日誌

校長のつぶやき(2016~2017年度)

地産地消・美郷の日

 今日16日(火)は、「地産地消・美郷の日」です。毎日おいしい給食で、子どもたちも大満足なのですが、今日は特別な日です。山の幸にあふれているここ美郷町ですが、旬の味はまた格別です。最近では、農業技術の進歩で一年中いろいろな食材が食べられるようになりましたが、やはり季節の味は大切にしたいものです。特に学校給食においては、「食文化を学ぶ」という点からも重要なものといえます。地域でとれた新鮮な食材を、地域の方の手で調理していただき、できたてをいただく。何と幸せなことでしょう。
 さて、今日のメニューは・・・
【麦ごはん 美郷野菜のそぼろ煮 なめこ汁】
でした。「あつあげ、とうふ、たまねぎ、しいたけ」が北郷産です。写真を見ただけでおいしさが伝わってくるのではないでしょうか。和のテイストに心も体も癒されます。
 生産者の皆様、調理員の皆様、栄養教諭の黒木先生、ごちそうさまでした。とてもおいしかったです。幸せです。

パワーアップタイム

 本学園の学力向上対策の一つに「パワーアップタイム」があります。学習内容の基礎基本の定着を目的に、朝の活動時間を利用して小学部・中学部ともに一斉に実施しています。
 できる限り習熟度別の個別指導を行っています。指導者も学級担任だけでなく、副担任(小学部も副担任制を採っています)や管理職も参加し、全職員体制で臨んでいます。

 わずか20分程度の時間ではありますが、子どもたちのウィークポイントを克服するために、学習指導部の計画のもと少しずつ効果を上げています。

 中学部では個別指導を充実しています。(写真左は国語科の指導の様子)
 また、中学部教員による「一部教科担任制度」を導入していることから、このパワーアップタイムでも、小学部児童に中学部教員が指導を行っています。(写真右は中学部理科教員による6年生の指導の様子)ここにも、「全員体制による学力向上」があらわれています。

 なお、いよいよ受験の年を迎えた9年生(中3)は、同時間帯に「セミナー」による徹底指導を行っています。朝から先生方の気合いの入った声が校舎内に響く美郷北学園です。

1か月が過ぎました

 新学期から1か月。大型連休中も大きな事故やけがの報告がなく、ほっとひと安心でした。それでも、連休明けの子どもたちはどことなく疲れている様子です。(大人も同じかもしれませんが・・・)せっかく身に付いた学校生活のリズムを少しでも早く取り戻してほしいものです。
 さて、メディアの報道では、北海道で30度を超える暑い日が記録されるなど、春を通り越したような陽気が続いているようです。大雨や冷夏など、今後の社会生活に影響が出ないことを祈るばかりです。
 学園では、そうした様子とは裏腹に、春の花が満開です。

 技術員である徳田先生の渾身の作品が、校内の至る所で見られます。先日は、「とてもきれいですね。しばらく鑑賞させてください。」と通りすがりの方が立ち寄られました。
 
 PTAニュースでご紹介した田島さんにご寄贈いただいたチューリップは、今年も見事な花を付けました。子どもたちも、花壇やプランターの風に揺れる花々を見て、どことなくうれしそうです。

 移動教室の際には、「次の授業もがんばってね!」と励ましているかのようです。

 もちろん、読書活動推進を図る本学園では、図書の紹介とともに美しい花も添えられています。子どもたちの豊かな情操の育成にも大きく寄与している花たちです。

小学校合同修学旅行

 5月に入りました。週末は、初夏を通り越して夏を思わせるほどの陽気でした。そういえば、昨年も春の暖かさを味わうことなく一気に夏を実感したことを思い出します。これも異常気象なのでしょうか。
 さて、美郷町では4年ほど前から町内の3小学校が合同で修学旅行に出かけています。本年度も5月24日(水)から26日(金)までの2泊3日で予定されています。通常よりも1日長い旅行です。今日1日(月)は、全児童が田代小学校に集合して「事前学習会」を行いました。

 自己紹介をした後、行程や準備物、平和学習の在り方、集団行動の仕方、保健面等の指導を行いました。また、生活班の班編制や役割分担等について班ごとの打ち合わせも行いました。
 せっかくの機会ですので、3校の26名全員と友達になれるよう引率の先生方もきめ細かな配慮をしています。安全で学習効果が深まる楽しい旅行になるよう、準備をしっかりとしたいものです。

 なお、主な行程は以下のとおりです。
①24日(水)1日目
 美郷町→新幹線乗車体験(熊本~鳥栖)→吉野ヶ里歴史公園→佐賀県立宇宙科学館→ホテル(長崎市泊)
②25日(木)2日目
 ホテル→長崎原爆資料館・平和公園→長崎駅前(美郷町PR活動)→班別自主研修(長崎市内)→ホテル(熊本泊)
③26日(金)3日目
 ホテル→グリーンランド→美郷町
 2日目の長崎市での平和学習と美郷町PR活動が大きな取組となります。PR活動では、手作りのパンフレットを手渡しながら道行く人に美郷町を紹介する計画です。同様の取組は、中学2年生が同じ合同修学旅行(京都市)でも行っています。活動時間は、10時15分から11時までの予定です。お近くにお住まいの方やその時間に長崎駅前においでの方は、ぜひお立ち寄りいただき激励していただければ幸いです。
 修学旅行の様子は、後日ご報告いたします。

異学年交流活動

 本学園の特色ある活動の一つが、幼稚園生から9年生までの全学園生で行う異学年交流活動です。全学年を縦割り班にした「じぃ~ぞ班」がその母体。「じぃ~ぞ」とは地域の宇納間地蔵尊の「お地蔵様」が由来だとか。
 本日、そのじぃ~ぞ班の顔合わせ会を行いました。

 一人一人自己紹介をした後、第1回目の活動である「歓迎遠足」(5月2日実施予定)に向け、気持ちを高めました。歓迎遠足では、じぃ~ぞ班対抗のウォークラリーが計画されています。チームワークが大切ですが、さてさて中学生がうまく幼稚園生までをリードできるか・・・。とても楽しみです。

初めての参観日

 今日22日(土)は、今年度第1回の学園参観日を実施しました。幼稚部から中学部までの一斉参観日です。小学部のみや中学部のみの参観日も設定していますが、年間に数回地域の方もお招きしてのオープンスクール形式での全校参観日です。
 新学期が始まっての初めての参観日。子どもたちは少し緊張気味でしたが、どの学年も落ち着いた参観授業を行っていました。授業は、幼稚園が「制作」活動を、小学部は全学年「国語」を、中学部は7年生が「数学」8年生が「道徳」9年生が「学級活動」をそれぞれの教室にて行いました。
 
8年生の教室入り口には、こんなプレートが掲げてありました。
 参観授業の後学級懇談会、そしてPTA総会が開催されました。宮本教頭先生と宇都宮教頭先生の下準備とPTA役員の皆様のご協力により、予定されていた審議がすべて滞りなくなされました。
 校長の学校経営ビジョン説明においては、次の3つをお願いしました。
① 宮崎県が目指す「日本一の読書県」実現に向けての家庭読書(家読)の充実
② 学力向上のための家庭学習の場づくりと見届け
③ 親の背中で語るキャリア教育の推進を目指すPTA活動への積極的な参加協力
 美郷北学園PTAとして3年目を迎えます。活動が定着し、美郷北PTAならではの取組ができますよう、現会員はもとよりOBの皆様もご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

朝の光景

 新学期が始まって2週間が経ちます。
 幼稚部、小学部、中学部のそれぞれが、落ち着いた雰囲気で過ごした2週間でした。小学部1年と7年(中学部1年)でのプロブレムやギャップは、一貫校の本学園ではまず見られません。上級生の姿をしっかりと見る機会が日常的に多くあるからでしょう。何はともあれ、好調なスタートに胸をなで下ろしているところです。
 ところで、本学園の特色ある活動の一つに「JRC活動」があります。アンリ・デュナンの遺志を受け継いだ「青少年赤十字」の取組です。本学園では、基本的にはボランティア活動に重点を置いていますが、毎朝のボランティア清掃もその一つです。
 朝、登校した子どもたちから順に箒を手に手に教室前の廊下や渡り廊下、玄関先をはいたり、ペットボトルに水を汲み植木鉢やプランターの花に散水したりと、自分にできるボランティアに取り組みます。個人の時間がなかなかとれない中で、子どもたちには定着してきた活動です。キャリア教育を標榜する本学園では、勤労精神も大切に育てたいと考えています。

美郷の恵みに感謝

 今日17日(月)の給食は、「地産地消献立・美郷の日」でした。これまでもこのコーナーでご紹介してきましたが、毎月1回地域の食材をふんだんに使ったうれしいメニューが立てられます。子どもたちも職員も大変楽しみにしている給食です。
 さて、今日のメニューは・・・

【じとっこの炊き込みごはん 牛乳 きびなごフライ スナップえんどうのマリネ あおさ汁】
でした。美郷産の食材は、地頭鶏、豆腐、スナップえんどう、椎茸でした。中でもスナップえんどうは、北郷産で最近生産者が力を入れている作物の一つだそうです。時代とともに消費者の好みに合わせて、多様な作物作りにチャレンジしていらっしゃる農家の皆様には感心するばかりです。
 今日もおいしい給食に感謝します。ごちそうさまでした。

全学園生がそろいました。

 昨日12日(水)に「入学式」を、本日13日(木)には「入園式」を実施しました。
 新1年生13名と幼稚園ほし組(年中組)7名が新しく仲間入りし、全学園生105名となります。5年生と6年生に転入があったため、うれしい「複式学級解消」が実現されました。幼稚園2学級、小学部7学級(うち特別支援学級1)、中学部3学級の12学級でのスタートとなります。職員は、幼稚部4名、小学部16名、中学部14名、調理員6名の40名の大所帯となります。全職員で子どもたちを支援していきたいと思います。

【新1年生 入学式】

【ほし組 入園式】
 4・3・2のブロック制を採っている本学園では、ほし組と新1年生の入園・入学式のみを行っています。7年生(新中1年生)は、中学部の制服を着て新1年生と入学式に手をつないで入場しました。校長式辞の中で全体へのお披露目をしましたが、新しい気持ちで臨めたようです。

【新7年生と学級担任、副担任】入学式の後で記念写真。
 本年度の職員(業務の都合上、調理員を除く)です。平均年齢42歳の勢いと実力のある充実したスタッフです。心強いばかりです。全職員「一丸」となって開校3年目にチャレンジしていきます!

平成29年度がスタートしました!

 今日4月10日(月)は、美郷町公立小中学校の始業の日でした。
 子どもたちは、体育館に登校した後事前指導を受けて「新任式」「始業式」に臨みました。ほし組(幼稚園年中)と新1年生がまだそろっていませんが、全員そろうと105名の全学園生となります。新任式では、新しくおいでいただいた先生方をご紹介しました。

小学部教頭 宮本 一郎 先生(宮崎市立清武中学校から)
中学校体育 原口 朗 先生(宮崎市立本郷中学校から)
中学校理科 原口 亜希子 先生(宮崎市立宮崎西中学校から)
中学校国語 加治屋 慶史 先生(川南町立唐瀬原中学校から)
栄養教諭 黒木 亜紀 先生(綾町立綾小学校から)
 このほか、広島大学教育学部を卒業されたばかりの 時松 尚也 先生の合計6名の先生方です。お一人お一人に新任のご挨拶をいただきました。
 引き続き、始業式を行いました。

 3名の代表児童生徒が新学期の抱負を発表した後、ブロックリーダーとなる4年生・7年生・9年生の紹介が行われました。自分たちの果たすべき役割をしっかりと自覚し、「がんばろう」という意欲にみなぎっています。頼もしい限りです。

 校長講話では、1年間の目標をしっかりともつこととその実現に向けた具体的な手立てを準備し実行すること(構えをもつこと)を話しました。また、学園の教師と子どもたちの合い言葉である「気風創造」を今年も目指すこと、そのサブテーマに「わたしたちが創る理想の学園」を添えたことを伝えました。
 開校3年目を迎えた美郷北学園です。保護者や地域の皆様、全国でご活躍のOBの皆様のご期待に添えるよう、全職員一丸となって邁進して参ります。本年度もどうぞよろしくお願いいたします。