日誌

2017年10月の記事一覧

目からウロコ

 12日(木)は、幼稚部から前期ブロック(1~4年)までの学校参観日でした。
 今回は、幼稚園の参観に「本の読み聞かせ」を取り入れた親子読書を実施しました。まずはじめに、子どもと保護者に分けて、保護者に北郷図書館の司書(山本恵子さん)が読み聞かせの素晴らしさと進め方を講義され、その裏で子どもには本校の読み聞かせの達人(徳田三枝 技術員)が楽しい読み聞かせをしてくださいました。

【講話をされる 山本先生】

【徳田先生による読み聞かせ】

 私の浅いこれまでの経験では、ここで終わりでした。「読み聞かせは大切です。お家でも是非読んであげてくださいね。」と呼びかけて、後はお任せする。まあ、ここまでできただけでも効果はあるはずです。ところが・・・
 2時間目、今度は場所を移して親子で読み聞かせを楽しみました。もちろん、山本先生と徳田先生による素晴らしいコラボレーションでした。子どもたちも保護者も(わたしも)ぐいぐい引きつけられました。「さすがだなあ・・・」と感心しきりでした。

 なるほど、保護者に読み聞かせを推奨するために、まずはお手本を見せるということなのでしょう。保護者もずいぶん興味をもったようでした。
 と、次の瞬間、先生から「では、これからお子さんに読んであげましょう!」との声。「えっ!いきなり大丈夫かな?」とどぎまぎしているのは、わたしだけでした。子どもたちは読んで欲しい本を手に取ると、すっと保護者のもとへ。しかも膝の上。しかも遠慮なく。

 こんなにも自然に、そして楽しそうにふれあう親子の姿を、恥ずかしながらわたしはあまり見たことがありませんでした。これこそ親子の姿です。きっといつもこんな感じでスキンシップを図っているのでしょう。北郷の子どもたちが落ち着いて生活できる一因を垣間見ました。わたしは、感動のあまり動悸が激しくなりました。
 目からウロコ。正にそんなひとときでした。企画していただいた山本先生、徳田先生、幼稚園の先生方、そして参加していただいた保護者の皆様、幸せな時間を本当にありがとうございました。