泰平踊 小米桜 文化発表会
生徒が自らできる環境をつくり、見届けて、認めて伸ばす教育の推進
~ スクールワイドPBS※の実践をとおして ~
スクールワイドPBSは学校の生徒指導(支援)体制づくりの手法の1つです。一般に生徒指導と言いますと、とるべきではない行動を無くすための指導をしていくというイメージが強いと思います。スクールワイドPBSではその逆で、とるべき行動を増やすための指導を行います。
スクールワイドPBSを実践する上で本校が大切にしていることは、どの生徒もとるべき行動を自ら実行できる環境をつくるということです。具体的には、学校の様々な場面ごとにあらかじめとるべき行動を決めておいて、一つ一つの行動について意義ややり方を説明したり、モデルを示したり、また行動を意識できるようにポスターを掲示したりするなどして、全職員で全ての生徒がその行動を実行できる環境をつくります。そして教員がしっかりと見届けて生徒がとるべき行動を実行できたときには、できたことを認め、生徒がまたその行動をとりたいと思うようなフィードバックをします。このようにして実践を積み重ね、全ての生徒に対してとるべき行動を増やしていきます。
飫肥中学校では、スクールワイドPBSの実践をとおして、生徒の自己肯定感を高め、主体的に学びに向かう態度や意欲を育成することを重点目標として取り組んでいます。
飫肥中学校では、行動目標を職員と生徒会役員が協力して話し合い、策定しました。
検討にあたっては、
・肯定的な表現であること
・読んだ生徒が具体的な行動を思い浮かべられること
・行動できているかを誰もが分かりやすく判断できること
の3点を大切にしました。
話し合いの場では、職員が「少し抽象的で、生徒には行動がイメージしにくいのでは」と感じた表現についても、生徒からは「こちらの言い方の方が、何をすればよいか分かりやすい」といった前向きな意見が出され、活発な意見交換が行われました。
こうして、生徒と職員が一緒につくり上げた飫肥中学校の行動目標が完成しました。
令和7年度スクールワイドPBSの取組
今度はサファリパーク?! ~ 第2回スクールワイドPBSキャンペーンの実施
12月2日から12月12日までの2週間、今年度2回目となるスクールワイドPBSキャンペーンを実施しました。今回は行動目標の中から「1分前に着席しよう」を重点目標として設定し、例年この時期に行っているノーチャイムウイークの取組の一環として実施しました。
はじめに、「できる環境づくり」として、学級担任が改めて1分前着席の意義や大切さについて説明しました。その上で、各学級の生徒会生活委員会の黙想係の生徒が、これまでどおり1分前着席の呼びかけを行いました。
次に、「見届けて認める」取組として、黙想係の生徒が毎時間、1分前着席ができた生徒を確認し記録しました。その日の記録を学級担任が確認し、翌日の朝の会で、目標を達成した生徒を紹介して認めることとしました。
生徒が「認められた」という実感をもち、次の意欲につなげられるよう、学級担任による「認め」の工夫として「obi zoo safari(オビズーサファリ)」の取組を行いました。生徒用タブレットを活用し、あらかじめ全員にサファリパークの台紙を配付しておき、1分前着席ができた生徒には、学級担任からアイテム(動物)が送られる仕組みです。生徒たちは、送られたアイテムを思い思いの場所に配置し、自分だけのサファリパークを完成させていました。
今回のキャンペーンを通して、生徒たちは1分前着席への意識を高め、実践の広がりを見せてくれました。キャンペーン期間は終了しますが、今後もこの取組が日常の行動として定着していくことを期待しています。
授業中のメリハリをつけよう! ~ 第1学年グレイドワイドPBS
飫肥中学校では、12月8日(月)から1週間、学年ごとに行動目標を設定し、グレイド(学年)ワイドPBSの取組としてキャンペーンを実施しました。第1学年では、「(授業中)メリハリをつけよう」を行動目標に掲げ、キャンペーンに取り組みました。
まず、「できる環境づくり」の手立てとして、授業中にメリハリをつけるとは具体的にどのような行動なのかを生徒一人ひとりが理解できるよう、学年集会を実施しました。集会では、学級役員が中心となり、ロールプレイングを取り入れた説明を行いました。「メリハリをつける」とは、「聞くときはしっかり聞く」「話すときは進んで話す」ことだと確認し、聞く場面や話し合いの場面を想定したロールプレイングを通して、望ましい行動を具体的に示してくれました。
次に、「見届けて認める」手立てとして、授業をした先生が、メリハリのある態度で授業に取り組めていると判断した場合、ジグソーパズルのピースを1つ渡す取組を行いました。ジグソーパズルの台紙は第1学年の廊下に掲示し、絵が完成していく様子を学年全体で確認できるようにしました。
このキャンペーンを通して、1年生の生徒たちは、授業に取り組む態度にメリハリをつけることの大切さについて深く考えるとともに、仲間と共に実践することで、授業で得られる達成感がより高まったことを実感できたと思います。キャンペーンは終了しましたが、今後もメリハリを意識し、主体的に授業に臨んでくれることを期待しています。
スクールワイドPBSをテーマにディベート! ~ 生徒総会Ⅱ
11月14日(金)、今年度2回目となる生徒総会を開催しました。今回は、ディベートを通してスクールワイドPBSへの理解を深めることを目的とし、各学年が PBS に関するテーマを設定したうえで、学級ごとに是・否の立場から討論を行いました。
1・2年生の共通テーマは、「飫肥中学校生のあいさつを向上させるためにはシールが必要であるか」でした。これは、以前実施したあいさつキャンペーンで、先生方があいさつのできた生徒にシール(チケット)を渡した取組に基づいて設定されたものです。各学級では、代表の3名のディベーターを中心に活発な議論が展開されました。
肯定側からは「1学期のキャンペーンでは、あいさつをする生徒が実際に増え、一定の効果が見られた」といった意見が述べられ、否定側からは「そもそもあいさつは相手への礼儀を示す行為であり、シールがなくても飫肥中生は自然にあいさつができるはずだ」といった主張がありました。
3年生のテーマは、「スクールワイドPBSが目指すのは、生徒全員が同じ行動をとることができる学校であるか」でした。肯定側からは「集団としての質を高めるには、一人ひとりが共通のルールに沿って行動することが不可欠である」との意見が出され、否定側からは「飫肥中のスローガン『違いを力に変える』が示すように、目標は同じであっても行動への移し方については多様性を大切にすべきである」との主張が述べられました。
いずれの学年でも、学級全体が協力し、鋭い質問や丁寧な応答を重ねながら、真剣に意見を交わす姿が見られました。
今回のテーマは、実際にスクールワイドPBSを進めるうえで、私たち教員の間でも議論となる難しい内容です。そうした課題に向き合い、ディベートに主体的に取り組んだ生徒たちは、PBSへの理解を一段と深めてくれたように感じます。
今後は、生徒会を中心に、さらに実践を積み重ねていく予定です。生徒たちの主体的な取り組みに、大いに期待しています。
研究だより№1を発行しました。
令和6年度スクールワイドPBSの取組
令和6年度日南市立飫肥中学校校内研究のまとめ【完成版】.pdf
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