坂本日記

心がそろう

 長野県、円福寺の和尚さん、藤本幸邦氏(1910~2009)の「はきもをそろえる」という詩を紹介
します。
 はきものをそろえると心もそろう 心がそろうとはきものもそろう
 ぬぐときにそろえておくと  はくときに心がみだれない
 だれかがみだしておいたら  だまってそろえておいてあげよう
 そうすればきっと  世界の人の心もそろうでしょう

 7日(水)の始業式の中で子どもたちに話しました。自分のシューズやスリッパ、くつなどが揃えられな
い人は、自分のことしか考えていない人です。自分のこともできない人ですね。しかし、逆にシューズやく
つが揃えられる人は、自分はもとより、相手のこと、次の人のことまで考えられる気持ちの優しい人、心の
落ち着いた人と言えます。そんな人が増えていけば、世界中の人たちの心もそろって、みんなが優しい人に
なれそうですよね~。本校の子どもたちには、そんな人になれるように頑張って欲しいと思っています。

 このシューズは、入学式を終えた卒業生が来校した時の玄関に置かれてあったくつです。ごく自然に、校
舎内へと入っていきましたが、くつ並べもごく自然でした。何も考えずともできるような力が身に付いてい
るのですね~<(_ _)>