学校の様子

2024年6月の記事一覧

飫肥中学校キャリア教育 第2弾!よのなか教室(2年)

 6月17日(月)に、第2学年で「よのなか教室~キャリア教育に関する講演会」を行いました。宮崎県キャリア教育支援センターの水永正憲先生が来校され、「なぜ、働くのか?」「自分にとって幸せとは何か?」をテーマに講話をしていただきました。講演の中で、水永先生から次のようなお話をいただきました。

「中学生である今、自分にとって幸せは何かということを脳みそに汗をかくくらいじっくりと考え抜くことが大切である。そうすれば、自分が足りていないことに気づく、そのために学ぶ。学ぶことの意味ががみえてくる。」

「自分にとって幸せとは何かを考えるとき、”自分のために”と考えると自己中心的になってしまう。”誰かが、何かが自分を待っている”と考えると、誰かの役に立つという視点が生まれ、人のため社会のために働くという意義につながる。」

「大切なのは失敗しないことではなく、失敗を生かす考え方と、くじけない強さである。」

 この講演を機会に、将来の自分の姿、生き方について思いを巡らし、豊かな人生を送っていくためにも、「自分にとって幸せとは何か?」の問いかけをもち続けてほしいと思います。

飫肥中学校キャリア教育 第1弾!企業訪問(1年)

 6月14日(金)に、第1学年で『校外学習~職場訪問学習』を実施しました。榎原にある「吉田産業」、細田にある「ニチワ」の二つの事業所を見学してきました。キャリア教育の一環として、地域の企業を訪問し、職業に対する関心を高めることを目的としています。日南市所有の小型バス2台(1クラス分)をお借りし、2クラスの移動の時間帯をずらしたり、訪問先を交互にしたりするなど、日程を工夫しながらの活動となりました。 

 参加した1年生からは、「機械の大きさにびっくりした」「ロボットが自動で作業をしているのをみて驚いた」といった感想が聞かれました。地域の産業に対する理解を深め、職業について関心をもつ貴重な体験を得ることができたようです。ご協力いただきました企業の皆様、本当にありがとうございました。

果敢に戦う姿に大きな拍手!南那珂地区中総体

 6月8日(土)から15日(土)にかけて、南那珂地区中学校総合体育大会が実施されました。
 9日(日)は雨天のため野球と男女ソフトテニスの試合が1日順延となりましたが、無事に終了することができました。本番では選手たちが自分を信じ、仲間を信じて最後の1秒まで果敢に戦い抜く姿を見せてくれ、心から感動しました。全員に大きな拍手を送りたいと思います。応援してくださった保護者の皆様にも心より感謝を申し上げます。

 結果、団体では、男子バスケットボール部、女子テニス部が優勝、陸上男女がアベック総合優勝を果たすなど、優秀な成績を残してくれました。そして、県大会出場は、男子バスケットボール部、女子ソフトテニス部団体・女子個人2ペア、柔道個人73kg級1名、陸上部男女個人・リレー種目など多数となりました。各競技とも7月中に宮崎県大会が開催されます。なお、吹奏楽部が15日(月)「海の日」に、宮崎県吹奏楽コンクールに参加します。
 どの部活動も県大会までの残りの期間に、更に力を付けて飫肥中旋風を巻き起こしてほしいものです。各部の頑張りに期待しています。
 南那珂地区中総体結果は以下の通りです。


 〇男女バスケットボール部~ 男子バスケット優勝(4勝0敗)、女子バスケット~4位(1勝3敗)

 〇野球部~ 初戦勝利(対北郷 2-1)、準決勝敗退(対吾田 2-5)

 〇剣道部~ 男子団体:3位

 〇男女ソフトテニス部~ 男子団体 3位(予選リーグ2勝1敗、準決勝0-2吾田)

                                            女子団体 優勝(予選リーグ2勝1敗、準決勝2-0吾田、決勝2-0串間)

                                            女子個人 津曲・長嶺ペア(優勝)、松下・仁木ペア(準優勝) 

 〇陸上部~ 男子:総合優勝 女子:総合優勝 

 <男子各種競技 ※1位のみ掲載 ほか多数の生徒が入賞> 

  共通800m、3年1500m(有衛桜華)、共通3000m、2年1500m(加藤浩人)、

  2年100m、共通三段跳(田脇晴也)、1年1500m(有衛健心)、共通400mR 

<女子各種競技 ※1位のみ掲載 ほか多数の生徒が入賞>

  共通100mH(3年外山夏羽)、共通走高跳(2年金田優愛)、2年800m(佐原苺果)、                  

  共通砲丸投(2年中村美心)、低学年80mH(2年山田望結)、1年100m(菊池瑠香)、

  1年800m(松尾楓)

自分たちに関わることを自分たちの力で!生徒総会

 5月31日(金)に生徒総会が開かれました。生徒総会は執行部や各種専門委員長、議長らが中心となって、企画から当日の運営まですべて生徒たちが担います。体育大会が終わって10日間ほどの短い期間しかありませんでしたが、協力し合って丁寧に準備を進めてくれた結果、とても素晴らしい総会となりました。

 まずはじめに、生徒会スローガン「結束 BAND TOGETHER」が承認されました。飫肥中生全員がお互いに強く結び合っていこうという思いが伝わってくるスローガンです。「共生」の心を大切にしている飫肥中学校にぴったりだと思ころでした。

 次に、各種委員会の年間目標と計画が承認されました。自分たちの手で飫肥中学校をさらに良い学校にしていくんだという意気込みが感じられ、とても頼もしく感じたところでした。

 後半は全校生徒による討議を行いました。テーマは2つあり、1つは校則の見直しで「男女の髪型に関する校則を統一すること」について討議しました。個人の価値観の尊重やジェンダーフリーの観点からの意見などが活発に出されました。もう1つは「集団の中でどれだけ自分らしさが許されるか」ということについて討議が行われました。ルールの範囲内であり他者に不快感や違和感を与えなければ良いのではないかといった意見が出されました。途中、意見を求められた先生から「時と場、自分の置かれた立場に応じた身なりができることが大切だと思う」というお話を聴いて、さらに考えを深める様子がみられました。とても難しく、簡単には結論にたどり着くことができない内容でしたが、一人一人の生徒が自分事としてしっかりとテーマに向き合い自分の考えを堂々と述べることができていました。将来、郷土の偉人小村寿太郎侯のように、国を背負って議論ができるような人材が育ってくれることを期待したところでした。