学校からのお知らせ

公益信託 弓削教育振興援助基金 贈呈式

8月27日(火)に、ホテルJALシティ宮崎にて、表記の贈呈式が開催されました。

この基金は、故弓削千歳(宮崎県出身 元教師)さんの遺産を活用しようと、千歳さんの甥で元医師の弓削達雄さんが昭和63年に創設したものだそうです。

今年は県内の5校に助成金が贈呈されました。

本校が今年、“子供の読書活動優秀実践校”として文部科学大臣賞表彰を受けてのことのようです。

本校ではいただいた助成金を活用し、図書室にスタンディングデスク(高さ調整機能付き机)4台を設置します。

実は、本年度の第1回学校運営協議会において、小さい子どもから年配の方まで広く活用できる机がほしいという意見が出されました。

図書室をコミュニティ・スクールの拠点として活用する旨の、貴重な意見でした。

実際にスタンディングデスクが届きましたら、またこのホームページで紹介したいと思います。

なお、当日いただきました趣意書の一部と、弓削達雄様、弓削三重子様との記念写真を紹介いたします。

~趣意書~

 未だ東京に行く人も少なかった大正の時代に、故弓削千歳は向学心に燃えてこの宮崎の地から単身上京しました。故人は大正5年に宮崎県立宮崎高等女学校を卒業して清武町・清武小学校で教諭の経験後、勇躍上京し、洋画や仏語を学び回教研究の傍らトルコ・タタール族子弟に日本語教育をするなどした後、昭和56年に懐かしい宮崎へ戻り昭和62年8月にその88年の生涯を閉じました。個人の遺産を相続した、弓削達雄他相続人は、協議の結果、進取の気性に富み向学心の厚かった故人の遺志を生かす為には、故人の後輩達を育む宮崎県内の学校、図書館その他の教育施設へ図書、教育器材等の購入の助成を行い、もって社会有用の人材の育成に寄与することが最善であると判断し、この事業を将来にわたって永遠に存続させるため教育振興援助基金を設定するものであります。