、気持ちを込めてていねいにまこう!

○ たねを落とさないように、ていねいにまこう!

○ たね1つぶ1つぶに感謝して、ていねいにたねをまこう!

 

「ていねいに」という言葉に、どの班も大切に育てていきたいという思いが込められていますね。

 

さあ、いよいよ種まきです。

5色米なので、他の種類が混じらないように

作業場所を5箇所(先生達の班もつくって)種まきがスタートしました。

 

子ども達は(あっ、先生達も)、協力しながら工夫して全体にまんべんなくまいているようでした。

しばらくすると、こんな感じに。。。

 

今日、種まきした種から3日後ぐらいには芽が出てくるそうです。

20日間ほど一つ一つに丁寧に水やりをして苗を育てていきます。

 

「苗半作」

米作りの半分は苗作り! というぐらい苗作りが大事ということを

表した言葉だそうです。

 

生き物は正直なので、一つ一つの作業を手を抜かずに

行っていくことがやはり大切とのこと。

 

どんなことにも手を抜かずにがんばることが

未来の自分へとつながっていく。

人間も同じですね。

 

寺原 正 様、五色米のことや米作りのこと、

さらには生きていく上で大切なことを教えてくださりありがとうございました。