日誌

2016年9月の記事一覧

チームKBC

 北郷地区には、「チームKBC」という名の女性ダンスユニットがあります。正式には、「チーム 北郷ビューティフルクラブ」の略号だそうです。ちょっとワクワクするネーミングです。初対面は、8月に行われた「うなま地蔵夏祭り」でした。ステージ上でキラキラとした汗を流しながら、「星降る里は きみのふるさと」を熱演していらっしゃいました。
 そして今回、本学園の運動会(9月18日実施予定)の全校ダンスの講師を、このステキなチームKBCの皆さんにお願いすることになりました。チームは、結成して4年。現在のメンバーは約20名ほどで、幅広い年代の皆さんが参加していらっしゃるそうです。前身は地元の婦人連絡協議会だそう。年々若い人たちの参加が少なくなり、後継者を育てるのが課題だとか。それでも「少しずつ広がる輪をみんな楽しみにしています。たくさんの皆さんと知り合える絶好の機会。子育ての悩み相談にものりますよ。」とのこと。地域にこんな方たちがいてくださることは、本当にありがたいことです。子育て中のお母さん、ぜひチームKBCにご参加ください!

【チームKBC代表メンバー】 井本さん 井上さん 岩倉さん(左から)
 
 運動会では、「星降る里は きみのふるさと」を全校学園生で披露します。この曲は、平成元年に旧北郷村として置村100年を祝ってつくられた曲で、小椋桂さんのものだそうです。どおりで優しい歌詞とメロディです。「星降る地蔵の里」を誇る北郷ならではの曲でもあります。
 運動会の表現には、このほかに郷土芸能として「黒木ばんば」と「北郷音頭」があり、3つの曲を2つずつ組み合わせて発表しています。今年は、「星降る・・・」と「北郷音頭(盆踊り)」を取り上げます。どうぞご期待ください。
 こうして地域の皆様とかかわりながら、後継者を育てていく営みも学校としては大切にしたい取組です。地域住民の後ろ姿に学ぶ・・・やはりキャリア教育です。

本物との出会い

 子どもたちの感性を育てるためには、その道のプロフェッショナルの技を直に見聞きすることが大切であることに異論はないでしょう。「百聞は一見に如かず」ともいいます。今日、本学園の前期ブロックの子どもたちは、正に本物と出会うことができました。しかも身近な先生からでした。
 今日9月6日(火)は、月1回のブロック別集会の日。前期ブロック(1~4年生)は、毎月先生方からのお話をしていただいています。今日は音楽専科のY先生の順番です。


 いつもにも増してドレスアップしたY先生。T先生のピアノ伴奏に合わせて歌い出したのは、ヴェルディ作曲「乾杯の歌」という曲でした。イタリア語でした。その伸びやかで迫力のある歌声に、子どもたちも職員も一瞬で魅了されました。水を打ったような静けさの後から割れんばかりの拍手。どよめきが起きました。鳥肌が立ちました。全員が笑顔になりました。

 実はY先生、某有名音楽大学声楽科を卒業後イタリア留学も経験したプロのソプラノ歌手でもあるのです。いつもやさしく穏やかに接してくださるY先生。指導力の高さの裏付けとなる実力の確かさを子どもも職員も実感できた時間でした。

 ところで、ピアノ伴奏をしてくださった学習支援員のT先生。実はT先生も大学で音楽を専門に勉強され、高校の音楽免許をお持ちの才女です。流れるような演奏は、Y先生の歌唱をさらに引き立てていました。キラリと光る技を披露していただきました。
 このほかにも、小学部の鼓笛や合奏を熱心に指導してくださるO先生も高校の音楽免許を持っていらっしゃいます。それぞれがスペシャリストとしてご自分の力を発揮しながら、日常の指導に当たっていただけます。こんな環境にあることを子どもたちとともに感謝したいと思います。

学校支援ボランティアを募集しています

 開校2年目を迎えた美郷北学園ですが、学校を取り巻く組織づくりについても少しずつ取り組んでいます。その一つとして現在進行しているのが、学校の様々な教育活動を支援してくださるボランティアさんの組織についてです。実はこれまでにも、本の読み聞かせや野菜・米作りなど多くの活動にご協力いただいてきましたが、一つ一つが単発で学級担任と協力者とが直接やり取りをしながら進めてきました。活動が多岐にわたるにつれ、協力者の重なりや担当窓口の一本化が課題となってきました。
 そこで、地域の皆様と学校をつなぐ組織として「学校支援ボランティア・美郷北みまもり隊(仮称)」を立ち上げ、支援コーディネーターさんを中心に活動の充実を図っていくことになりました。この活動は、従来の学校への協力だけでなく、地域の皆様の趣味や特技を生かしていただくことも目的としています。また、子育て中のご家庭におかれましては、地域の先輩や同じ子育てに励んでいらっしゃる仲間とのコミュニケーションの場としてもご活用いただきたいと考えています。「子育てが楽しい」「美郷に住んでよかった」と思っていただけるような地域づくりに、少しでもお手伝いできればと考えています。
 学校通信「気風創造」でもお知らせしていますが、今回募集のチラシを作成しましたので、こちらもご覧ください。そして、ぜひともたくさんに皆様にかかわっていただければこの上ない喜びです。もちろん、美郷に住んでいなくても、遠く離れていらしても、ご協力いただけることがあればぜひお願いいたします。ご連絡をお待ちしております。

毛虫が大量発生!

 9月に入りました。日中は相変わらず暑い毎日ですが、朝夕は涼しさも感じるようになりました。
 そんな折、「校長先生、毛虫が大量発生しています!」との報告・・・。敷地内の桜の木に7~8㎝の毛虫がモゾモゾとうごめいています。特に体育館入り口の木には大量にいました。

 調べてみると「モンクロシャチホコ」という蛾の幼虫であることが分かりました。8月から9月にかけて発生するらしく、時期もぴったり。毛毒はないとのことでひと安心しました。
 しかし、9月18日(日)の運動会に向けて練習が始まっていることや当日の来客のことを考えて教育委員会にすぐに連絡をしてもらい、駆除をお願いしました。すると、課長補佐を先頭に3名の方がすぐにやってきて駆除してくださいました。

 このフットワークのよさが、美郷町の素晴らしいところです。これで明日からも安心して運動会の練習に取り組めます。教育委員会の皆様、本当にありがとうございました。