令和７年度の教育活動

5月最終週となりました。今週に入り、26日(月)に学校田の代かき、27日(火)に田植えを行いました。学校技術員の先生が、種もみからこの日に向けて準備をしてくれました。生き生きと育った稲の苗を、子どもたちは一つ一つ丁寧に植えていきました。秋の収穫に向けて、水やりや観察、お世話をがんばってほしいですね。最後に、「稲」は「いのちのね（命の根）」であること、命を育む食べ物として昔から大切にされてきたことなどの話をして終わりました。

今週は特に、「いのちの教育」につながる活動がありました。３つ紹介します。

①アゲハチョウの誕生～３年生の理科では、学級で「アゲハチョウ」のたまご→幼虫→さなぎ→成虫になる様子を、毎日やさしく見守りながら観察していました。そして、なんと5月22日(木)、見事、成虫になる瞬間を観察することができました。いのちの誕生に喜び、感激する姿がありました！

②生活習慣を整えよう～5月22日(木)の朝の時間、「すくすくタイム」の中で、保健室の先生が中心となり、生活習慣の大切さを学ぶ活動をしました。「早寝・早起き・朝ご飯」に加え、勉強や運動など活動する時間を、平日と休日に分けて子どもたちに考えさせ、スケジュールを立てさせました。生活習慣を整えることは、心と体の成長にもつながります。それは、自分自身の健康づくりにも役立ちますし、「いのち」にも関わることです。ぜひ、計画したことを実践につなげて、よりよい生活リズムを実感してほしいです。

③漁業体験～5月23日(金)の午前中、延岡水産開発株式会社のご協力のもと、漁業体験をさせていただきました。子どもたちは、魚の選別作業の体験や、魚の処理の仕方などの見学を通して、漁業に従事する方の仕事の様子を感じ取ることができました。また、日頃から水産物などの海の恵みをいただいていることに対して、改めて「いのち」をいただいていることへの感謝の気持ちをもつことができました。本物に触れるって、大きな意味がありますね。ご協力いただいた方々、本当にありがとうございました。今回の漁業体験は、地元の一般社団法人「うらしろスマイルプロジェクト」からの学校支援も兼ねております。

浦城小学校への案内表示が完成しました！　国道388号線沿いにある案内表示ですが、長年の風雨により、老朽化しておりました。４月に、保護者や地域の方々に案内表示のリニューアルを相談したところ、すぐに対応してくださり、錆落としや錆止めの作業、下地塗り・本塗りを経て、この度、とても素敵な学校案内が完成しました！　浦城小学校の子どもたちや職員はもちろん、来校される方や浦城地区の方々も、大変喜ばれていると思います。ご協力いただいた方々、本当にありがとうございました！

5月20日(火)の朝、地震・津波に対する避難訓練を実施しました。教室の机の下にもぐり、頭を守る行動をとった後、防災頭巾を身に付けて、運動場に避難しました。その後、津波警報への対応として、地域の高台（ゴルフ場）へ避難しました。子どもたちは、真剣な顔つきで、避難訓練に取り組んでいました。訓練を終えて、子どもたちに「津波てんでんこ」の話をしました。「津波てんでんこ」は、津波がやってくる際、自分の身を守るために、家族や仲間と離れてでも高い場所や安全な場所に避難することを意味します。これは、「自分の命は自分で守る」という考え方を表しています。この言葉のように、自分の命を守るために、早く安全な場所に逃げることが何よりも大切です。ぜひ普段から、家庭や地域でも話題にしていく必要がありますね。

5月16(金)の午後、第１回学校運営協議会が行われました。授業参観をしていただいた後、学校運営協議会委員の皆様に、延岡市教育委員会からの委嘱状をお渡ししました。また、学校長からの学校経営方針説明をはじめ、本年度の年間計画や学校評価等についての提案・協議を行いました。後半は、6月14日(土)に予定されているオープンスクール＆みんなの学校フェスについて担当者から説明があり、具体的な取組のイメージをもったり、役割分担の確認をしたりすることができました。今後も浦城地区の特色や資源の活用をしながら、地域の団体等との連携を図り、さらに地域とともにある学校づくりを進めていきたいと考えています。学校運営協議会委員の皆様をはじめ、地域の方々、今後ともどうぞご理解とご協力をよろしくお願いいたします。