スクールワイドPBSの取組

スクールワイドPBSをテーマにディベート! ~ 生徒総会Ⅱ

 

 11月14日(金)、今年度2回目となる生徒総会を開催しました。今回は、ディベートを通してスクールワイドPBSへの理解を深めることを目的とし、各学年が PBS に関するテーマを設定したうえで、学級ごとに是・否の立場から討論を行いました。

 1・2年生の共通テーマは、「飫肥中学校生のあいさつを向上させるためにはシールが必要である」でした。これは、以前実施したあいさつキャンペーンで、先生方があいさつのできた生徒にシール(チケット)を渡した取組に基づいて設定されたものです。各学級では、代表の3名のディベーターを中心に活発な議論が展開されました。
 肯定側からは「1学期のキャンペーンでは、あいさつをする生徒が実際に増え、一定の効果が見られた」といった意見が述べられ、否定側からは「そもそもあいさつは相手への礼儀を示す行為であり、シールがなくても飫肥中生は自然にあいさつができるはずだ」といった主張がありました。

 3年生のテーマは、「スクールワイドPBSが目指すのは、生徒全員が同じ行動をとることができる学校である」でした。肯定側からは「集団としての質を高めるには、一人ひとりが共通のルールに沿って行動することが不可欠である」との意見が出され、否定側からは「飫肥中のスローガン『違いを力に変える』が示すように、目標は同じであっても行動への移し方については多様性を大切にすべきである」との主張が述べられました。

 いずれの学年でも、学級全体が協力し、鋭い質問や丁寧な応答を重ねながら、真剣に意見を交わす姿が見られました。

 今回のテーマは、実際にスクールワイドPBSを進めるうえで、私たち教員の間でも議論となる難しい内容です。そうした課題に向き合い、ディベートに主体的に取り組んだ生徒たちは、PBSへの理解を一段と深めてくれたように感じます。
 今後は、生徒会を中心に、さらに実践を積み重ねていく予定です。生徒たちの主体的な取り組みに、大いに期待しています。

スクールワイドPBSをテーマとしたディベートの様子スクールワイドPBSをテーマとしたディベートの様子スクールワイドPBSをテーマとしたディベートの様子スクールワイドPBSをテーマとしたディベートの様子